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こんな医療事故が現実に 人間は100%完璧ではありません。しかし、医療現場において、その時の 100%を目指そうとするのは、当然のこと。だが、医療事故の現実は酷い。 【"単純なミス"=現代の医療事故】 全国の主な医療機関で起きた「医療事故」の実態(おそらく一部)が、明らか になった。調査をまとめたのは、「日本医療機能評価機構(東京)」である。 http://jcqhc.or.jp/ 調査対象は、旧国立や大学病院など、全国約560の医療機関。 それらによると・・・ 2004年10月〜2006年3月の起きた「医療事故」の内、 ─────────────────────────────────── ●「患者の取り違え」 9件 ─────────────────────────────────── *例としては、 ─────────────────────────────────── 「血液型を誤って、輸血したケース」= 2件 など ─────────────────────────────────── 医療機関側は次のような言い訳をしている。 ─────────────────────────────────── 「医師の欠員が続き、多忙で、マニュアル通りの確認作業を怠った」 「思い込みで、漫然と、業務を行った」 ─────────────────────────────────── ●「手術・処置部の取り違え」 9件 ─────────────────────────────────── *例としては、 ─────────────────────────────────── 「白内障の手術で、左右の目を間違える」 「CT画像を見誤って、頭部の左右を間違えて、手術した」など ─────────────────────────────────── *上記18件の内、 ─────────────────────────────────── 「治療後に傷害が残った可能性の高いケース」= 3件 ─────────────────────────────────── ★医療事故に至らなかったが…「ヒヤリ・ハット」の事例 ─────────────────────────────────── *全国約1200の医療機関で、2005年4〜9月 約260件 ─────────────────────────────────── この数字は、たかだか公的に属すると思われる医療機関の560程度を調べ ただけである。日本全国には、約9万以上の病院がある。つまり、今回の数字 は、全体の0.6%に過ぎない。 もし、そこで、18件の「患者の取り違え」や「手術・処置部の取り違え」 など、単純だが、非常に重大な「医療事故」が起こっているとしたら、これを 9万という数字に当てはめてみると、何と『2892人』もの患者が、「医療 事故」に遭っている計算になる。 それを・・・ 医療機関側が、「多忙」だとか「人が足りない」とか「思い込みで漫然」 などと、言い訳をすることが、許されるのだろうか? 確かに、以上のような事情があるのは、私も充分に承知している。 だが、こんな"単純なミス"でいつも泣きを見るのは、患者であり、その家族 達だ。事が命に関わることであり、「ごめんなさい」と謝って、済む問題では ない。最終的には、お金の話になるが、それとて、亡くなった命を返すことに はならない。 私は、以前にも指摘したが、これらの「医療事故」には、日本特有の医療シ ステムが、密接に、関連している。 それは・・・ 常に「医師」が、その頂点に立っているということである。そのため、看護 師にしても、薬剤師にしても、その他の医療スタッフにしても、「医師」が間 違っていると思っても、容易に指摘出来ない環境がそこには存在する。 これが、"単純なミス"=現代の医療事故を引き起こす大きな要因である。 今後、患者の命を第一に考え、「医療事故」が起こりにくい環境を作って行 くには、全ての医療スタッフが、"横並び"の関係にならなければ、難しい。 ただし、日本の医療機関が、"横並び"の方向に進むことが出来れば、医療レ ベルを、現在より、2段も3段も、アップさせることが可能だろう。 「お偉い先生(医師)が、"全てを取り仕切る医療"はもう終わった。 これからは、各パートにおいて、プロ意識を持って、仕事をすべし」 **科学で減らすのは可能?・・・→ http://tinyurl.com/mo9uc
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