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意外や意外「脂肪肝」が、
貴方を"メタボリック症候群"から救う!?



 肥満や高血糖、高血圧、高脂血症が重なる"メタボリック症候群"。これが、
最近、マスコミを賑わしている。こういう人は「脂肪肝」になりやすいが…。


【「脂肪肝」が太り過ぎにブレーキ】

 「脂肪肝」になると、肝臓が、神経と脳を通じて、指令を出し、全身の脂
肪組織を燃焼させ、やせることが、分かった。

 これを発見したのは・・・

 東北大大学院医学系研究科の片桐秀樹教授(内分泌代謝学)の研究チームが、
マウスの実験で発見し、6月16日付の米科学誌サイエンスに発表。

 「脂肪肝」は、一般的に、"メタボリック症候群"の人に良く見られる。
───────────────────────────────────
★この実験は次のような手順で行われた。
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  ●『糖尿病のマウス』を、遺伝子操作
         ↓        ↓
    「脂肪肝のグループ」   「脂肪肝でないグループ」(対照区)
         ↓            
    ◎エネルギー消費が増え、  
     脂肪組織は分解されて縮小

    ◎血糖値も下がり、糖尿病改善     
───────────────────────────────────
★研究チームは、上記のメカニズムを検討。
───────────────────────────────────
 脳と脂肪組織をつなぐ「交感神経の遮断」実験を行う。
           ↓
 エネルギー消費の増加=「交感神経の活性化」によるもの。
           ↓
 更に・・・

  肝臓と脳を結ぶ「迷走神経を切断」 → 脂肪分解は進まない。
───────────────────────────────────
★「脂肪肝」がやせさせるメカニズムとは?
───────────────────────────────────
 「脂肪肝」 → やせさせる信号 → 迷走神経 → 脳に発信
                           ↓
                    肝臓に脂肪が溜まったことを感知
                           ↓
        交感神経を通じて、全身の脂肪組織に脂肪を燃やすよう指示
───────────────────────────────────

 研究チームのリーダーである片岡教授は期待を込めて、次のように語る。

 「脂肪肝は、肥満になるのに、ブレーキを掛け、体重を調節している。
  ヒトにも、同様の機構があると考えられ、指令を促進する物質を開発
  出来れば、肥満や糖尿の治療薬になる」

 私は、正直言って、単純に「脂肪肝」=「悪」と考えていた。まさか、これ
が、"やせる"という指令を脳に与えているなんて、思いもしなかった。

 ただ、少し疑問に思ったのは・・・

 "メタボリック症候群"になったら、「脂肪肝」になる方が良いのか?

 それとも・・・

 "メタボリック症候群"になったら、ほとんど「脂肪肝」になるのか?

 日を改めて、もう一度、「脂肪肝」を深く読み解きたい。


    **これが危険信号・・・→ http://tinyurl.com/noj2t

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