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「牛肉輸入再開」は大丈夫?"ある疾患"との比較 米国の牛肉輸入再開は、なし崩し的に、間もなく行われようとしている。喜 んでいるのは、「吉野家」くらいで、販売店、飲食店共、懐疑の目で見ている。 【原因は"異常プリオン"なのか?】 狂牛病=牛海綿状脳症(BSE)の牛を食べて、発病するとされる変異型ク ロイフェルト・ヤコブ病(CJD)は、感染から発病までの潜伏期間が、長い 人で50年を超す可能性があるとの推測を、英ロンドン大などのチームが、 この度、英医学誌ランセットに発表。 *変異型クロイフェルト・ヤコブ病(CJD) http://www.unlimit517.co.jp/ana38.htm 従来は、長くて20年との推測だった。上記、チームは、この結論から、 CJDに関しては、「長期的監視」が重要と、訴えている。 この"根拠"とされるものは・・・ BSEやCJDと同様に、「異常プリオンが原因」とされる"クールー病"。 死者への敬意を表す手段として、人の脳を食べる習慣があったパプアニュー ギニアの一部に残る疾患で、潜伏期間は、平均12年とされてきた。 チームは・・・ 比較的最近、死亡した患者11人の中に、潜伏期間が、50年以上と見られ る例を、複数発見した。 こうした人に共通した遺伝的特徴も見つけ、潜伏期間は「個人の遺伝的特徴 に左右される」と推定した。 一方・・・ 変異型クロイフェルト・ヤコブ病(CJD)でも、患者に共通する遺伝的特徴 があることなどから、現在のこの疾患に関する患者は、潜伏期間が、特に短い 人であり、牛から人へ種を超えた感染の影響を考えると、50年より、更に、 長い期間を経て、患者が増え続ける可能性があると、結論付けている。 この結論は・・・ ─────────────────────────────────── "クールー病"=変異型クロイフェルト・ヤコブ病(CJD)=BSE =「異常プリオンが原因」という共通性が、基になっている。 ─────────────────────────────────── 確かに、「異常プリオンを原因」とする研究者は多いが、定かではない。 もし、これらの共通性が、間違っていたら、上記の結論を導き出すことは、 出来ない。原因は、もちろんのこと、これら3種類の疾患については、ほとん ど解明されていないのが、現状である。 米国のある高官が、CJDという疾患に関して、「交通事故に遭うより確率 が低い」と言い放ったが、BSEも含めて、確率の問題ではなく、科学で詳細 を解明して行くことが、大切なのである。 実際に、この疾患に罹って、死んでいた人達を調べてみると、非常に悲惨な 死に方をしている場合が多い(米国内では"CJDで死んだ"と認めていないと ころもある)。 潜伏期間を解明することも、確かに、大事なことだが、もっと知らなければ ならないのは、「原因が一体何であるか?」ということ。それが判明しなけれ ば、「治療薬の研究・開発」→「治療法の確立」と進んで行けない。 まだ、CJDやBSEが、どんな悪さをして、どんな拡がりをするのかも、 未知の部分が多過ぎるのである。それだけに、危険性があれば、未然に防いで 行かなければならない。日本では、そのための「全頭検査」である。 だから、『CJDやBSEは確率の問題ではない』と肝に銘じて欲しい。 **ほとんど解明されてない・・・→ http://tinyurl.com/e8n22
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