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それは「院内感染」があるからだ〜MRSA 以前から問題になっていたが、なかなか尻尾を出さなかった院内感染の原因 菌と言われているMRSA。先頃、我が北海道の北大のグループが解析に成功。 【"Gat"をガッツで叩け!】 その成功は・・・ 北大大学院先端生命科学研究院の田中勲教授(構造生物学)のグループによっ て、もたらされた。 田中氏らは、院内感染の原因菌と言われている「メチシリン耐性黄色ブドウ 球菌(MRSA)」が持つ酵素の立体構造を解析することが、出来たのである。 グループが解析した酵素は・・・ ─────────────────────────────────── ●「Gat(ガット)CAB」というタンパク質複合体 ─────────────────────────────────── これは、MRSAを形作る数千種類のタンパク質を合成するのに、 「必要不可欠な酵素の1つ」である。 今回の研究で、この酵素を構成する「GatA」と「GatB」という 2種類の酵素が、どのように、結合しているかを解明。 2種類の酵素の間には、「トンネルのような機構」が存在し、その中に、 タンパク質を作るのに、重要な役割を果たす「アンモニアの浪費を防ぐ 栓のような仕組み」があることなど、詳細な構造を、突き止めた。 ─────────────────────────────────── 近年、MRSAは、特効薬とされる最新の抗生物質も効かない"耐性菌"の報 告例も、数々上がってきている。抗生物質と原因菌は、まさに"いたちごっこ"。 抗生物質が強力になればなるほど、原因菌も強力になってしまう。 *院内感染の実態と抗生物質について http://www.unlimit517.co.jp/ana119.htm だからと言って・・・ 病気で苦しんでいる人々を前に、手をこまねいて、傍観している訳にも行か ない。例え、"いたちごっこ"であろうとも、強力な原因菌(MRSAのごとき) が出現したら、それを叩いて行かなければならない。 今回の貴重な解析は、「MRSAの生存の仕組み」を明らかにする糸口とな った。そして、「GatA」と「GatB」という酵素の働きを抑える化合物 の開発が進み、必ずや、「MRSAに効く新薬の開発」へと繋がって欲しい。 医療に関しては、日進月歩。その歩みを止める時、人類は敗北を認める。 **確率を低くする・・・→ http://tinyurl.com/k3tb6
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