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「魚」から新たに検出された汚染物質 我々は「肉」ばかりに注目するわけにはいかない。もう一つの大きな柱「魚」 にも大きな問題が存在する。それは、海や河川が汚染された事による影響だ。 【あの"PCB"と似ている物質】 毒性が強く、世界的な環境汚染が問題になっている「ポリ塩化ビフェニール (PCB)」と似た"新種の臭素系の汚染物質"が、市販の「魚」の中に、蓄積し ていることを、"ある日本のグループ"が、世界で初めて、確認した。 "ある日本のグループ"とは・・・ 摂南大学薬学部(大阪府枚方市)の太田壮一助教授らのグループである。 確認された物質と、構造や毒性が類似しているとされるのが、ダイオキシン 類対策特別措置法の毒性評価対象となっている「コプラナーPCB」。 「コプラナーPCB」とは・・・ ─────────────────────────────────── 電気製品に広く使われた有機塩素化合物、ポリ塩化ビフェニール(PCB) の内、ダイオキシンに化学構造が似た種類の総称。 免疫を低下させ、奇形を誘発するなど、ダイオキシンと似た強い毒性があ るとされる。食物摂取により、人体に蓄積されると、考えられており、 母乳からの検出が、報告されている。 ─────────────────────────────────── 今回、確認された物質は、「コプラナーPCB」に含まれる塩素の一部が、 臭素に置き換わった物質で『塩素・臭素化ビフェニール(PXB)』と呼ばれる。 あるスーパーで市販されていた「サバ」「イワシ」「天然ハマチ」「養殖ハ マチ」について、4種類のPXB濃度を分析したところ、全てのサンプルから、 4種類のPXBが、検出された。 ─────────────────────────────────── ■毒性が最も強いダイオキシンの毒性に換算して、 評価した暫定の毒性換算値(TEQ) 脂肪1g当たり ─────────────────────────────────── 「サバ」 平均14ピコグラム 「イワシ」 平均3ピコグラム 「天然ハマチ」 平均21ピコグラム 「養殖ハマチ」 平均 19ピコグラム ─────────────────────────────────── *この4種類だけで、「コプラナーPCB」12種類の総濃度に匹敵。 ─────────────────────────────────── 摂南大グループのリーダーである太田助教授は・・・ ─────────────────────────────────── 「PXBの毒性も考慮すれば、国が定めるダイオキシン類の耐容1日摂取量 (体重1キロ当たり4ピコグラム)をオーバーする可能性が出て来る。 環境中に、広く存在していることも考えられるので、食品や環境汚染の 実体解明、発生源の解明が、急務である」 ─────────────────────────────────── と、注意を促している。 我々は、現代に生きている。何を食べても、どれを選択しても、100% 「環境ホルモン」などの影響を受けていないものを、口に入れるのは不可能で あろう。我々に出来るのは、なるべく影響を受けていないと思われるものを、 選ぶくらいである。 ただし・・・ こういう「情報」に対して、無知であってはいけない。「情報」を怖がり、 危機感を抱くだけではなく、うまく活用して行く。現代社会を上手に生き抜く ためには、如何に氾濫する「情報」を取捨選択し、その上で生かし、肩肘張ら ずに、「健康リスク」の少ない方を、目指して行くのが、良いと思う。 **人類は攪乱される・・・→ http://tinyurl.com/g88vm
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