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コイツらに滅ぼされる?アルゼンチンアリの恐怖 貴方は、この名前を聞いたことがありますか?「アルゼンチンアリ」。私は、 この前のテレビで初めて聞きました。そこでは、岩国市の話が出ていました。 【"スーパーコロニー"って何?】 「アルゼンチンアリ」というのは、働きアリの体長が、約2.5ミリ程度の 比較的小さなアリのようです。体形は、従来のアリに比べると、スマートで、 細長く、長い触角を、持っています。 *こんな感じです→ http://ant.edb.miyakyo-u.ac.jp/J/Taxo/F90012.html 「アルゼンチンアリ」の行列を、遠目に見ると、"黒色"に見えることがあり ますが、近付いて、良く見ると、実際の体色は"茶褐色"(上記の写真を見てい ただければ、良く分かります)です。 特徴として・・・ 動きが大変すばやく、ちょこまかと動き回ります。また、エサを取りに向か う時に、多数の働きアリが、行列を作るなどが、挙げられます。 その生態とは・・・ 大変、食欲旺盛な雑食性のアリ、本当に、何でも食べます。中でも、砂糖や 花の蜜などの甘味を、好んで、食べます。その他、果物、柑橘類、トウモロコ シなどの芽、花、実を食べたり、種子や花の蜜を、巣へ持ち帰ります。 巣の作り方・・・ 他のアリのように、地中にも、巣を作りますが、非常に、"営巣性"(巣を作る 性質)が高いため、いろいろな場所に、作ります。 特に・・・ 物のすき間や"人手が加わった場所"を好み、石や木・枯れ葉の下、コンクリ ート構造物のひび割れの中、家壁のすき間、カーペットの下、車のトランクの 中など、どんな場所でも、巣を作る性質を、有しています。 他のアリと大きく違う点は・・・ 「大多数の働きアリ」と「複数の女王アリ」からなる大規模な巣(スーパー コロニー)を、形成します。ここが、他のアリと、大きく違う点です。 アルゼンチンアリの1つの巣の中には、「多数の女王アリ」が存在し、多い 時には、1つの巣の中に、「数百匹の女王アリ」が、存在することも、確認さ れています。 勢力拡大・・・ 物質や人に付着して、移動する場合を除けば、主に「巣分れ」をすることに より、分布を、拡大します。 新しい女王は、「巣分れ」する時に、元々いたオリジナルの巣の近くに、新 しい巣を作りますが、それぞれの巣は、繋がっていることが多く、しばしば、 働きアリが、行き交いますので、実際は、1つの大きなコロニー(巣の集団= スーパーコロニー)と、言えるでしょう。 活動の特徴は・・・ 気温5度〜35度の範囲内の時に、活動します。しかし、冬季などの寒い時 期は、活動が著しく低下するようです。 「働きアリ」が、卵から成虫になるまでの期間は、約2ヶ月で、その寿命は、 10ヶ月〜1年くらいと、なっています。 「女王アリ」は、産卵能力が非常に高く、条件が良ければ、1日に、約60 個の卵を産むことが、出来ます。ただ、気温が、20度以下になると、産卵を しなくなりますので、年がら年中、繁殖しては、いないようです。 特に、活発に、繁殖するのは、「9月〜10月」にかけてで、この時期にな ると、巣の内外で、アリの個体数が、非常に、多くなります。 この性質が問題・・・ 競争力・攻撃性が、非常に高く、侵入した各地域で、その地域の在来のアリ を、次々に、駆逐して、置き換わるため、在来の生物相(いくつかの種類によっ て、組み立てられる特定の地域に、生息・生育する生物全体の有様)に、重大 な影響を、与えています。 実際に・・・ アルゼンチンアリは、昨年6月1日に施行された「外来生物法」より、生態 系に、被害を及ぼす外来生物として、「特定外来生物」に、指定されています。 1993(平成5)年、広島県廿日市市で、初めて、生息が確認される。 それ以後、今までに、確認されている地域は・・・ ─────────────────────────────────── 廿日市市大野地域(旧佐伯郡大野町)(1999年)、広島市南区(1999年)、 神戸市中央区(1999年)、山口県岩国市(2001年)、山口県柳井市(2001年)、 広島市佐伯区(2003年)、広島市東区(2003年)、安芸郡府中町(2003年)、 大竹市(2004年)、広島市中区(2005年)、広島市安佐南区(2005年)、 広島市西区(2005年)、愛知県田原市(2005年) など ─────────────────────────────────── ご覧のように、現在は、ほぼ中国地方に、地域が、限られていますが、 "放浪アリ"と異名を取る「アルゼンチンアリ」の生命力を侮ってはいけません。 最近の研究によると・・・ 自然状態での「巣分れ」による分布の拡大速度は、1年につき20メートル 程度であると、されています。 しかし、物資や人の移動に便乗する「移住性の高さ」や「旺盛な繁殖力」を、 考えると、今後は、国内のどの地域で、発見されても、不思議ではなく、専門 家の間では、近い将来、"全国へ分布する可能性"が、指摘されています。 私が見ていたテレビの中でも、その研究者は、「将来的に、今以上、広範囲 に分布を始めたら、人類の代わりに、地球を支配する可能性がある」と、 真顔で語っていたのが、とても印象的であった。 貴方も、この機会に・・・ 「アルゼンチンアリ」という名前だけは、記憶に留めて、置いて下さい。 *どなたか「アルゼンチンアリ」について、ご存じの方、 お手数ですが、コチラまで、知らせていただければ幸いです。 → iryo@unlimit517.co.jp **色々といるんだなぁ〜・・・→ http://tinyurl.com/mcz34
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