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貴方を襲う人獣共通感染症の恐怖 ハムスターによる「アナフィラキシー死」・・・ このニュースが妙にクローズアップされていた?? 【アナフィラキシー起因のショック死】 今年2月(何で今頃発表?)埼玉県に住む40代の男性が飼っていたハムスタ ーに指を噛まれて死亡していた。これは・・・ ハムスターの唾液⇒男の人の傷口⇒体内⇒ 急激なアレルギー症状(アナフィラキシー)⇒持病のぜんそく誘発⇒死亡 という経緯を辿った。 ハムスターなどのげっ歯類に噛まれたのが起因のアナフィラキシーは1995年 以降、17人報告されているが死亡例は今回が初めてとの事。 【なぜ、アレルギーがあるのに?】 人獣共通感染症の動物からの感染ルートは次の3つがある。 1.噛まれた皮膚から(今回のケース) 2.病原体を含む糞尿のほこりを吸い込んだ呼吸器から 3.病原体を含む水、液体、食物を飲み込んだ消化器から 今回は1.のケースだがこの男性は"ぜんそく"というアレルギー性の疾患を 持っているのになぜ「ハムスター」を飼っていたのだろう? ハムスターを始めとして、プレーリードッグ、モルモット、チンチラなどの げっ歯類で輸入野生生物は要注意だということを知らなかったのか?これらは 小型で凶暴性が無く、室内で飼える為、ペットとしての人気は高い。 ただ、その「安易さ」に飼い主が安住してしまい習性や危険性など事前に知 識を得ないまま、飼育しているケースが目立つ。また、犬や猫は飼えないがこ れならば「簡単に飼える」と判断してしまう"すり替え型"も多く見られる。 「死亡した男性はちゃんとした知識を持っていたのだろうか?」 そんな疑問が湧いてくる。 【多くの感染症の媒介動物!】 げっ歯類は多くの感染症の媒介動物になっている。 例を挙げると・・・ ●米国ではペスト菌を持っているプレーリードッグが見つかっている。 (プレーリードッグは2003年3月から原則輸入禁止) ●人間の天然痘にそっくりな猿痘を媒介して、数十人が感染。 ●性病の原因菌であるクラミジアや食中毒細菌の黄色ブドウ球菌などもハム スターから検出された事例がある。 ●ラッサ熱、ツツガムシ病、野兎病、ライム病、レプトスピラ症etc・・・。 愛くるしいげっ歯類の体の中には病原菌がうようよいます!! 「安易な知識や考えで飼わずに自分や家族のアレルギーまで気を遣って下さい」 《MEMO.0020》アナフィラキシー(Anaphylaxie) 1902年仏・生理学者Richet(リシエ)が報告。 アナフィラキシーは「抗原抗体反応」に基づく生体反応。全身性(アナフィ ラキシーショック)」と局所性(局所アナフィラキシー)に分かれる。薬物、 昆虫の刺傷、特定の食品などが原因で起きる。有名なのはそばアレルギー、 卵・牛乳アレルギー、スズメバチに刺されたことによるもの、抗生物質の投 与によるものなどがある。最近では「遺伝子組み替え食品」によるものも確 認されている。
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