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こんな菌が検出されました 原因不明となっていたスズメの大量死。それらの死骸から、ある菌が、検出 されました。日本ではなかったのですが、海外では報告例が、あったそうです。 【その名も"ネズミチフス菌"】 北海道内各地、その他の地域でも起こった「スズメの大量死」。この死因を 調査していた麻布大獣医学部(神奈川県相模原市)の宇根有美助教授は、3羽の 死骸から、サルモネラ菌の一種"ネズミチフス菌"を検出した。 "ネズミチフス菌"とは・・・ ─────────────────────────────────── 哺乳類や鳥類、は虫類に、感染し、人間の食中毒の原因にもなる。無症状の まま、保菌するケースも多いという。北海道内では、牧場で飼育されている ウマやウシなどで、感染例が、あるとの事。 ─────────────────────────────────── 宇根助教授は・・・ ─────────────────────────────────── 今年4月に、北海道内の登別市と旭川市で、見つかった計8羽の死骸を解剖。 ↓ 採取した細菌を培養し、登別の2羽と旭川の1羽から、"ネズミチフス菌" を検出した。残る5羽は、腐敗がひどく、菌の有無は、確認出来ず。 ↓ "ネズミチフス菌"は、糞と共に、体外に排出され、 餌や飲み水を介して、感染する。 ↓ スズメが、体内に、菌を保有している場合、体力が落ちる冬場に、 再び、集中的に、発症する可能性を、同助教授は、指摘している。 ─────────────────────────────────── 北海道の発表によると・・・ ─────────────────────────────────── 道内では、昨年12月から、今年7月までに、1517羽のスズメの死骸が、 見つかっている。 ↓ スズメは、縄張りを探す若鳥が、数百キロ移動したとの報告もあることから、 同助教授は、死骸から検出した菌を、遺伝子レベルで分析し、鳥の移動で、 同一の菌が、同時期に、発症したのか、確認する方針とのことである。 ─────────────────────────────────── ただ、専門家の中には、次のような意見も・・・ ─────────────────────────────────── ●原因と断定するには、継続調査が必要 ●菌が大量死全体の原因と見るのは、早計だが、感染が、確認されたことは、 今後の対応に、役立つ。 ●冬は、餌場が限られ、同じ場所に、多くの鳥が集まったため、 感染が、拡大した。 ●餌台が、感染源にならないよう、餌を、毎日替えるなど、 清潔に保つことが、必要。 ─────────────────────────────────── 疑問は、「何故、そこに"ネズミチフス菌"が、集中したのか?」ということ である。その相関関係が分からなければ、菌が特定されても、対策のしようが ないかも知れない。 あくまでも、"自然の出来事"なのだから、放っておけという意見もあるが、 人間にとって、非常に、身近な存在であるスズメが、バタバタと死んで行くの は、見るに忍びない感じである。 もし、人間の手(餌台などの絡みで)が入って、少しでも助けることが、出来 るのなら、「原因を特定」→「相関関係を調べる」という図式で、1羽でも多 くのスズメを、助ける方向に、進めるべきである。 どちらにしても、"そのまま"では、良くないだろうと、考える。 **意外に分かっていなかった・・・→ http://tinyurl.com/yyhkc5
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