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出来るのか?エチゼンクラゲの利用法 大量発生しては、漁民を困らせているエチゼンクラゲ。生態や有効利用方法 の研究を始まったのは、ここ最近である。今後、厄介者の役割が明確になる? 【イワシやサバに含まれる"アレ"も】 産業技術総合研究所(以下産総研)のゲノムファクトリー研究部門分子発現制 御研究グループ(札幌)と、山口大大学院医学系研究科は、先頃、エチゼンクラ ゲに含まれる脂肪酸に、狭心症や心筋梗塞の原因となる「血管の異常収縮を抑 える効果」があることを、突き止めた。 エチゼンクラゲは・・・ 近年、日本海沿岸などに大量発生し、漁業者を、困らせているが、血管病の 治療薬や、健康補助食品としての利用に、今後、注目が集まりそうである。 今回、産総研などは・・・ ─────────────────────────────────── 道南(北海道の南部)沿岸の定置網に、混獲(狙った獲物以外の魚なども捕獲) されたエチゼンクラゲを、凍結乾燥させ、 ↓ 取り出した成分から、脂肪酸の一種テトラコサヘキサエン酸(THA)を抽出 ↓ それを異常収縮を起こさせたブタの血管に、投与したところ、 ↓ 『正常な状態に戻ること』が、確認された。 ─────────────────────────────────── エチゼンクラゲは、95%以上が、水分のため、1トンから抽出出来る THAは、0.3グラムと、非常に少ない。しかし、魚など主要水産物には、 ほとんど含まれていないとのことである。 同様に・・・ 血管の異常収縮を抑える脂肪酸で、イワシやサバなどの青魚に存在するエイ コサペンタエン酸(EPA)も、含まれていることが、分かった。 このエチゼンクラゲ、中国では、既に、食用にされている。だが、一方、 日本では、漁業被害をもたらす"悪者扱い"され、本格的に生態や有効利用方法 の研究が始まったのは、ここ最近のことである。 産総研は、今回の研究結果から、次のようなコメントを、出している・・・ ─────────────────────────────────── 「エチゼンクラゲから、THAを大量に抽出して、実用化するには、 処理コストなどの問題はあるが、血管病治療の特効薬としての 利用が、期待出来る」 ─────────────────────────────────── もし、本格的に、実用化出来るとなれば、混獲ではなく、「エチゼンクラゲ 専門の漁師」を、作っても、良いのではないか?それが、商売になるという 前提があったのことだが…。 それから、大量に、凍結乾燥させられる施設を造り、保存する倉庫を確保す る。抽出速度も、今より、早めないのと、実用化までに、漕ぎ着けないだろう。 人間にとっての厄介者が、全て"悪者"だとは、言い切れないが、共存共栄す るためには、今回のような研究も、必要であろうと、思われる。いつかは、 エチゼンクラゲに、有り難うという時代が、来るのかも知れない。 **知っているようで全く・・・→ http://tinyurl.com/ym9flg
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