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どういう理由だったのか? 「骨髄移植」をコーディネートする骨髄移植推進財団によると、 同様のミスは、2000(平成12年)7月以降、6件あったという。 この内、何と・・・ 2003(平成15年)8月以降の3件については、公表していなかった。 今回の顛末を記すと・・・ ─────────────────────────────────── 白血病の50代男性患者(レシピエント)に、 「骨髄」を提供することが、決まっていた30代男性(ドナー)が、 昨年12月下旬に、"採取前の健康診断"を受けた。 ↓ この際、「貧血の指標」となる"ヘモグロビン値"が、 この30代男性の場合、基準値に達していなかった。 ↓ しかし・・・ 担当医と問い合わせを受けた財団地区事務局の担当者が、気付かず、 「移植可能」と、判断してしまった。 ↓ 提供後、貧血になった場合に備えて、提供者の血液を、1月に400ml採取 ↓ その後・・・ 地区事務局による採取計画書のチェックで、"基準以下"であることに気付き、 再検査したが、基準を満たさなかったため、 ↓ 結果的に、「骨髄移植」を中止した。 ─────────────────────────────────── 白血病の50代男性患者(レシピエント)は・・・ 自分の"造血機能を破壊する最終処置"までは、受けておらず、 提供する側の30代男性(ドナー)にも、健康への悪影響はないとの事だが…。 この結果を受けて、骨髄移植推進財団は・・・ 別の提供者(ドナー)から、3月上旬にも、「骨髄移植」が出来るよう、 コーディネート(調整)作業を、急いでいるようでは、ある。 この財団の副理事は、次のようにも、答えている。 ─────────────────────────────────── Q:これまで、2003年8月以降の3件を、公表しなかったのは? A:わざわざ公表する必要はないとの判断だったと思うが、 姿勢として、間違っていた。 再発防止の観点からも、以前のミスの情報を共有すべきで、 周知していれば、今回のミスは、防げたかも知れない。 Q:財団自体に、"隠蔽体質"があるのでは? A:批判があれば、これからは改める。キチッとした再発防止策を取りたい。 ─────────────────────────────────── 何か、空々しい言葉、机上の空論という感じを、貴方も、受けるだろう。 不二家の事件でもそうだが、だいたい、日本のトップは、自分にとって、 腹の中では「運が悪い」と思っているような対応が、多いのが、悲しい。 今回の問題でも・・・ 待ちに待った白血病の50代男性患者(レシピエント)が、あとチョッと… というまさに、直前で「骨髄移植」が回避されたのは、悲劇としか言えない。 彼の精神的+肉体的苦痛の大きさを考えると、とても居たたまれない。 ただ、じっと待っているのも、大変なのに、もう少しで、移植が出来ると、 夢を駆け上がっていたのに、その階段を、いきなり外してしまった…。 その落差が非常に大きいだけに、"PTSD"にならないように、祈る。 骨髄移植推進財団も、一生懸命に、やっているとは思うが、くれぐれも、 コーディネートも事務的にではなく、心を持ち、慎重だが、迅速な対応で、 お願いしたい。何か問題が起こった場合は、隠さず、再発を防ぐ。 口先だけじゃなく・・・ 患者(レシピエント)、提供者(ドナー)、その人達の家族などの心情にも、 充分に、配慮した対応を、強く望むものである。生き抜く者として…。 **提供する側、待つ側の本音とは・・・→ http://tinyurl.com/36ahtf
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