|
||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
お探しのものが見つかりませんか? Googleで検索して見て下さい。
|
スピードはUP?必要な薬は患者に届くの? 日本の場合は、「新薬の承認に時間がかかる」と、かなり前から、こう言わ れてきた。今回、審査に当たる人員を増やして、本当に承認は早くなるのか? 【これは"欧米化"して、正解か?】 厚労省は、先頃、新薬の承認審査を担当する独立行政法人「医薬品医療機器 総合機構」で、新薬審査と臨床試験相談に当たる人員を、2009年度までの 3年間に、230〜240人程度増やし、現在の約200人から倍増させるこ とを、決めたそうだ。 *「医薬品医療機器総合機構」 → http://www.pmda.go.jp/ 厚労省によると・・・ 国内では、新薬が承認されるまでの時間が、欧米より長く、例えば、 米国の平均1年間に対して、日本は、倍の約2年も、掛かっている。 このため・・・ 欧米では、既に承認済みの薬剤が、国内では、なかなか使用出来ないのが、 現状である。医薬産業政策研究所の調査では、世界の売り上げ上位医薬品の 約3割が、日本では、"未承認"であるという実態が、存在する。 今回の決定の背景に・・・ ─────────────────────────────────── 薬の承認審査に当たる人員の「欧米との格差」がある。 ─────────────────────────────────── ●アメリカ 2200人 ●フランス 942人 ●イギリス 693人 ◎日本 197人 (2005年調べ) ─────────────────────────────────── *"薬剤漬け"を助長するので、必ずしも、多いのが良いとは思わないが、 アメリカの約9%程度では、余りにも、少な過ぎると言わざろう得ない。 当然、この人数では、承認までの時間は、掛かり過ぎる。 ─────────────────────────────────── 厚労省は、増員の他に・・・ 4月から、「新薬承認審査手数料」を、現行の1件当たり約980万円から、 約2380万円にするなど、製薬会社が支払う各種手数料を引き上げる方向で、 検討しているようだ。 これらによる増収分によって、今回、増員する「人件費」の他に、「研修」 などに充てる腹づもりのようである。まぁ、製薬会社も、時間が掛かり過ぎる より、多少、手数料は高くても、早い方が良いというのが、本音であろう。 どちらにしても・・・ 新薬の承認に、不公平感がないことを、望む。一番に考えることは、製薬会 社や国の利益などではなく、「必要な患者に、必要な薬剤」を届ける増員であ って欲しいと、痛切に、願っている。 今、この時にも、命が危険に晒されている患者が、日本全国で、一体、どれ ほどの人数がいるのだろうか?製薬会社は、確かに、民間企業だから、利益を 度外視する訳には行かない。 ただ、一方で、社会的に、・・・ 製薬会社には、「崇高な理念」も必要なことは、忘れないでいただきたい。 **"バクチ?"or"宝くじ?"・・・ http://www.unlimit517.co.jp/ib240.html
|
|||||||||
Copyright (C) Unlimit Corporation. All Rights Reserved. |