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「宝くじと一緒かい!!」
[乳ガン治療]大学病院医局における実態調査



 「乳がん」という病気はないがしろかよ!大学医局のふざけた実態。

【[乳ガン治療]は宝くじ!?】

 読売新聞社のアンケートで次の事実が明らかになった。

 それは・・・

 「乳がん治療」は、同じ大学病院内で医局毎にバラバラに手術が実施され、
手術件数や乳房温存率(乳房を残す)にも差があることが分かった。

 これらの大学病院の多くは、曜日毎に受け持ちの科を振り分けており、患者
が最初に訪れた曜日によって、その後の「運命」が左右されてしまう、つまり
宝くじやルーレットのように患者の人生が決まってしまうということだ。

【各大学における[乳ガン治療]の実態】

 大学内で複数の医局が別々に[乳ガン治療]を行なっていたのは、北大、東京
医大、山梨大、高知大、九州大、福岡大、産業医大など17大学。

 患者の程度が異なるため、単純には比較出来ないが「手術件数」「乳房温存
手術」の実施率などで違いがあった。

『がんの転移防止策』

○腋の下のリンパ節を切除するかどうかの判断基準
○治療成績や後遺症の有無に繋がる治療方針
        
        ↓(同じ病院内で異なる)
       
       2大学

 医局毎に治療していても・・・

△「定期的に会議を開いて、患者の情報を共有する」
×「同じ大学でも組織は別。治療実績などを一緒にしないで欲しい」
×「連携が全くなく、相手の医局が何を考えているのか分からない」

 「情報を共有出来ない、したくない」というのは医局間の『ライバル心』か
ら来るものという側面もあるのだと思う。ドクターが患者の方に顔を向けるの
ではなく、同じ大学内の医局ドクターに顔を向けているのである。

 初診患者の振り分けは17大学中12大学で「曜日制」を敷いている。

【何故[乳ガン治療]を軽く扱うのか?】

 大学病院には第1、第2外科など「ナンバー外科」が幅を利かせ、腹部や胸
部を開かない[乳ガン手術]を外科医の間では"初心者向き"と見られ、どちらか
と言うと軽んじられ、各科に振り分けられることが多かった。

 しかし、実際には「乳房温存手術」など女性の微妙な心理に配慮したり、放
射線や抗ガン剤治療など"全身がん"と認識し、きっちりとした『がん治療』を
実施しなければならないことから"乳がん専門医"が不可欠である。

 この専門医育成の弊害になるのが「医局の縦割り」という現代医療に逆行し
たもっとも古い体質である。

    そう!そこには高〜い「白い巨塔」がそびえているのである。

 そんな中で・・・

 ────────────────────────────────

     現在、実際に「乳がん」と闘い続けている一人の女性から
       この記事に対する感想と意見をいただいた。

[大原まゆプロフィール]

 21歳という極めてこの病気では若年で"乳がん宣告"を受ける。現在、22
歳。前向きに人間関係を構築し、闘病生活を続けている。札幌市在住。

【大原まゆさんの感想と意見】

 病院選びをする際、「大きな病院ならどこでもいい」とか、「まずはやっぱ
り大学病院だろう」という考えを持つ方は多いでしょう。

 けれど、この記事を読むとわかるように、大学病院には横の繋がりが全くな
い場合がほとんどで、例えば同じ乳がんの手術であっても、外科医の間で「隣
の第○外科が、どんな手術をしているか知らない」とか、もっとヒドイものに
なると「あいつら、あんな手術してんのかよー」と横目で見ている、なんてい
うことが本当にあるようです。

 また、乳がんの手術は、“開腹手術ではないから”という理由だけで軽視さ
れているということが、医療の最前線の現場でさえ起こっているのだから、い
つまでたっても世間の乳がんに対する認識度が上がらないのは当然のことです
よね。

 医師であるなら、当然のことながら“乳がんは全身癌である”ということを
知っているはずなのに、どうして肝心要の手術の段階で気を緩められるのか理
解出来ません。

 他の癌をどうこう言っているのではなく、乳がんだけが大変な癌ではないこ
とも分かっていますが、「乳がんは、癌の中でも軽い病気」「手術して取って
しまえば簡単に治る」という根拠のない誤ったイメージだけは、どうしても改
善したいものです。

 私自身もかつては乳がんに対して間違ったイメージしか持っていませんでし
たが、その反面、いざ自分が乳がんになってみて、あまりにそれまで持ってい
たイメージと、これから自分が向き合うことになる現実の厳しさとのギャップ
に驚いたのです。

 乳がんは、完治させることがとても難しい病気で、全身に転移する可能性の
ある怖い癌です。手術して、病巣を摘出したからといって、それだけでは絶対
気を抜けないのです。

 ごくごく早期であれば、完治も望める場合もありますが、そのためには何よ
りもまず乳がん検診を有効活用することが第一ですよね。検診と言っても、婦
人科ではありません。『乳腺外科または外科』で受けてください。

 視触診だけではなく、マンモグラフィー(乳腺・乳房専用のレントゲン撮影)
とエコーもしっかり受けてくださいね。先生とゆっくり向き合って話をするた
めにも、待ち時間の長い大学病院よりも「個人クリニック」をお勧めします。

 今、札幌にある個人病院の乳腺クリニックでは、大学病院と比べても遜色な
い検査技術と設備を持ち、結果が出るのも早いです。色々な意味で、融通も利
きます。

      「同じ病気を持つ仲間にもたくさん出会えます」

 そして、何かあった時には、自分がしっかり納得出来る形で手術に臨むため
にも、セカンドオピニオンやインフォームドコンセントについてもしっかり調
べ、話し合い、先生との信頼関係を築いて行かれることを願っています。

彼女は「今はとにかく、出逢えた人との繋がりを大切に強くて可愛い女性にな
    りたい!」と語っている。そんな・・・


  *22歳の揺れる女心や乳がんに関する治療、病院、ドクター等*
          もっと詳しく知りたい方は…
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          【大原まゆさん関連サイト】

 『Mayuとあなたと。〜乳がんと一緒に20代をステキに生きる!〜』

     http://plaza.rakuten.co.jp/kireinahoshizora

 『P.A.C.はいつも、あなたとともに。
            〜みんな一緒、乳がんと一緒、ステキな人生!』

         http://yaplog.jp/mayu-pacweb/


【乳ガン治療関連-病院に関するトピックス】

 http://www.yomiuri.co.jp/iryou/jitsuryoku/0410/list01.htm

 http://www.yomiuri.co.jp/iryou/jitsuryoku/0410/index.htm


【拓コメント】

 私が彼女を知ったのはある雑誌に掲載されていた乳がんに関する「闘病記」
からだった。出張する際のJR車内でその記事を読んでいたが不覚にも涙を零
しそうになった。

 特に女性の象徴である「乳房」が無くなるか無くならないか、それで子供は
産めるようになるかどうかという微妙な状況に揺れ動くまゆさんの女性心理に
は正直グッとくるものがあった。

 私はこの様に医療に関するメルマガを発行していますが[乳がんの問題]だけ
じゃなく、病に勇敢に立ち向かい、出逢えた人との繋がりを大切にして生きて
行こうとする「まゆさんの生き方」そのものを取り上げたいと思いました。

    「まゆさんの惜しみない御協力には本当に感謝します」

 少しでも「乳がん治療」を含めた医療が良い方向に行きますように私も尽力
して行きたいと考えています。

  また、今年中にまゆさんの著書が出版されますので発刊されましたら、
   【おすすめ本】のコーナーで取り上げたいと思っています。


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