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日本では認識が甘いのだ! 「フッ素」=環境汚染。日本で、この結び付きが頭にある人は少ないと思う。 しかし、欧米では常識らしい。まさに日本の常識が世界と乖離する一端を示す。 【濃縮は"大型哺乳・鳥類"を襲う】 愛媛大学沿岸環境科学研究センターと米ニューヨーク州立大の共同研究グル ープは、次のような重大な事実を、突き止めた。 それは・・・ 動物実験によって、発達への悪影響や免疫毒性などが指摘されている 「フッ素」を含む一部の有機化合物により、南極のゾウアザラシやトウゾクカ モメの一種、南太平洋などのアホウドリ類に汚染が拡がっているという事実だ。 グループが調べたのは・・・ ─────────────────────────────────── パーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)や パーフルオロオクタン酸(PFOA)などの「フッ素化合物」 ─────────────────────────────────── これらは・・・ ─────────────────────────────────── 主に、衣類などの撥水剤として使われた他、食器の表面加工など工業用に 使われた「フッ素化合物」の製造過程などから、"環境中に出た"と考えられ ている。 ─────────────────────────────────── グループは・・・ ─────────────────────────────────── 愛媛大の"生物試料バンク"に保存されていた南極の「アザラシ」や「カモメ」 「ペンギン」の他、南太平洋から、インド洋、大西洋まで、 南半球の「アホウドリ」類などの"生物の体内濃度"を、調査。 ↓ ─────────────────────────────────── パーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)については・・・ ─────────────────────────────────── ●ゾウアザラシの血液1ml中に、最大0.53ナノグラムを検出。 (1ナノグラムは10億分の1グラム) ●オオトウゾクカモメの血液や卵からは、最大3.12ナノグラムを検出。 ─────────────────────────────────── *北半球の生物に比べて、数分の1と、まだ濃度は低いが、複数種の アホウドリの肝臓や血液にも、PFOSやPFOAが、広く存在。 ─────────────────────────────────── PFOSやPFOSなどは・・・ 環境中で、極めて分解されにくい。これらの物質は、先進工業国(もちろん 日本も)を中心に、人や野生生物の体内、河川や海の水、大気中などに、広く 存在することが、確認されている。 そのため、欧州連合(EU)や米国では、使用規制も、検討されているとの事。 「有機フッ素汚染」についての経緯は・・・ フッ素を含む有機加工物であるパーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS) は、7年ほど前まで、線維や紙の表面加工、消化剤などに、良く使われていた。 それが、2000(平成12)年、米国の大手メーカーが、生産を中止。だが、 その後も、広範囲の環境汚染が、問題化している(日本では、あまり取り上げら れてはいなかったが…)。 構造や毒性の似た物質が、パーフルオロオクタン酸(PFOA)で、調理器具 などの表面が焦げ付かないように、"フッ素加工"する過程などで使われている。 パーフルオロオクタン酸(PFOA)は・・・ 動物実験で、「発がんとの関連」や「生殖毒性」、「甲状腺への影響」 などが、指摘されている。 おそらく・・・ 現代人が、「便利」で「快適」な生活を、これからも送り続けて行くなら、 「海洋汚染」や「大気汚染」が、0(ゼロ)に、なることはないだろう。だから、 "オール・オア・ナッシング"という問題には、なり得ない。 ただ、PFOSやPFOAが、「海洋汚染」を一層推し進める有害物質とい うのであれば、人類の英知において、全面使用中止か、減量して行くことは、 充分に、可能なことである。 そのためには、PFOSやPFOAに代わる物質(有害性の少ないモノ)を、 、フロンのように、探し出す必要が、あるだろう。人類が生存する限り、地球 に負担がかかることは、避けられない。だから、少しでも、軽減して行く必要 が、あるのだ。 *もっと酷い「海洋汚染」の実態 http://www.unlimit517.co.jp/ana35.htm **このままで良いのか・・・ http://www.unlimit517.co.jp/ib253.html
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