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やはり別の動物なのである「犬」と「人」は コンビニに行くと「キシリトール入りガム」は、当たり前に置いてあります。 人だけじゃなく、最近では、ペットフードにおいても、コレが増えてきている。 【ある日突然"愛犬"が…】 人間用の食品では、砂糖の代わりに、天然の代用甘味料として、広く使用さ れている「キシリトール」。 この「キシリトール」は・・・ 低カロリーで、口腔内の細菌による酸の産生が、ほとんどないことから、 "歯の再石灰化を進め、虫歯を防ぐ"という効用も、一般に、言われている。 ところが・・・ 昨年10月、アメリカ獣医学協会が、「キシリトール」は「犬」には"有害" となる危険性を、指摘した。これを受けて、日本のペットフードメーカーや 小売店などは、「キシリトール」を除いた製品を、開発中だとのことだが…。 「キシリトール」は・・・ 人間が摂取しても、「血糖値を急に上昇させる」ことはない。しかし、 同協会の発表によると、「犬」が「キシリトール」を摂取すると、逆に、強力 な"インスリン分泌作用"が働き、血糖値を、急激に低下させるとのことである。 具体的な症状としては・・・ 30分ほどで、元気がなくなり、ふらつき、虚脱などが、表れ、時には、 「生命の危険」すら、あると言う。「犬」の体重10キロ当たり「キシリトー ル」"1グラムの摂取"で、治療が必要になる。少量でも症状が出る可能性アリ。 米動物中毒制御センターが扱った・・・ 「犬」の「キシリトール中毒」は、2004年の約70件から、2005年 は、170件に急増、2006年は、8月までで114件にもなった。背景に は、ガム、クッキーなど「キシリトール含有製品」の増加があると、見られる。 日本では、統計や正式な報告例は・・・ 今のところ、ないが、岩手大学農学部の鈴木忠彦准教授(獣医薬理学)が、 実際に、獣医師らから、聞いた症例では、 ─────────────────────────────────── 空腹時などに、甘味料として、「キシリトール」だけが使われたおやつや、 フードを食べ、直後、散歩に出た、など、"特定の条件"が重なった場合に、 発症しているケースが、多いという。 だが、中毒に至る「キシリトール」の量は、不明で、他に、砂糖や ブドウ糖源などの甘み成分があれば、比較的、中毒は、置きにくいとのこと である。 ─────────────────────────────────── 日本のペットフード工業会では・・・ 上記、米報告がなされた後、昨年10月中旬、加盟者に向けて、「安全性を 確保してから、使用するように」と、通達を出した。にも関わらず、今現在も、 ペットショップなどには、「キシリトール配合商品」が、並び続ける。 この現状に際して・・・ ─────────────────────────────────── ●ペットフード大手のI社の場合 ─────────────────────────────────── 中型犬(体重10〜20キロ)用のガム(130g中キシリトール0.65g) などを、販売している。 I社はコメントとして、次のように、述べている。 「アメリカ獣医学会協会の見解に照らして、安全性に、問題はないと、 判断した」と、説明している。 しかし、ここへ来て、来月以降は、「キシリトール」を省いて、 製品を、リニューアルするそうである。 ─────────────────────────────────── ■流通最大手A社の場合 ─────────────────────────────────── オリジナルブランドのガムを、継続して、販売している。 A社のコメントは、次のように、なっている。 「30gのガムでも、キシリトール含有量は、0.45gで、安全性に、 問題はない。一度に、なくすと、愛用者に、不便をかける」という理由。 だが、現在、製造は中止し、"他の甘味料"を使用した商品を、開発中。 ─────────────────────────────────── 両社とも、自社製品だけを、摂取するものとして、「安全性確保」と、 「販売継続」の根拠としている。けれど、ほとんどの場合、ガムの他に、色々 なペットフードと、食べ合わせをしているのが、普通である。 食べ合わせをしている場合にも、前記のように、悠長なコメントを、述べて いられるのだろうか?ここには、「問題さえ起きなければ、まだ必要ない(キ シリトールを排除)」「どこかで問題が起きたら…」というような無責任な企業 倫理が、見え隠れする。 マスコミに、揺り動かされて、漸く、腰を上げるというのでは、遅すぎる。 前出の鈴木准教授は、加えて・・・ ─────────────────────────────────── 「安易に、人間と同じ様な食べ物を、与えない要注意が、必要だ」 と、警鐘を鳴らしている。 ─────────────────────────────────── この警鐘には、次のようなことも、含まれている・・・ 「犬」と「人」の付き合いの歴史も長いし、距離も近い。けれど、忘れてな らないのは、いくら距離が近付こうとも、互いに、"別の種"であり、その上、 "別の動物"なのである。 だからこそ、ペットである「犬」といえども、"適度な距離感"が、大切だ! **私がいつも疑問に思う事・・・ http://www.unlimit517.co.jp/ib260.html
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