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「看護師確保」に右往左往する病院事情 医師も激務であるが、同様に看護師も激務である。だから、出来るだけ、条 件の良いところで、働きたい。これは、至極当然の欲求のような気がするが…。 【集中し"6割"確保出来ず】 全国にある病院の6割近くが、今春、採用を予定していた「看護師数」を、 実際には、確保出来ていなかった。この事が、日本看護協会(東京)の調査で、 判明した。 この背景には・・・ 昨春の"診療報酬改定"で、診療報酬の点数が高い「患者7人あたり看護師 1人」が、新設され、病院間の「看護師」獲得競争が、激化したという。 また・・・ 前出の日本看護協会では、「給与や労働条件が良い一部の病院に、看護師が 集まる傾向が強まっている」と、見ている。 上記、調査は・・・ ─────────────────────────────────── 2007年4月に、全国の3000病院を、無作為に選んで、 アンケート用紙を送り、1479病院(約49.3%)から、回答を得た。 ─────────────────────────────────── ●今春に、採用予定数を確保出来なかった病院(全国) 864ヵ所(58%) ●確保出来なかった病院で、採用予定数に対して、 実際に、確保出来た人数 平均 49% ─────────────────────────────────── ●確保出来なかった理由(複数回答) ─────────────────────────────────── 「給与」 46% 「病院の知名度」 38% 「立地」 31% など ─────────────────────────────────── ●確保出来た理由(複数回答) ─────────────────────────────────── 「教育研修の充実」 38% 「夜勤や人員配置など勤務体制の工夫」 38% 「看護職員の確保対策の工夫」 32% ─────────────────────────────────── これらの結果を踏まえ・・・ 日本看護協会は、次のように、コメントしている。 ─────────────────────────────────── 「看護師の勤務条件を整える病院の努力も必要だが、 必要な看護師を、病院が確保出来るよう、国も対策を講じるべきだ」 ─────────────────────────────────── 上記のコメントの必要性や重要性は、分かる。だが、勤務条件が過酷な病院 へ、国が強制的に、看護師を押し込んでも、個人に負担を強いるだけに、なっ てしまうのではないだろうか? もし、国が「看護師の確保」に、乗り出すとしたら、ある程度、国としての 勤務条件を決めた上で、「看護師」にも納得してもらい、採用すべきである。 いくら、「看護師」が、採用人数に足りないからと言って、国がごり押しを して、過酷勤務の「看護師」を、これ以上、増やすことは、許されない。 特効薬としては、前記のような国の対策(トップダウン)も、必要だろう。ま た、それと同時に、「看護師」のなり手を増やす(ボトムアップ)対策も、肝要 なことだと、考えます。 私が見ている限り、「看護師」に関しては、賃金に比較して、それ以上に、 働いている方々が、ほとんどです。だから、「看護師」の勤務条件や地位は、 もっともっと改善されて、しかるべきです。 そうでなければ、病で、一番最初に倒れてしまうのが「看護師」などという 非常に、矛盾した状態を、作ります。いや、既に、そうなっています。だから こそ、勤務条件の改善によって、もっと受け入れやすい病院を、作って下さい。 私の勝手な考えとしては・・・ 現役を引退してしまった「看護師」や、休業中の「看護師」、その他、色々 な事情があり、「看護師免許」は、持っているのだが、働けない人々にも、こ の際、声を掛けて見たら、どうでしょうか? "悠々自適な老後生活"も良いが、先頃のアンケートでは、定年しても、働き たがっている老人が、多いとの結果も出ている。それだけ、社会との繋がりを、 切りたくないという前向きの方々も、大勢いるということです。 長年人生を歩んできた老人が、生き甲斐を感じる瞬間。 それは・・・ 『自分が認められて、人に頼りにされる時』ではないかと、思います。 **こうなって行くのかなぁ・・・ http://www.unlimit517.co.jp/ib261.html
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