毒舌!医療と生物をやさしく読み解く入門

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外国人横綱をずっと"1枚看板"にしておいて。
朝潮は本当に師匠なのか??



 モンゴルに帰国し、ヒデとサッカーに興じた朝青龍。彼自身、こんなに大問
題になるとは、思っていなかっただろう。それにしても相変わらずのドタバタ


【"神経衰弱"ってトランプの!?】

 本題に入る前に・・・

 何故、朝青龍の師匠である高砂親方(元大関・朝潮)は、彼が、モンゴルに、
行ったことを、知らなかったのか?親方は、大相撲の看板である横綱の予定を、
把握していないのか??それが、非常に、疑問に、残っている。

 私は、今回の件は、この事が、一番の発端になって、起こったと思っている。

 ただ・・・

 北の湖理事長をトップとした日本相撲協会としては、"あの映像"を見せられ
たら、朝青龍に、お灸を据えざろう得ない。その裁定が、「2場所の出場停止」
と「4ヶ月の自宅軟禁(謹慎)」である。

 まぁ、様々な声はあるが、横綱の処分としては、妥当な線であろう。

 ここで、また問題が・・・

 相撲協会の裁定が、出されたのが、8月1日。それなのに、高砂親方が、
謹慎中の朝青龍を、自宅に訪ねたのが、6日に、なってからだ。携帯電話で、
連絡を取っていたとはいえ、どうして、5日間も、放っておいたのか?

 "元大関"の親方では、"大横綱"の管理は、無理ということなのか??

 相撲協会は、もっと「親方の管理責任」を問うべきだと、私は思う。

 そこへ出て来たのが「精神鑑定」の問題・・・
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●8月3日(金) 平石貴久・主治医の診断
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 ・最も落ち込んでいる状態。家の中をうろうろし、睡眠薬も効いていない。
  一刻も早く、モンゴルに帰した方がいい。

 ・精神的に不安定な面もあるが、左ひじや腰は、予想以上に、回復が早い。

 ・心のショックという原因がはっきりしている場合は、抗うつ薬や抗不安剤
  を処方されるより、家族や父母のいるモンゴルに帰して、心を癒やして、
  あげた方がいい。

 ・頑張るという気持ちも一方である。これまでたくさんのけがをモンゴルで
  治しているのだから、一番いい環境に置いてあげたい。
  協会にも伝えてある。
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●8月5日(日) 知人・本田昌毅医師の診断「神経衰弱、及び、抑うつ状態」
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 午前11時40分〜午後1時20分(計1時間40分)
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 ・うつ病の一歩手前で、一刻も早く、療養すべきだ。

 ・不眠、食欲不振、意欲減退。体重も落ち、表情も暗い。
  自分の考えもまとまらず、会話の受け答えのスピードも遅い。

 ・感情の起伏が激しく、発言も支離滅裂。3日も食事が出来ず、
  3、4日もすれば、うつを発症するほど、深刻で、今すぐ、
  モンゴルに帰国させる必要が、ある。
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 *本田医師に対する「2つの疑問」とその「著書」
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  「疑問その1」
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   本田医師は、「形成外科(包茎手術)」が、専門である。現に、東京、
   沖縄などで、"本田ヒルズタワークリニック"(随分バブリーな名前)など、
   3院を、経営する『包茎界のカリスマ医師』だとのことである。
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   その「著書」
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   それなら、何故、「うつ病の診断」を??

   その秘密は、本田医師自身が、経験した以下に、記されている。
   http://www.unlimit517.co.jp/ib263honda.html
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  「疑問その2」
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   本田医師は、何故に、「神経衰弱」という言葉を、使ったのか?

   精神医療の世界で、「神経衰弱」というのが、良く使われたのは、
   1960〜70代。言わば、既に、死語であり、過去の産物である。

   この「神経衰弱」という言葉を、最初に使ったのは、1880(明治13)
   年、米国の医師ベアード。彼は、めまい、筋緊張性頭痛、睡眠障害、
   くつろげない感じ、イライラ感、消化不良などの症候群として命名した。

   ただ・・・

   輪郭が不鮮明で、紛らわしい病状も多いため、現在は、使われなくなり
   ました。また、「神経衰弱」の多くは、「神経症(ノイローゼ)」と、
   ほとんど同義的に、対処されてきたという歴史を、持っています。

   本田医師が、今回の診断で、この言葉を使ったのは、完全に、
   「うつ病」とは、診断出来ないために、広義的に適用可能な言葉を、
   使ったのではないかと、推測されます。
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●8月6日(月)夜 日本相撲協会の"医務委員会"が紹介した医師
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 ・「深刻な抑うつ状態」であると診断し、治療のため、
  モンゴルへ帰国することを、進言した。

 ・本田医師の診断内容より、深刻だったという可能性も。
───────────────────────────────────
  例えば・・・
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  このまま、モンゴルへ帰国せずに、都内の自宅での謹慎を続ければ、
  「力士生命」は、おろか、それ以上の「危険(自殺?)」も、訪れる
  可能性が、示唆されたかも知れないという。
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 *"医務委員会"とは…1992(平成4)年に、主に、力士の心臓面による
           メディカルチェックを、実施するために、スポーツ
           内科医と相撲診療所長により、構成された。

           1999(平成11)年には、スポーツ整形科医5人を、
           加え、随時、増加するケガ対策にも、取り組んでいる。

           現在は、11人の医師で、構成されている。委員長は、
           相撲診療所長の吉田博之氏。
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 特に・・・

 専門外である本田医師には、他の精神科医からの批判が、多く集められた。
私も「診断を隠れ蓑にするな」などの意見には、同意する部分もある。

 だが元来、精神科医は、"自分の診断が一番"と思っているところもあるため、
全ての批判を、まともに受け取ることは、出来ない。ある意味、異議を唱える
ことが、自分の能力の高さを示すと考える精神科医すら、存在する。

 今日にも・・・

 高砂親方が、協会に、「モンゴルへ帰国を求める診断書」を、提出するのは、
確実視されている。その後、理事会の承認を得て、早ければ、今週中にも、
「治療帰国」する予定になるとのことだ。

 北の湖理事長も、既に・・・
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 「病状が、ハッキリした場合には、(帰国も含めて)真剣に考えたい」
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                      と、コメントを出している。
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 朝青龍が、モンゴルへ帰ることになれば、今後、問題は収束しそう。しかし、
今回の問題は、再三再四、言っているように、高砂親方の「管理責任」だよ。
横綱になる前に、甘やかすから、なめられちゃうんだよ、大ちゃんさぁ〜。

 横綱という偉い地位になってから、礼儀だ、しきたりだ、品格だ、などと、
言っても、聞く耳を持たないだろう。政治家でもそうだが、御輿に担ぎ上げら
れている人というのは、既に、他人の意見を、素直に聞けなくなっている。

 これは、現代の親子事情にも、表れている。小さい時に、きちんとしつけを、
しなかったツケが、「親子殺人」などに、色濃く反映しているのだ。必要な時
機を逸すると、取り返しの付かないことになることは、社会が証明済みだ。

 今回の件は・・・

 「外国人横綱」「モンゴル」「朝青龍のワガママ」というだけではなく、
 現代日本の社会情勢を、そのまま、映し出していると言えるのではないか。
 相撲協会も、"1人横綱"の時に、野放しにしたツケを、払わされた。

 何れにしても、大ちゃん(高砂親方の現役時代の愛称)には・・・

 一言だけ、忠告したい。朝青龍が、うつ病に近いほど、憔悴しきっている様
子を、確認したのならば、「頑張れ!」という言葉は、かけない方がよい。
うつ病者にとって、一番きついのが、この「頑張れ!」という言葉だからだ。


 **奴は本当に強いのか・・・ http://www.unlimit517.co.jp/ib263.html


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