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「雪印」「不二家」「ミートホープ」「石屋製菓」・・・。 食品やお菓子など、私達の口に入るものに、様々な問題が出たとしても、 我々は、毎日、食事をしなければ、生きて行くことは、出来ません。 ところで・・・ 上記のような食品に関する「大問題」が、世間を騒がせている中、 どういう訳か、「小問題」も、新聞などに、多く掲載されている気がします。 もう少し、分かりやすく言うと・・・ 「大問題」の陰で、目立たないように、「小問題」を露出させている。 これは、私だけの印象かも知れませんが、何か姑息なやり方を、感じます。 そして・・・ 「大問題」が収束するに従い、「小問題」の露出も、減って行く。 おそらく、「小問題」を起こした会社は、意識してやっていると思われます。 閑話休題・・・ 8月の頭に、私は、貴方に、「あるアンケート」を、依頼しました。 覚えていらっしゃいますか?それは、「食品添加物」に関するものでした。 貴方を含め、111名もの、多くの方々から、回答が寄せられました。 ─────────────────────────────────── Q.貴方は「食品添加物」を、どう思っていますか? ─────────────────────────────────── 今の世の中、必要である。 (8票) 7% ある程度は必要。 (15票) 14% ☆必要だが、減らす努力も。 (30票) 27% ★むやみに使うのは、問題がある。 (42票) 38% 何とかなる。必要はない。 (10票) 9% どちらでも良い。 (1票) 1% 良く分からない。 (4票) 4% 興味がない。 (1票) 1% ─────────────────────────────────── 貴方の回答は、何でしたか? 私は、現在の自分の生活を鑑み、「今の世の中、必要」でした。 全体的な回答傾向を見ますと・・・ 現代生活に、「食品添加物」が必要なことは、分かるが、むやみにではなく、 少しでも、減らすことが、出来ないだろうかという回答が、一番多かった。 具体的なご意見としては・・・ ─────────────────────────────────── ●広義で考えれば、スパイスだって添加物なので、出来れば、薄味、 そのものの味で食べる事に慣れる必要が有る(必要だが、減らす努力も)。 ●でも、出来れば無い方が良いです(良く分からない)。 ●どっちみち人間の機能は破壊され修復不可能だから、 今さら添加物を なくしても無駄。それより社会を人間に合わせるべき(どちらでも良い)。 ●「食品添加物=悪」「天然成分=良」 みたいな風潮はおかしいと思いますが。 などなど ─────────────────────────────────── どれも、興味深い意見なのですが、特に、4番目のものに、注目しました。 ─────────────────────────────────── 現在、日本で使用出来る添加物の種類は・・・ ■化学的"合成添加物"である「指定添加物」= 368種類 □"天然添加物"である「既存添加物」= 418種類 ─────────────────────────────────── *"天然添加物"というのは、植物や動物、鉱物、昆虫、微生物などから、 必要な成分を、抽出して、得られる物質のこと。 1995(平成7)年の食品衛生法の改正により、「既存添加物」に分類。 ただし、国が、十分な実験をせずに、使用を認めてしまったため、 「安全性が未確認」のものも多く、使用基準もないとのことである。 ─────────────────────────────────── **"合成添加物"は、上記と比較し、試験を経た上で、厳しい使用基準を、 設けているそうです。 しかし、市販されているどの食品を見ても、お分かりのように、 「食品添加物・単一種類だけ」なんてものは、ほとんど存在しません。 それなのに・・・ 試験は「単一種類だけ」で行われます。つまり、複数の「食品添加物」 が、人体にどのような影響を及ぼすかは、分からないということです。 そのため、"人体実験"を繰り返しながら、進んでいるのが、現状です。 http://www.unlimit517.co.jp/ibe324.html ─────────────────────────────────── けれど・・・ ─────────────────────────────────── 「食品添加物」を、企業のせいにばかりは、出来ません。 何故なら、次のような"図式"が成り立つからです・・・ ─────────────────────────────────── 消費者が、食品に、望むモノ ↓ 「安い」「簡単」「便利」「きれい」「おいしい」 ↓ この5点を、出来るだけ満たす商品を作る = 「大量の食品添加物」 と、なってしまうのです。 ─────────────────────────────────── ですから・・・ ─────────────────────────────────── 消費者のニーズを、懸命に叶えようとする真面目な企業であればあるほど、 「大量の食品添加物」に頼らざろう得ないとも、言えるのです。 ─────────────────────────────────── 正直、私は・・・ 「安い」「簡単」「便利」「きれい」「おいしい」を、望んでいます。 今さら・・・ 「値段が高い」「手がかかる」「不便」「不潔」「うまくない」には、 戻りたくありません。経済的なことを、考えても、そう思っています。 だから、「食品添加物」に関しては、その消費者が、何を望んでいるのか? によって、かなり変わってくると、推測されます。 また、下世話になりますが、「経済的な面」も、避けては通れないでしょう。 ただし、一方、行政面で、大きな問題があります・・・ "添加物1つ"を、取ってみても、担当が、「保健所」やら、「農水省」やら、 いろいろなところに、分かれたりします(まさに、縦割り行政の弊害)。 また、関係する法律(食品衛生法やJAS[日本農林規格]法など)は、 複数存在する上に、いつもの如く、行政の視点は、国民にではなく、 メーカー側の規制に、向いています。そのため、表示が分かりにくい。 私も、出来るだけ・・・ 「表示を分かりやすく」して欲しいとは、願っています。 けれど・・・ 分かりやすい表示が、今でも行われているような企業にとって、 都合の良い「省略された表示」であっては、ならないのです。 確かに、表示は、スッキリとしますが、今度は、"1つの表示"の陰に、 "10〜20もの食品添加物"が潜んでいるということに、なってしまいます。 ですから・・・ 多くの「食品添加物」を使っているのなら、表示も増えるのは、仕方ない。 問題は、「表示が統一されていないこと」。 もう、そろそろ・・・ 米国のFDA(食品医薬品局)のような専門的な機関を、作るべきでは。 日本は、どうも、米国の悪い所ばかり真似して、良い所は、真似しない。 21世紀にもなって「縦割り行政」を指摘されているようじゃ、お里真っ暗。 しかし、格差社会が、「食品添加物」にまで、影を落としているとは…。
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