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"バーチャルな飼い主"はもういらない
〜ネットによるペット販売の実状



 「テラ●丼」の後は、「ゴキブリ騒動」ですかぁ〜。

 たかが、"ネットの書き込み(便所の落書き)"に、大変なこってすなぁ〜。

 それにしても・・・

 どこも、「大企業」なのに、こんな事くらいで、オロオロしている。

 書く方も、書く方だけど、書かれた「大企業」も、情け無いよねぇ〜。

 よくこんな騒動が、起きると・・・

 書く側の「想像力の欠如」が、取り沙汰されるけど、俺は、

 最近のネットでの書き込みは、騒動になることを、織り込み済みで、

 やっていると思うけどなぁ。おそらく、自分の予想より、大きな反響に、

 驚いて、本人は、なかなか、出て来られないとは、思うけどね。

 だって・・・

 いいに付け、悪いに付け、一躍「時のヒーロー」ですよ。

 普通に、生きていたら、こんなチャンスには、滅多に当たらない。

 それを、知っていて、今のヤツらは、書き込みしているんですよ、きっと。

 ネットと言えば・・・

 「オークション」と言うくらいに、"様々なモノ"が、取り引きされています。

 私も、良く利用しますので、その恩恵は、重々、承知しているつもりです。

 その他、「ネット・ショッピング」も、本購入などで、良く使っています。

 けれど、ネットで・・・

 「オークション」に限らず、"生き物"の売買は、まずいでしょう、やっぱり。

 これを、表すかのように、昨年度・・・

 国民生活センターには、ペットの購入関係で、1500件の相談が、

 寄せられたそうだが、ネット販売のトラブルは、約1割にも、達したらしい。

 相談の大半は・・・
───────────────────────────────────
 ●ペットを、戻しても、返金に、応じてくれない。

 ●ホームページに掲載されたペットと異なるモノを、買わされた。

 ○届けられた動物が、「病気」だった。
───────────────────────────────────

 ●の項目は、ペットを、他の単語で置き換えても、成り立つ。

 すなわち、"生き物"に限らず、他の物件でも、あるトラブルだと、言える。

 ところが・・・

 ○の項目は、「病気」という如何にも、"生き物"らしいトラブルだ。

 この案件には、他のトラブルと違った"生き物"の命の証が、存在する。

 このトラブルの主は・・・

 この時点で、命を粗末に扱ったことを、自分で、反省すべきだった。

 売り手やセンターに、文句を言うよりも、今、目の前にある命のトラブルを、

 一刻も、早く助けてやるべき。自分で出来ないのなら、獣医の手を借りて。
                    (実際には、そうしたのかもしれないが…)

 そして、そののち・・・

 宅配便で、命を扱ってしまった自分を悔い、もうしないと誓った後、

 売り手なり、センターなりに、苦情を、申すべきだったのである。

 それにしても、ネットでの"ペット購入に関するトラブル"は、増えている。
───────────────────────────────────
 2003年度 226件(全体の14%)→ 2001年度の約2.5倍

 2004年度 193件(全体の12.6%)

 2005年度 207件(全体の12.6%)
───────────────────────────────────
 2006年度 166件(全体の11%)
───────────────────────────────────

 国民生活センターに寄せられた相談だけで、この数だから、

 他の相談所を、合わせると、かなりの数に上ることは、想像に難くない。

 ところで・・・

 2006年度が、前3年より、若干減少しているのは、この年から、

 「悪質な販売店の排除」を目的に、改正動物愛護管理法が、施行されたため。

 国民生活センターは・・・
───────────────────────────────────
 「ネットによるペットの購入は、今後も、増加が見込まれる。
  購入する際は、電話などで、確認した上で、契約を結ぶように」
───────────────────────────────────

 と注意を促しているが、これは、業者が、「性善説」に立ったモノの見方。

 正直・・・

 ペット業界は、他の業界と比較しても、"良心的な業者"は、少ない。

 だから、こんな"甘ちゃんなコメント"をしていると、ケツの毛まで抜かれる。

 「増加が見込まれる…」などと言わないで、「ネットで買うな」と言うべき。

 だって・・・

 "生き物"ですよ、生きているんですよ。何で、ネットで、宅配で、お手軽に。

 普通は、考えられないでしょ。この時点で「飼い主失格」です、コイツらは。

 実際に、ネットで、購入したペットを・・・

 気に入らずに、保健所に持ち込むケースも、増えているとのことだ。

 ただでさえ、保健所関連で・・・

 犬や猫が、年間に、何十万匹も、殺されているという現状があるというのに。

 もし、本当に、飼いたいのならば、自分の足を運び、自分の目で、確かめろ。

 それが、出来ないのならば、"バーチャル・ペット"でも、飼っていろよ!

 自分の足を運びたいと、本気で、思う方は・・・

 ペットショップなどではなく、各市町村にある「動物管理センター」を、

 訪ねて下さい。そこには、悲しい現実が、あります。だけど、真実です。

 貴方は・・・

 全ての命は、助けられないかも知れませんが、"1つの命"は、助けられます。

 決して、テレビでは放映されない名もない"1つの命"ですが、大切な命です。

 是非、ネットやペットショップではなく、現実に、足を運ぶ事を、勧めます。

 そこには、本当に、愛おしく、儚い命が、たくさん、充ち満ちて、います。

 けれど・・・

 その命が、長らえることは、ほとんど、あり得ないことなのです。だから…

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