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いよいよ、平成19年・亥(い)年も、押し迫ってきましたね。う〜ん。 貴方は、今年1年、どんな年でしたか? あんまり良くない。う〜ん。 まぁ、照る日もあれば、曇る日もありますから、どうぞ考え込まずに。 それにしても・・・ 平成も、来年は、20年ですよ。しかも、十二支も一回りして、子(ね)年。 何か、両方とも、区切りの良い年ですなぁ〜。何か良い事あるでしょ(^^)。 だけど・・・ 「昭和」という時代も、本当に、遠くなってきましたなぁ〜。う〜ん。 平成19年(2007年)は、色々と起こした北海道ですが・・・ 最後に、「医学関連」のニュースで、"ビッグなもの"を、お届け出来ます! その発信元は・・・ 札幌市にほど近い江別市にある「酪農学園大学」という単科大学です。 この大学は、玉山君が主演の「牛に願いを」というドラマで、使われました。 酪農学部があるのは、全国でココだけという非常に、ユニークな大学です。 私の知り合いにも、ココを、卒業した人が、多く存在します。田中義剛も。 前置きが長くなってしまいましたが・・・ この大学において、遠藤大二という獣医学部の教授らのグループが、 ─────────────────────────────────── 「インフルエンザ」や「C型肝炎」のようなウィルスに感染した 動物の細胞から、原因となったウィルスを、検出する方法を、 世界で、初めて、開発、特許を、取得しました。 ─────────────────────────────────── どういうことなのか・・・ ─────────────────────────────────── ウィルスには、"遺伝物質の違い"によって、次の2種類が、あります。 ─────────────────────────────────── ●DNAウィルス ★RNA(リボ核酸)ウィルス ─────────────────────────────────── ↓ 「インフルエンザ」「C型肝炎」「エイズ」「狂犬病」など、 感染症のほとんどは、★RNA(リボ核酸)ウィルスが、原因 ↓ 今回の検出技術は、★RNA(リボ核酸)ウィルスを、対象としたもの ↓ 遠藤教授と、バイオ企業のシグマアルドリッチジャパンが、共同で開発 ↓ ─────────────────────────────────── 2005(平成17)年に、核酸科学の国際雑誌として著名である イギリスの「Nucleic Acids Research(核酸研究)」に、発表し、 特許庁が、今年の11月に、特許を認める。 ─────────────────────────────────── *酪農学園大学関係者の特許取得は、"初めて"という快挙である。 ─────────────────────────────────── ウィルスの検出手法としては・・・ ─────────────────────────────────── 「プライマー」と呼ばれる"人工的に合成したDNAの断片"に、着目 ↓ 「プライマー」の内、塩基が6つ連なった"4096種"の中から ↓ 動物細胞内にある★RNAウィルスのみに反応する"98種"を、特定 ↓ ─────────────────────────────────── この「プライマー」を利用することで・・・ ─────────────────────────────────── ■ウィルスを複製・増殖 → DNA化 → 感染していない正常細胞の DNAと比較 ↓ そのウィルスの特徴を確定 ─────────────────────────────────── その結果を・・・ ─────────────────────────────────── ■データベースに記録されている既知のウィルスの特徴と比較 ↓ 具体的な種類や、治療法を、特定出来る ─────────────────────────────────── ★RNAウィルスは、年1種類の割合で、"新種"が、発見されているという。 しかし、上記の方法であれば・・・ ─────────────────────────────────── 未知のウィルスの場合でも、既知のウィルスとの比較から、 類似点を見つけ出し、性質などを、推測出来る。 ─────────────────────────────────── これまでは・・・ 感染細胞から★RNAウィルスだけを、取り出す方法はなく、 ─────────────────────────────────── 細胞内の全てのRNAを取り出して、コンピュータを使用 ↓ 既知のウィルスの特徴と比較して、特定 ↓ 費用と手間が、莫大にかかる→(さらに)→ 特定出来る種類にも、限界アリ ─────────────────────────────────── ただし、今回の方法は、現在までのところ・・・ ウィルス検出までに、"1週間近く"の時間が、必要であるとのことだ。 それに対して、遠藤教授は、 ─────────────────────────────────── 「さらに、短時間で、検出出来るよう、技術の改良を、急ぎたい」 ─────────────────────────────────── と、コメントしている。 私は、様々な「薬害裁判」を、見る度に、思うことがある。 何故、国のせい、他人のせいで、背負わされた病気のために、 自分の貴重な時間や、身を削り、裁判を、行わなければならないのか。 これらは、あまりにも、"理不尽"なことであり、あってはならないことだ。 その"理不尽"さを、早期に、解消するためにも・・・ この技術の発展を、心から祈り、遠藤教授のグループに、エールを送る。
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