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ロボットのように管理される動物達!? ペットまで「ICチップ」で管理しないと飼えないのかい? 何でも管理時代なんだねぇ〜(>_<) *「ICチップ」を「マイクロチップ」とも呼ぶ。 【「ICチップ」を法制化?】 今から半年以上前に「ICチップ」を法制化しようとする動きがあったよう である。実はこの事を私はつい最近まで知らなかった。それでも知ったからに ゃあ〜"メルマガとして取り上げたい素材"だと感じた。 「ICチップ」とは、飼い主やペット情報などが入った言わば"ペットの戸籍"。 欧米やオーストラリアなどでは既に一般的な事らしい。事実、日本では装着 率がわずか1%だが、ドイツでは30%以上の飼い犬にチップが埋め込まれて いるそうだ。 「ICチップ」装着を法制化する目的は 『無責任な飼育に歯止めをかけ、迷子の犬、猫を飼い主に戻す』事。 自民党では、北海道選出で獣医師の北村衆院議員を中心に"動物愛護法"改正 案に盛り込むことを検討している。ただ、動物愛護団体の中には時期尚早との 声もある。 ここで考えたいのは・・・ 「ペットが自分で本当に飼い主の所に帰ることが出来ないのか?」という事だ。 【"帰巣本能"を持っているペットが減少?】 「迷子になる」="帰巣本能"を持っていない? "帰巣本能"とはその字の通り『動物が遠く離れた場所から、自分の巣(ペッ トなら家)に帰る事が出来る能力』の事である。 「なぜ、動物達がこの本能を持っているのか?」 それは・・・ 一般的に「自立航法」が関係していると言われている。それは[地図や磁石 など道具を用いずに正しい方向や目的地に移動出来る自然のナビゲーション・ システム]の事である。 *動物は次に挙げる4つの「自立航法」を相互に働かせて、 帰巣すると考えられる。 1.「感覚地図説」…感覚器官(視覚、聴覚など)から得られる様々な情報から、 頭の中に一種の地図のようなものを作っている。 2.「天体コンパス説」…体内で感じている現在の時間と太陽や星など天体の 位置関係から目的地や自らの位置を認識。それを基に巣に戻る。 3.「地磁気説」…体内にある方位磁石と同じ働きを持つ物質によって、方角 を察知し、移動出来る。 4.脳細胞の一種「方向細胞」により、自分の目的地の方向を察知し、その方 向へ移動している。 動物も「ペット界」という自然界よりはずっと生ぬるい環境に慣れたことに よって"帰巣本能"が薄れたのではないかと考えられないだろうか? もう一方で、飼い主にペットに対する本当の愛情が無く、アクセサリーのよ うに扱い、自分が面倒臭くなったらいじめに近い事をやってしまうなどあり、 「ペット自身が意識的に帰りたくなくなっている」という事も現在ならば、充 分に考えられる"迷い"の原因である。 【"本能"を"チップ"で補う!?】 「ICチップ」を使うと言う事はペットという動物をロボットにするという事 に他ならない。ただ、時代の趨勢がそういう流れでペットの良い所(人に対し ての癒しの部分→ペットに意志はない)だけを取るというのであれば「ICチ ップ」導入も仕方がないのかもしれない。 実際の話・・・ 「埋め込みの手術料」は 約5,000円。義務化されれば、国の補助なども 出るため、少しは安くはなるだろう。 ただ、問題なのは「チップの情報を読み取る機械」が据え付けの大型で50 〜60万。持ち運びタイプでも4〜5万円する。数都県では既に配備が進んで いるが、まだ機械を持っていない所の方が圧倒的に多い。 読み取り機のコストも義務化になると下がるだろうが…。 もう一つは「ペットの戸籍」という個人情報を扱うため、その管理をどうす るか?というデリケートな問題だ。これを書いている今でも"情報漏洩"は日常 茶飯事のようにマスメディアを騒がせている。これをクリアしない事には義務 化は困難だと思われる。 やりたい事も分かるし、確かに無責任な飼い主などを見るに付け、尚更、そ ういう風(チップ導入)にした方が良いという気持ちにもなる。 だが、俺達、心の根っこの部分では「ロボットじゃなく、動物で血も心も通 ったペット」を求めているんだよ、間違いなく・・・チップを埋め込むだけと は言っても、ねぇ〜。 「動物としての"帰巣本能"はどんどん薄れて行くんだろうなぁ〜(-_-)」 「動物」→「ペット」→「ロボット・ペット」=AIBOと同じかい!
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