毒舌!医療と生物をやさしく読み解く入門

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使い回しをしないインフルエンザ対策


 我が北海道の不祥事「ミートホープ」に続き、岐阜県でも、同様の不祥事。

 社長が、貧乏から、一代で会社を築き上げ、ワンマンで、自分勝手も同様。

 そして・・・

 自らの保身を考え、最初の記者会見で、全て、社員の責任にしたのも同様。

 まるで、「ミートホープ」の不祥事を、上から、なぞらえるような事件だ。

 しかし、マスコミは言わないが、私は敢えて言う・・・

 全てを、社員の責任にした社長に関しては、言語道断で、断罪すべきだが、

 今回は、社員の側も、「ミートホープ」という悪しき前例があったのだから、

 どうにかして、社会に告発すべきだった。それこそ、マスコミを使ってでも。

 現在では、こういう法律もあるのだ(まだまだ不備も多いけど)・・・

 「公益通報者保護法」 http://www.unlimit517.co.jp/gnews87.htm

 確かに、自分達の手で、会社を潰してしまったら、明日からの生活に困る。

 でも、こんな詐欺師まがいの手口は、何れにしても、長続きしなかったよ。

 社会やマスコミに見つかって、糾弾されるくらいなら、自分達の手で、

 極めて独善的な社長に、三行半を下すべきだったのでは、ないだろうか?

 次の話題です。たまには、厚生労働省も、誉めなきゃね(^^)・・・

 だって、キャリアでもノンキャリアでも、遊んでいる訳じゃないんですよ。

 確かに、深夜まで仕事をして、「居酒屋タクシー」で、帰る。無駄遣い?

 けれど、自分から好き好んで、深夜まで仕事をしている訳ではないでしょう。

 深夜まで、役人を働かせなければならない体制の方に、問題があるのでは?

 役人を責めるばかりではなく、時には「お疲れさん」と労いの言葉を掛ける。

 そんなささやかな優しさも、今の日本人は、なくしているような気がする。

 あまり責めるばかりでは、物事、前に進まないよってことで・・・

 先ずは、厚労省「インフルエンザワクチン」の最前線から、お送りします。

 長谷川秀樹(国立感染症研究所室長)氏が、主任研究員を務める研究班で、

 "画期的"な「インフルエンザワクチン」の開発に、成功したのである。

 "画期的"とは・・・

 注射器がいらず、鼻の粘膜に吹き付けるだけで、感染を防ぐというワクチン。

 ただ、従来からの注射ワクチンには、「決定的な欠点」が、存在していた。

 それは、「"ウィルスの株"が一致しなければ、効果が発揮出来ない」こと。
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 何故なら、従来の"注射ワクチン"は・・・
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         "注射ワクチン"を投与する
               ↓
      血液中に、ウィルスに対する「抗体」を作る
               ↓
       感染した後の発症や重症化を、予防する
               ↓
   だから、「"ウィルスの株"が一致しなければ、効果が発揮出来ない」
───────────────────────────────────
 これに対して、今回、開発された"噴霧ワクチン"は・・・
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 ★ウィルスが侵入する粘膜の外側に、「抗体」を作る
               ↓
  ★「感染そのものを防御する」=ウィルスの株(系統)が違っても効果発揮
               ↓
   ★どの株から変異するか、予測出来ない
    「新型インフルエンザ」への対応策として、期待が持てる
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 *拓の勝手な推測
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  ■インフルエンザ感染後・・・
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  "注射ワクチン"=感染した後の発症や重症化を予防 → 株一致が原則

  "噴霧ワクチン"=感染した後の発症や重症化を予防 →株一致しなくても
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  ◆インフルエンザ感染前(予防)・・・
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  "注射ワクチン"=株が一致すれば、予防出来る。一致しなければダメ。

  "噴霧ワクチン"=株一致しなくても、大丈夫なら、予防効果は非常に高い
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 開発に至った経緯は、長谷川室長を始めとする研究班が・・・
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  先ず、ウィルス本体に似た「リボ核酸(RNA)」に、注目した
                 ↓
  2004(平成16)年に、ベトナムで、人に感染した「H5N1型」
  鳥インフルエンザウィルスから、「ワクチン」を作成
                 ↓
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 マウスで検証すると・・・
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 ●作成した「ワクチン」の元であるベトナム株では、100%感染を防御

 ●遺伝子が多少違っている2005年インドネシア株や1997年香港株
  でも、感染による死亡を、抑制することが、出来た。
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 サルで検証すると・・・
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 ●この「ワクチン」を投与したものは、元気だった。

 ●投与しなかったものは、肺炎を起こした。
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 研究班としては、もう少し、有効性と安全性の確認を、進めて行く一方で、

 2010(平成22)年には、"臨床試験"を始めたいとの意向があるようだ。

 マウスでの検証で・・・

 インドネシア株や香港株での「死亡抑制率」が、どのくらいだったか、

 具体的な数字を知りたい。「新型インフルエンザ」への適応力が分かるから。

 この数字が、高ければ、「株を気にしなくても充分効果アリ」とされるが、

 あまり高くなければ、やはり、「株を気にしなければならない」となる。

 それにしても・・・

 "医療器具の使い回し"が、叫ばれている昨今、"噴霧ワクチン"は魅力的だ。

 ウィルスの"突然変異"など、本当は、ない方が良いのだが、今までの例から、

 「パンデミック(大流行)」が、突発的に、起きる可能性は、否定出来ない。

 突然や突発的だからこそ、いざ起きた時に、準備しておかなければならない。

 霞ヶ関で・・・

 机に座って、仕事をしている人達だけが、役人ではないのである。

 こういう人類の明日のために、地道な研究をしている人達にも、役人はいる。

 十把一絡げに、役人をあげつらうなかれ。だから、労いが肝要なのである。

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