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サッカーの「EURO2008」終わりました。いやぁ〜、感動したなぁ〜(^_^)v 私の一番好きな「スペイン」が、実に、44年ぶりに、優勝ですよ!! ずっと「無敵艦隊」と言われながらも、国際舞台では、活躍出来なかった。 それが・・・ 今回は、「華麗なパスワーク」に、キーパーを含めた「鉄壁の守備」。 これが「スペイン」のサッカーだということを、EUROのみならず、 今大会では、全世界に知らしめたと思います。まさに"21世紀"のサッカー。 姑息な手段で勝つ"優勝"もありますが、「スペイン」というチームは、 自分達のスタイルを守り続けたばかりに、"良い敗者"であり続けたのです。 けれど、神様は、見放さなかった・・・ "良い敗者"は、遂に、「EURO2008」で、優勝という大輪の花を咲かせました。 私も、姑息な手段で勝ち組になるよりも、"良い敗者"でありたいと思います。 急速に、勝ち組になった家電量販店で・・・ 貴方も、色々な媒体で、もうご存じのことでしょう。「ヤマダ電機」の件。 新規出店や、改装オープンなどの時に、納入業者が、強制的に、ただ働き。 現時点で、納入業者は約370社。その内、約250社が要請に応じていた。 すなわち・・・ 「強制的ただ働き」をさせられていたのは、"約7割"の納入業者である。 公取委の立ち入り検査後も、「日当5000円+給食費700円」を支給。 「強制的ただ働き」から、「強制的低賃金働き」に、変更され、続行中。 だが、待てよ・・・ 私が、24年前に、入社した医療卸のA社でも、"同様の事"が行われていた。 現在、A社自体は、S社に吸収合併され、名称も、既に、変更されている。 だから、今でも、"同様の事"が行われているかは、定かではないが、 当時は、上記の「ヤマダ電機」と、"同様の事"が行われていたのは確かだ。 "同様の事"と言っても・・・ A社の場合は、あくまでも、上記の納入業者の立場であり、ただ働き側だ。 当時、大きく分けて、3つの枠組みがあった。「医家」「薬粧」「動物薬」。 ─────────────────────────────────── 「医家(向け)」 ─────────────────────────────────── 病院や医院などに向けて、人体薬(人用医薬品)や医療用器械など、 それらに付随するものを、卸す。大規模の病院を回る者とその他の病院・ 医院(開業医も含む)を回る者に、分けられる(会社によって異なるかも)。 現在、全国で、かなりの数を有し、病院に付随する調剤薬局も、担当。 ─────────────────────────────────── *「医家(向け)」裏話 ─────────────────────────────────── ある馬産地に近い営業所では、馬専門に扱う獣医(実は巨大な牧場所属)に、 大量に、人体薬を販売。もちろん、獣医も人体薬を扱うことが、出来る。 俗にいう"犬猫病院"などは、大半が、人体薬で、占められている。 http://www.unlimit517.co.jp/medi99.htm 一般の人にとっての驚きは、"その量"。人体薬は、通常60kg換算で、 使用量を決めているが、例えば、600kgの馬だったら、どうだろう? 単純計算でも、"10倍"である。特に、2月末から4月初までのお産の時期 は、「産褥熱(分娩の際に起きる細菌感染による熱性疾患)」や肺炎などに 注意しなければならず、発症したら、直ぐに、対処出来るよう大量に、 抗生物質や抗菌剤を、購入し、準備しておく。 しかも、人間でもまだ余り使っていないような「最新の抗生物質」などを、 それこそ、バンバン使って、治療を施す。背景には、その後、高額を稼ぐ であろう馬のことが、念頭にある。馬は、牛や豚などと違い、経済動物 には、入らないが、上記の意味合いからは"究極の経済動物"とも言える。 ─────────────────────────────────── 「薬粧(向け)」 ─────────────────────────────────── ドラッグストアや薬局などに、OTC向け薬品や雑貨(紙オムツやミルク 他)などを、卸す。A社で、その扱いアイテム数は軽く数千を超えていた。 大手のドラッグストアを担当する者とその他の薬局を担当する者がいる。 OTC向け薬品 http://www.unlimit517.co.jp/ana8.htm ─────────────────────────────────── 「動物薬」 ─────────────────────────────────── 各地の農業共済組合、開業獣医、牛、豚、鶏など経済動物を扱う会社や、 農家。馬を扱う獣医(人体薬)。担当地域が広いため、詳細な区分けナシ。 ─────────────────────────────────── *私は、ココに、所属していました。当時は薬を供給する人という意味で、 プロパーと呼ばれていました(医家も薬粧も)。その後、医者や獣医に、 薬品の情報を提供するということから、MRなどと改称されましたね。 ─────────────────────────────────── チョッと、前置きが長くなり過ぎました・・・ 当時、入社したばかりの同僚の間で、まことしやかに言われていたことは、 「薬粧(向け)」にだけは、行きたくないよな。これが、本音でした。 何故なら、当時の「薬粧(向け)」は・・・ 先輩などから、「日曜や祝日など、全然、ないぞ!」と伝えられていました。 この意味を本当に知るのは、大体、配送からプロパーに配属される1年後。 私は、農学部出身ということで、面接の時から「動物薬」希望だったので、 それほど、心配はありませんでしたが、他の同僚は戦々恐々としていました。 その後、配属が決定しました・・・ ある時、札幌の「薬粧(向け)」倉庫の前で、偶然、同僚に、出会いました。 その同僚曰く、「薬粧(向け)」の現状は、先輩の言う通りだったそうです。 例えば・・・ ─────────────────────────────────── ●ドラッグストアの新規出店や改装オープンなど、来て当たり前という態度。 ただ働きどころか、行かないと、如実に、納入量を減らされたようです。 そのために、手が足りない時は、メーカーにも、頼っていたそうです。 ●棚替えや、月末などの棚卸しの時も、必ず、呼び出されたそうです。 ●もちろん、紙オムツやミルクなどの陳列は、自分達でやるのが当たり前。 ●昼食を出してくれるところもありましたが、ほとんどが、自腹です。 ●在庫を極限まで絞って、なくなったら、プロパー頼みという無責任経営。 ─────────────────────────────────── *おそらく、他にもたくさんあったでしょう。確かに、ドラッグストアや、 薬局側などにも、多々問題があったことは、事実です。 それに追い打ちを掛けたのが、当時のA社のスローガン「奉仕の精神」。 そのために、社員は、日夜、休日返上+無給で、働かされていたのです。 社内でも、1日、2千数百円程度(食事代ナシ)で、宿直勤務を、強制。 「奉仕の精神」というのは、立派ですが、仕事と両立は、しません。 そういう理想と現実の乖離の全てが、従業員に、のし掛かってくるのです。 ─────────────────────────────────── 「薬粧(向け)」だけじゃなく・・・ 「医家(向け)」だって、新規開業や、棚卸しなどには、呼ばれていました。 それどころか、開業医の中には、奥さんの送迎にプロパーを使っていた事も。 まさに、プロパーが、「男芸者」と呼ばれていた所以が、ココにあります。 私の所属していた「動物薬」では、良い人が多く、比較的少なかったものの、 全く、ただ働きがなかったかというと、そうとは、言い切れないと思います。 その後の私の職歴においても・・・ 外資系商社で、今は大人気のPというポテトチップスを、販売していた時に、 菓子卸から、スーパーやコンビニの新規出店や改装の手伝いを、打診された ことが何度もありました。もちろん、ただ働きです。昼食代ナシで。 当時、Pも売れていましたし、私も強気だったので・・・ 最初の頃は、手伝いましたが、現状を認識すると、断るようにしました。 しかし、アイテムを変え、なんとか売り上げを維持している菓子メーカーは、 なかなか断る勇気は、持てなかったのではないでしょうか。恐いですから。 急成長した「ヤマダ電機」のみならず、日本の多くの企業では・・・ 長年、従業員の「サービス残業」と「ただ働き」によって、売り上げを、 維持してきたのは、分かり切ったことです。つまり、会社ぐるみの強制労働。 公取委も、今回の件だけじゃなく・・・ 「日本の企業構造」に、もっともっとメスを、入れ続けることを希望します。 特に、「ヤマダ電機」のような急成長組を、ターゲットにすることが、 世の中に、与える影響が、大きいし、他の企業の対応も、期待出来ます。 私は、今、切に思っています・・・ 「そこそこの収入」で「そこそこの生活」が出来、暮らして行けないかと。 それが、今の資本主義社会では無理ならば、日本式主義社会を、構築すれば。 現状の資本主義だの、社会主義だの、別に、そんなに、こだわる必要ある?
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