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洞爺湖サミットの話題にもなったように、世の中「エコロジー」ブームだ。 ご多分にもれず、私も、2年くらい前から、「レジ袋」は、極力避け、 「マイバッグ」の持参を、心掛けている。今では、それが普通の感じである。 けれど・・・ ゴミの方は、一向に減らないのである。特に、「資源ゴミ」とされるヤツ。 スーパーで売られている「肉」「魚」「惣菜」には、未だに発泡スチロール。 独り暮らしだと、コンビニなどの弁当を利用することも多く、それからも。 本来の「燃やせるゴミ」より、これら「資源ゴミ」の方が、圧倒的に多い。 しかも・・・ それらは、「資源ゴミ」として回収され、通常なら、「リサイクル」される はずだが、処理能力が追い付かず、現状では、全てを生かし切れていない。 こんな状態の中で、既に、「ゴミの有料化」に、踏み切っている町もある。 我が札幌市も、現在、検討中ではあるが、「有料化」に踏み切る公算が強い。 だが、待てよ・・・ メーカーやスーパー、コンビニなどの業者は、「ゴミ減量」に、本当に、 取り組んでいるの?「レジ袋」に特化して、目先を誤魔化しているだけ?? 最終的には、消費者が、「ゴミ」を出さなければならないが、これらを、 売って、利益を得ている業者達が、もっと責任を、持つべきであると思う。 現状では・・・ 「ゴミ」の責任を、余りにも、消費者に、押し付け過ぎではないだろうか。 「マイバッグ」が、今では、普通の感じになってきたように、 「肉」「魚」「惣菜」の発泡スチロールだって、無くすことが可能なはず。 だって、一昔前は、それが当たり前だったんですから。やれるはずですよ。 世の中も変われば、消費者のニーズも変わる。業者も、消費者に、 おもねってばかりいないで、きちんとした対策を立て、社会に貢献すべき。 従って・・・ 「ゴミ問題」は、業者と消費者の共同作業で、"減量化"を図るべきです。 消費者ばかりに負担を追わせるのは、チョッと、筋が違うんじゃないんかい。 『治療しない』という選択肢も・・・ ─────────────────────────────────── がんは、「早期発見」し、「早期治療」をする、これが"現代医学の常識"。 "将来"のためには、現在の生活をなげうち、「闘病生活」に、入るべし。 ─────────────────────────────────── 患者に対して、有無を言わせぬ、ほとんど、強制的な「がん治療」が、 現代医学の名の下に、行われている。そこに、選択肢は、無いに等しい。 私は、別に・・・ "将来"を見据えて、がんに打ち勝つべく、「闘病生活」に入ることを、 否定しているのではない。それはそれで、素晴らしい選択であろうと思う。 ただ、自分は、『治療しない』という選択肢も、残しておいて欲しい。 何故なら・・・ "将来"というのは、非常に、「未確定なもの」なのである。分からない。 だから、その可能性に懸けるのも、一つの選択肢だし、その逆に、 分からない"将来"に懸けるよりも、今の生活を守るというのも立派な選択肢。 昨今、話題に出る「インフォームド・コンセント」は、決して、 患者を説得することではなく、あくまでも、"納得"してもらうということ。 ゆえに・・・ 医師が、患者の家族を強引に巻き込み、「治療」の方向に、持っていくのは、 間違いである。医師の方も、一つの選択肢として「治療プラン」を示すべき。 患者の意識が確かならば、後は、患者自身に、選択を委ねるのが、ベストだ。 "やり過ぎ"は患者に負担か(胃がんに関して)・・・ 日本国内では、進行性の胃がんの患部と、転移の恐れがある胃の周辺や、 胃に繋がる血管周辺のリンパ節を、切除する手術が、標準とのことである。 場合によっては、大動脈周辺まで、切除範囲を拡げるケースも、あるようだ。 これに疑問を持った国内のがん臨床医グループは・・・ ─────────────────────────────────── 1995〜2001年にかけて、 全国24病院で、胃がん患者523人の同意を得て、臨床試験を、実施。 ─────────────────────────────────── ●標準的な手術を受けた患者(5年後生存率) 69.2% ■標準的な手術+大動脈周辺のリンパ節切除(5年後生存率) 70.3% ─────────────────────────────────── この結果を受けて、研究代表者の笹子三津留兵庫医大教授は・・・ ─────────────────────────────────── 「今後は、手術に伴う無益な患者の負担を避けるようになるだろう」 ─────────────────────────────────── *先ず、「5年後生存率」って、言葉が、恐いよねぇ。今までの統計から、 出ている言葉なんだろうけど、医療の世界では普通に使われている。 まさに、患者がモルモット感覚であるのが、この一言で分かるよねぇ。 患者の身体だって、その状態だって、千差万別なのに、数値だけで、 先を見通してしまっちゃう。医者は、「神様」なんだねぇ、本当。 数値にこだわれば、●と■で、1.1%違う。これを、変わらない。同じ としてしまって、良いのかねぇ。患者によっては、これを大きい差だと取 るかもしれないよ。 だから、「無益な患者の負担」と言い切らない方が、良いんじゃないの。 客観的なデータを示すのが、がん臨床医グループの使命であり、役割。 後の選択は、患者に任せなきゃダメだよ、無責任な決め付けは御法度。 ─────────────────────────────────── 世間的な評判が良い医者ほど、「やり過ぎてしまう」のが、現代医学界。 そして、患者の選択肢を狭めてしまうのも、自分の腕に自信があるこういう 「名医」達なのである。「素人は黙ってなさい、私はプロ」だって具合に。 こんな例もあった・・・ 微熱、倦怠感、急性腎不全などが認められ、「抗がん剤の副作用」の疑いで、 緊急入院した40代の女性患者。T病院では、直ぐに、"投薬履歴"を確認。 ─────────────────────────────────── 一回だけ、投与する予定の「抗がん剤」を、4日連続で、計4回も投与 ─────────────────────────────────── 「抗がん剤の副作用」どころか、「抗がん剤の過剰投与」で、強副作用出現。 当たり前だよなぁ〜、「抗がん剤」って、人間の身体にとっては、異物だし、 "毒"以外の何物でもない。特に、「抗がん剤」は、"猛毒"に、間違いなし。 そんな"猛毒"を、4倍も投与されてごらん、当然、身体がおかしくなるよ。 未だに、「薬」は、神聖なもの・・・ 何て意識、医療関係者の中に、あるんじゃないの。だから、間違えるんだよ。 「薬」=「毒」という意識でやっていたら、絶対に、間違えるはずないよ。 患者に対して、「毒を盛る」んだもの、緊張もするし、慎重にもなるはず。 医療関係者が、良くする言い訳に・・・ ─────────────────────────────────── 「医師や看護師などの絶対数が不足しているから、しょうがないんだ」 ─────────────────────────────────── その現状は、私も良く分かっている。けれど、絶対にしてはいけないことが、 あるはずだ。上記の「抗がん剤」投薬ミスなど、それの最たるものだろう。 絶対数の問題も、早急に、解決しなければならないが、現場にいる以上、 ミスの原因を、それに求めてはいけない。それでは、患者が蔑ろになる。 医療スタッフの貴方にとっては・・・ 多くの患者の一人かも知れないが、患者にとっては、貴方は一人だけ。 だからこそ、先ず、目の前にいる患者を、大切にしないといけない。 貴方の心掛け次第で、患者を生かしも、時には、殺しもするのである。 元MRの私がアドバイスするとしたら・・・ 「薬」=「毒」という認識を、いつも忘れずに、現場に臨んで欲しい。 前出の女性患者は、現在、重度の合併症で、緊急入院中。意識はあるとの事。 T病院も、この事態を深く鑑み、「医療事故」として、発表したようだ。 この患者も、当初は、自分で、「抗がん剤」治療を、選択したのだろうか? 医師は、その時、「抗がん剤」の恐ろしさを、充分に、伝えたのだろうか? どうも・・・ 現代医療は、「がんの治療」ばかりに、目が向き過ぎている気がします。 「がん細胞をスルーする」=「治療しない」という選択肢にも、もっと目を、 向けるべきです。元々、がん細胞は、異物ではなく、自分の物なのですから。 それらを寄って集って・・・ 異物である「抗がん剤」による治療、放射線治療、あるいは、摘除術などに、 よって、叩こうとします。それらが、がん細胞にだけ、影響を及ぼせば、 良いのですが、実際には、それ以外の多くである正常な細胞を、破壊し、 身体に、多大な影響を与えます。一部を叩くために、全部がダメになる事も。 極端な例になると・・・ ─────────────────────────────────── 患者が亡くなっても、「俺は、がん細胞は全て取った。治療は成功」 などと、ウソぶいている医師も、いるそうです。 ─────────────────────────────────── しかし・・・ がんに罹ったら、やはり、治療をしようとする人が、世の中の大半でしょう。 だから、がんと闘うことが美談とされ、マスコミで、取り上げられています。 北京五輪を前に、「横紋筋肉腫」という・・・ 小児がんの一種で亡くなったバレーの横山友美佳さんもその一人でしょう。 彼女は、高校2年の時、既に、全日本入りしています。身長も189センチ。 私の大好きなサオリン(木村沙織選手)は、彼女の一学年先輩だそうです。 両選手とも、非常に若くして、全日本に選ばれ、将来を嘱望されていた。 けれど、2005年3月・・・ 一人は、「がん治療」を、もう1人は、「北京五輪」を、目指すことになる。 友美佳さんは、「全日本」や「北京五輪」ではなく、「がん治療」を、 選択した。自ら選んだのかは、彼女の自著を、読んでいないので分からない。 http://www.unlimit517.co.jp/ib367.html ただ、一つ分かることは・・・ 「治療する」を選んでも、『治療しない』を選んでも、"将来"のことは、 医者にも、誰にも、分からないということ。確率だけで、物事は量れない。 だからこそ、少数派の選択肢である・・・ 『治療しない』を、選ぶことは、愚かなことなのだとは、言えないだろう。 私の尊敬して止まない「松田優作」さんは、膀胱がんだったのにも関わらず、 「映画(ブラック・レイン)」を、選択した。そして、40歳で、没した。 http://www.unlimit517.co.jp/id367.html 今でも・・・ 「映画」などに出演しないで、早めに、治療をすれば、治ったかも知れない のに…などということを、したり顔で言っている連中も、後を絶たない。 "ハリウッド"への名刺代わりとはいえ、主役を二人とも食ってしまった 鬼気迫る演技を目の当たりにすれば、したり顔発言も、分からなくもない。 けれど、私は・・・ 優作さんが、「がん治療」よりも、「映画」を優先したことが、一番、 彼らしかったと、考えている。それでこそ、「松田優作」なのである。 これを許した医師が、その後で、マスコミに叩かれたが、これこそが、 私が主張する「患者の意思を尊重する医療」なのだと、今もってそう思う。 この医師は・・・ 病気を抱えた「映画人・松田優作」のことを、最大限に、理解していたのだ。 だからこそ、優作さんに、「映画」という選択肢を、最後の最後で与えた。 がんに対して、「治療する」『治療しない』・・・ どちらが、良い悪いではない。患者が、どちらでも、選択出来るように、 すべきであると、私は思う。その意思決定を、医師が、邪魔すべきではない。 仮に・・・ 『治療しない』を選択し、それで死に至った。それも立派な「尊厳死」だ。
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