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新社会到来"オーダーメイド食生活"


 私の職場がある北海道千歳市では、木々も深紅に色づき、既に晩秋の佇まい。

 見ている分には、心地良いのですが、掃除をするとなると、話は別です。

 掃いても、掃いても、どこからか、涌き上がるように、寄せてくる葉の大群。

 それなら、放っておけば・・・

 けれど、放置しておけば、今度は、大量に集まり、一度では、掃き切れない。

 "レレレのおじさん"の如く、こまめに掃くのが、落ち葉の対処法なのです。

 まぁ、これも「秋の風物詩」。なくなると寂しい。精精格闘しますわ(^^)。

 ところで、貴方は「朝食」を摂っていますか・・・

 私は、以前は、摂っていたのですが、現在は、「理由」があり、止めました。

 その「理由」は、"あるアンケート"を紹介した後で、申すことにします。

 "あるアンケート"とは、"「朝食」に関するインターネット調査"のこと。

 調査会社は・・・

 "マクロミル"という東証一部上場も果たしているこの業界では最大手の所。

 まぁ、そういう"由緒正しき会社"だからといって、全面的に信用は出来ない。

 調査なんか、モニターがいい加減だったら、全体の結果も、いい加減になる。

 "メディア・リテラシー"じゃないが・・・
 http://www.unlimit517.co.jp/gnews39.htm

 ネット上や、マスコミを使って、公表される調査結果は、参考程度に留める。

 それを全部鵜呑みにし、自分のライフスタイルを変えるという愚を犯さぬ事。

 それは、あくまでも、"狭い範囲でのモニターの傾向"でしかないのである。

 今回の調査だって・・・

 「首都圏にある一都三県の20歳以上の男女1030人」の結果でしかない。

 それなら、何故、紹介するんだ? そこには、私の"疑問"が存在するから。

 禅問答みたいなことは、この辺で止めて、取り敢えず、先へ進みましょう。

 「朝食」に関する調査結果は、以下に・・・
───────────────────────────────────
 ●「朝食」の頻度
───────────────────────────────────
  「週に5日以上」 78%

  「週に3、4日」   9%

  「週に1、2日」   7%

  「食べない」     7%
───────────────────────────────────
  *四捨五入しているため、総計は100%にならないとのこと。また、
   モニターの皆さんの97%は、「朝食を重要」と考えているそうだ。
   それにも関わらず、23%は「週に3日以上食べない」などとしている
   表記もあるが、私から言わせると、78%もの人が「週に5日以上」も、
   何らかの形で、「朝食」を摂っているだから、いいんじゃないとなる。
───────────────────────────────────
 ●「朝食」にかける時間
───────────────────────────────────
  「5分未満」          6%

  「5分以上15分未満」  57%

  「15分以上30分未満」 27%

  「30分以上1時間未満」  3%

  「その他」           7%
───────────────────────────────────
  *「その他」って、1時間以上ってこと?きっと良い身分の人なんだねぇ。
   朝は、少しでも寝ていたいもんなぁ〜。それに、体や内臓も充分に起き
   ていないのに、無理やり、食物を詰め込むのは、どうなのかなぁ〜。
   無理やりにでも良いから、体や内臓を起こして、仕事に備えろって事?
───────────────────────────────────
 ●「朝食」での主食
───────────────────────────────────
   「パン」                 49%

   「ご飯」                 36%

   「果物」                  4%

   「ヨーグルトやゼリー」         3%

   「シリアル」(ケロッグ等)        3%

   「栄養補助食品」(カロリーメイト等) 2%

   「その他」                 3%
───────────────────────────────────
  *バナナダイエットが、もっと流行った時期に調査したら、「果物」の%
   が、上がったんだろうなぁ。アンケートって、そんなもんだよね。それ
   にしても、「パン」が、半分近いとは、"欧米化"だよ、まさしく。

   でも、自給率で考えると、米は100%だけど、食パンの自給率は僅か
   1%だよ、1%。「パン」なんか食っている場合じゃないと思うけどな。
   穀物の自給率が低い日本は、諸外国から、喉元に短刀を突きつけられて
   いるような状況だよ、本当に。食べるものくらい自国で賄いたいよね。
───────────────────────────────────
 ●「朝食」で重視するポイント
───────────────────────────────────
  「簡単に食べられること」 68%(最も多かった回答)

  「毎日食べること」「栄養のバランス」(高齢層ほど重視)

  「空腹を満たすこと」(若年層ほど高い割合)
───────────────────────────────────
  *若年層の方が、生物としての理には適っている。本来、生物が食を摂る
   のは、「腹が減っているから」という理由。従って、「毎日食べること」
   を、重視している高齢層は、「朝食を摂らねば」という食習慣に囚われ
   過ぎている様な気がする。
───────────────────────────────────

 そもそも・・・

 「1日3食」などという食習慣が、根付きだしたのは、日本の社会が、

 農耕に移行してからのこと。狩猟が生業だった頃は、こうは行かなかった。

 だって、狩りだから、獲物が捕れるかどうかさえ、確かじゃないでしょ。

 1日、狩猟に行って・・・

 獲物が0だったら、空腹のまま、過ごすしかないもんなぁ、家族で我慢。

 次の日は、父ちゃん、死にものぐるいで、家族のために、獲物を狩るよね。

 当然、朝は、空腹で出かける。でも、この空腹感が、やる気を、掻き立てる。

 この空腹感を、我慢して、漸く・・・

 獲物を狩り、家族で囲む食事は、おそらく、最高のものになるであろう。

 現代人は、"3食"ということにこだわるあまり、空腹感を、忘れている。

 食事が、楽しみではなく、健康を維持するための義務感による儀式となった。

 だから、上記の調査結果のように・・・

 97%もの人々が、「朝食が重要」だという観念に、囚われてしまう。

 私が常々疑問に思っていたことは、日本全国で、どのくらいの人間が、

 「3度3度の食事を規則正しく摂ることが出来るのか」という命題である。

 人それぞれ、環境も身体も健康状態も違う・・・
───────────────────────────────────
 前の晩、付き合いで遅くなった人が、無理やり、「朝食」を摂る必要ある?

 酒で、胃や腸が疲れているのに、腹も減っていないのに、食べる必要ある?

 まだ、空腹じゃないという胃袋が、嫌ですというのに、詰め込む必要ある?
───────────────────────────────────
 私が「朝食」を止めた「理由」は・・・

 まさに、ココにあります。ここからは、私事で、誠に、恐縮ですが、

 現在、日勤の時は、15時間勤務で、移動時間も入れますと、19時間位。

 睡眠は、4時間程度しか取れない過酷な勤務状況の中で、働いております。

 朝は、4時起きで・・・

 以前は、職場に着いたら、即、「朝食」を摂っていました。主に、菓子パン。

 長丁場であるため、「朝食」を摂らなければ、持たないという観念からです。

 ところが、こういう食習慣を取り始めてから、しばしば、腹痛を起こす様に。

 一人の職場であるために・・・

 度々、トイレに行っていては、職務を全うすることが、出来なくなります。

 どこに、原因があるのか、少し、考えてみましたところ。やはり「朝食」。

 思い切って、「朝食」を摂るのを、止めたところ、腹痛は、収まりました。

 よ〜く考えてみますと・・・

 「朝食」を摂ることにより、胃や腸が、活発に動き出し、便通をもよおす。

 これは、ごく自然な身体の営みであります。でも、環境的には、許されない。

 私と同じ状況を抱えた人々は、結構、多いのではないかと、推測されます。

 何も、「朝食」や「3食」に・・・

 こだわる必要はありません。それぞれの人の身体や環境にあった食生活を、

 1人1人が、構築して行けば良いのです。それこそ"オーダーメイド食生活"。

 我々は、今まで、専門家やマスコミの喧伝に、脅され、囚われ過ぎでした。

 だって、喧伝している方が・・・

 そんな「規則正しい生活(食生活)」をしていないことは、明々白々です。

 二言目には、「健康のため」「ダイエットのため」などと、誘惑しています。

 それらを利用して、のし上がったのが、今話題の「マルチビジネス」です。

 こんなものに、引っ掛からないためにも・・・

 個人個人に別々で、"オーダーメイド食生活"を、確立していくべきです。

 私は、空腹感を考慮し、休日は「1食」の生活を、2年ほど続けています。

 空腹感は、生きているという実感をも、引き出します。この後の食事が旨い。

 現代日本は、既に、農耕社会から変貌しています・・・

 それならば、これ以上、「1日3食」や「朝食」に、こだわる必要はナシ。

 自分の胃袋の声なき声を、身体の中から、聞いてやって下さい。本音を。

 「ぐぅ〜」という良い腹の音がしたら、食事のサインです。さぁ、どうぞ!

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