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貴方は、あの高級魚「ふぐ(河豚)」って、食べたことが、ありますか? 道産子の私には、「ふぐ(河豚)」は、とても敷居が高く、食べたと言っても、 20年ほど前に、会社の先輩に連れて行って、もらったきりですなぁ〜。 確かに・・・ ふぐ刺しは、とても淡泊で上品な味だったと、記憶を掘り起こしています。 ふぐちりも、食べさせてもらいましたが、ほとんど、記憶に残ってません。 当時、若かった事もあり、自分でお金を出してまでとは、思いませんでした。 その「ふぐ(河豚)」・・・ 私は、てっきり、「ふぐ調理師免許」がなければ、捌けないと思ってました。 ところが、私の住む北海道も含め28道県では、「講習だけで調理OK」。 「ふぐ取り扱い条例」を定めているのは、残り19都府県に、過ぎません。 何故、この"問題"が発覚したのか・・・ それは、山形県鶴岡市で、「ふぐの白子」による食中毒が、発生したから。 ─────────────────────────────────── *「白子」とは、ふぐのオスの精巣のこと。産卵期の1〜3月が一番美味。 ─────────────────────────────────── 問題の店は、前から「魚料理が美味しい」と評判だったそうです。ところが、 この「白子」も捌いた当の店主については、「ふぐ調理師免許」どころか、 「調理師免許」も、所持していなかった(ふぐを調理するには最低限必要)。 ─────────────────────────────────── 山形県で「ふぐ」を捌くのに必要な条件 ─────────────────────────────────── ●調理師免許 ─────────────────────────────────── *当然、所持してなければ、「調理師法違反」罰則アリ ─────────────────────────────────── ▲ふぐ取り扱い講習(上記の28道県に含まれ「講習だけで調理OK」) ─────────────────────────────────── *ただし、条例できちんと定めていないので、未受講でも罰則は科せない。 ─────────────────────────────────── ▲ふぐ調理師免許 ─────────────────────────────────── *山形県で、ふぐを捌く分には、特に、必要ナシ ─────────────────────────────────── ふぐを扱わなければ・・・ 地方自治体で、「飲食店の営業許可」を取得するために、必要なものは、 「食品衛生責任者」が1人。これは、講習を受ければ、資格が取得出来る。 別に、「飲食店」だからと言って、「調理師免許」が、必要な訳ではない。 ただ・・・ 「調理師免許」があれば、「食品衛生責任者」講習が、免除されるくらい。 良く考えれば、どう見ても「調理師免許」など持ってなさそうなにいちゃん、 ねえちゃんが、ファーストフードでは、先頭に立って、調理しているもんな。 だから・・・ くだんの店主が、最大の罪に問われるのは、「食中毒発生による営業停止」。 でも、飲食店にとっては、これが一番つらいかも知れないね。その後も、 「食中毒を発生させた店」というレッテルが、ずっとついて回るもんなぁ〜。 それにしても・・・ 「講習だけで調理OK」という28道県では、ほとんど、ふぐの知識を、 持たないような調理師が、捌いている可能性も高いと、いうことだよね。 やっぱり、北海道で、ふぐを食すのは止めた方が良いというのが、俺の結論。 こういう事実は・・・ 何か、事件が起きてみないと、露呈してこないんだね。恐ろしいことだけど。 俺の今までのイメージだと、ふぐみたいな高級魚は、必ず「ふぐ調理師免許」 を持った人が、注意深く、丁寧に捌いているという感じだったものなぁ〜。 けれど・・・ ふぐのような毒を持った魚は、別として、料理というのは、「免許」で、 作るものじゃないからねぇ。基本的には、作る人の"センス"に、よるよね。 「調理師免許」なんて持っていても、不味い料理を作る人は、たくさんいるし、 素人でも、美味い料理を作る人は、大勢いる。それに、個人の好みもあるし。 最近・・・ 「メタボだなんだ」「健康に注意しよう」「ダイエットが必要」なんて、 言葉が頻繁に出回っているけど、俺は、自分が生きている間は、自分自身が、 美味しいと思うものは、好きなだけ、食べていたいな。何で、我慢するの? いくら「健康に注意」したって・・・ 明日は、どうなるか分からないし、生きているかも、確実なことじゃない。 「明日も生きている」という事を、前提にして、健康を考えているんだよね。 そんな不確実なことに、我慢するより、今この時を、楽しむ方がいいよね。 "計画性"がない・・・ だから、"計画性"って、何なのさ? これだって、健康と同じ前提条件。 そんな先のこと、人間如きが、分かる訳ない。もう、神や仏の領域だよね。 過去は過ぎ去ったことだし、未来はまだ来ない、だから、今を楽しむのです。 ちょっと・・・ 脱線してしまいました。今回の問題をきっかけに、「現代食生活」を思考す。 ただし、"ふぐのような毒持ち魚"に関しての対応が、都道府県で、余りにも、 バラバラ過ぎる。統一した基準を、早急に定め、「ふぐ調理師免許」所持者 以外は、ふぐの調理が、出来ないことにする。ふぐのふく(名誉)のためにも。 ところで・・・ ふぐは、魚なのに、何故、「河豚」と、書くのか、貴方はご存じですか? ─────────────────────────────────── 先ず、「豚」から → 身に危険が迫ると「豚」のような鳴き声を発する。 ─────────────────────────────────── *これについては、私自身、小学校低学年の頃に、親父に連れられて行った 海で、ふぐを釣った時に、経験している。釣り上げると、確かにこの声が。 ─────────────────────────────────── 次に、「河」から → 日本では、ふぐは海の魚だが、古代中国では、黄河 などの"河川"に、淡水性のふぐが多く棲息していた。 ───────────────────────────────────
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