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今日は、朝から、いや〜な気分に、させられてしまいました。ある番組に。 この番組では、過去にも数回に渡り、ジャーナリストT氏のがんレポートを。 ジャーナリストが、自分を切り売りするのは、構わないが、「闘病」を、 押し売りするのだけは、止めて欲しい。「がんと、積極的に向き合え!」 それで・・・ どれだけの人が、苦しんでいるのか、報道の最先端であるジャーナリストが、 分からないのか? 重箱の隅を突いて、"良性のがん"をも穿り出す検査で、 病気を意図的に作り出し、生きるのに、非常に貴重な臓器達を、切除する。 自分が・・・ 現在、生きているから、その方法は正しいのか?本当のジャーナリストなら、 客観的な視野も加えて、検証すべきじゃないの?鵜呑みにするとは無知蒙昧。 他の出演者達も、「がんと、積極的に向き合え!」というT氏の姿勢を、 後押ししている。スタジオ内は、"出来レース"で、苦言を呈すこともダメ? こういう事だから・・・ 製薬会社がスポンサーになったり、医師会が圧力を掛けるような民放には、 「正確な医療情報」を提供出来る訳がないと、このメルマガでも書いている。 まさに、今回のT氏のがんレポートは、それを自ら、証明したようである。 ─────────────────────────────────── ●日本の医療技術は、非常に高いから、バンバン手術を受けても大丈夫。 「僕なんか、もう4回目で、手術にも、慣れちゃいましたね」 ─────────────────────────────────── *日本の医療技術は決して高くない。何故なら、がんという病気に対して、 これほど手術を行い、臓器を摘出する国は、他にはないから。臓器摘出 は、即、身体を弱らせることに繋がる。がんを叩く前に、身体がダメに。 ─────────────────────────────────── ●早期発見、早期治療を行うことにより、かなりの確率で、がんは治る。 ─────────────────────────────────── *先記した通り、実際には、手術必要ナシの"良性のがん"をも切り取って しまっている。転移の可能性など、全くないにも関わらず。これらは、 早期発見の弊害以外の何物でもない。そして、無意味な早期治療により、 身体がボロボロにされてしまう可能性も高くなる。 ─────────────────────────────────── ●がんと、積極的に向き合って欲しい。 ─────────────────────────────────── *早期発見により、積極的に向き合った事で、助かった人の数より、不運 にも命を落とした数の方が、ずっと多いのではないか。がん細胞は元々 自分の細胞。しかも、通常の細胞より、ずっと分裂の速度が遅い。それ なのに、早期から、余計な治療をし、精神的な負担も大きくなることで、 身体に莫大な負荷を、掛けてしまうのである。これでも、積極的に向き あった方が、良いのだろうか? ─────────────────────────────────── 発言の幼稚さ、客観的な検証も加えられないT氏は、ジャーナリストの風上 にも置けない人です。これじゃ、素人のレポートよりも、ずっと質が悪い。 こんな方が、今度、NPO法人「がん患者団体支援機構」の理事長に就任。 ─────────────────────────────────── 「がん治療の情報は患者に十分行き届いておらず、治療の質も地域によって ばらばらだ。患者側から医療側や行政などに要望を伝え、日本のがん治療 を変えていきたい」 ─────────────────────────────────── *どうか黙っていて下さい。人を惑わせるような情報なら、毒になりこそ すれ、益になることはないでしょう。それに現在の貴方は、マスコミと いう巨大権力媒体を使い、「医療側や行政などの要望を、患者に押し付 けている」に過ぎないのです。日本のがん治療を、改悪しないで下さい。 *同機構は2005年9月、がんの情報不足や治療の地域格差などの問題 に対応するため設立。全国58の患者団体が会員になっているそうだ。 ─────────────────────────────────── 誤解を恐れずに・・・ がん患者さんは、一度、その治療を受けたら、それを信じたいのが本音です。 それに関わる医師や、医療スタッフ、施設等も、同時に、信じたいでしょう。 それだからこそ、T氏も、自分の治療法に対し、深く信じ、口外したのです。 確かに・・・ 途中で引き返すことは、勇気がいる事であり、自分をも否定するような感覚。 それに、代替する治療方法も、素人では、なかなか思い浮かばないし、もし、 違う医師に聞いたとしても、この日本ならば、大して変わりはないでしょう。 同病の患者さんに聞けば・・・ 一見良さそうに思えます。けれど、T氏のところでも、申しましたように、 どうしたって、自分が受けている治療法に関しては、盲目的、主観的になり、 信じ込みやすく、アドバイスも片寄りがちになります。だから、貴方も、 全ての情報を鵜呑みにせず、客観的に、判断される方が、良いと思います。 決して・・・ ─────────────────────────────────── ●あのマスコミで有名なジャーナリストのT氏が、言っていたから… ●あの腕が良くて、業界では有名な先生(医者)が、言っていたから… ●ネットで話題に、本も出し、有名な患者さんが、言っていたから… ─────────────────────────────────── こんな下らない理由に、自分の人生を託さないで下さいね。取り返しが、 つかなくなってしまいますよ。その時に、他人を恨んでも、始まりません。 どんな人が、言っていても、常に、「情報は客観的に判断」して下さいね。 そして・・・ 最終的な判断は、医者や家族に任せず、必ず自分自身で、決断して下さい。 そして、自分の決断を、信じて下さい。その精神的な安定で、治療効果は、 違ってきます。先記とは矛盾するかも知れませんが、決断後は腹を決めます。 ただし・・・ どうしても、受けている治療法が、信じられなくなった時は、その治療を、 「一時中断して、様子を見る」という選択肢があることも、忘れないで。 何でもかんでも、弄くり捏ねくり回せば、良いというものでは、ありません。 今の日本では・・・ 「がんは、必ず治療するもの」と決め付けているような風潮が感じられます。 確かに、直ぐに治療すべきがんもありますが、ほとんどのがんは、直ぐに、 治療しなくても、問題のないものです。呉々も、風潮に乗らされないように。
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