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7月の札幌は、「1日おきに雨」、いや、もっと多かった気がするなぁ〜。 新聞のデータを見ると、平年の3倍には満たなかったものの、記録的なもの。 この現象は、梅雨前線が、北海道の方に、押し上げられてなったものらしい。 私も・・・ 47年生きてきましたが、記憶にない程の「異常気象」だったと思います。 「エルニーニョ」「ラニーニャ」などの用語も、最近は、定着しつつある。 日本の裏側で起こっていることが、気象で、自然環境で、大影響を与える。 やはり、"地球は一つ"だったのですねぇ。再認識させられる今日この頃です。 「異常」と言えば・・・ 私の身体にも、この3ヶ月間以上に渡り、「異常現象」が存在しています。 今も確認しましたが、右腋の下に、「新たな赤い発疹」を、発見しました。 自己診断も二転三転。「急性蕁麻疹」→「慢性蕁麻疹」→「陰嚢湿疹」…。 やっと「コレ」らしいと・・・ 診断が着いたのが、今から1ヶ月位前。「コレ」=「ジベルばら色粃糠疹」 この病名で分かりにくいのが「粃糠疹(ひこうしん)」。この意味は次の様。 「細かいフケが発疹に付着したもの」ということらしい。確かにそんな感じ。 それから・・・ 前半の「美しい用語の並び=ジベルばら色」の意味。先ず「ジベル」から。 これは、この病気の発見者の名前。フランスの皮膚科医「ジベール」氏より。 次に「ばら色」。これは、発疹の色の特徴「淡い紅色(ばら色)」から来る。 ネットで・・・ 様々な角度から「検索」して見た。列記し、私自身の"実体験"と比較する。 ─────────────────────────────────── ●10〜30代の若年層(特に女性)に多い。 ─────────────────────────────────── [実体験] 私は現在47歳の男性だが、発症した。病名は一般的ではないが、 それ程、珍しい病気ではない様だ。「感染はしない」とされてい るが、もし、「ウイルス性疾患(原因も定かではない)」ならば、 その「ウィルス」が他人に移り、発病する可能性も否定出来ない。 ─────────────────────────────────── ●痒みなどの自覚症状、ある程度出る。それ程、強くない。 ─────────────────────────────────── [実体験] 私は余りの「痒さ」に寝不足になり、精神にも異常をきたした。 「それ程、強くない」などと軽々しく書かないでいただきたい。 この「痒さ」の程度は、おそらく"体質"から来るものだろう。 私は、幼少時から"アレルギー体質"を有しているため、例えば、 体が温まっただけでも、「痒み」が生じる。だから"アレルギー 体質"を有しているかいないかだけでも、この病気の自覚症状は、 大きく変化するものと推測される。データや他人の身体での症状 は、参考程度に留め、鵜呑みにはしない。 ─────────────────────────────────── ●治癒には、1〜2ヶ月かかる。 ─────────────────────────────────── [実体験] 私は7月14日で、既に、3ヶ月以上を経過。まだ、完治してい ない。部位によってもバラツキがあり、「かさぶた」「赤み」 「通常の肌の色と斑模様」「新たな発疹」「とびひ」等。これら の症状が入り交じり、改善も一進一退の状況。その日の「痒さ」 の程度は、当日の体調にもよる。 ─────────────────────────────────── ●発疹の出現は、腹部や背中に多い。 ─────────────────────────────────── [実体験] 確かに腹部には、夥しい「ばら色粃糠疹」が拡がっている。自分 の身体ながら、その状態を見ると、「痒み」が増してくる。私に 訴えかけようとしているのは、分かるのだが、早く消えて欲しい というのが本音である。 私の場合、背中の発疹はそれ程でもないが、度々「痒み」が襲う。 そして、左の首筋には、"大きな赤いアザ状"の病変が居座る。 症状の緩和に従って、若干色は薄くなったが。 一番酷いのは「内股」。腹部から両内股にかけて、ベースに、 "大きな赤いアザ状"の病変があり、その表面を「ばら色粃糠疹」 が覆っている。掻くと治りが遅くなると、分かっていても掻く。 それでも我慢出来ない時は、「抗ヒスタミン剤」の内服と軟膏 (非ステロイド系)の塗布を施す(現在、内服は中止)。 出現部位については、恐らく差異があるだろう。経験から言うと 他の湿疹と同様に、「内股」や「腋の下」などの隠れた部位にも、 「ばら色粃糠疹」の居やすい環境があるのだと思う。 ─────────────────────────────────── ●クリスマスツリー様になることも。 ─────────────────────────────────── [実体験] 前記した様に、私の場合は、クリスマスツリーというよりも、 "大きな赤いアザ状"のものが、アメーバ様に拡がっている感じ。 ─────────────────────────────────── ●"ドクターショッピング"患者も多い。 ─────────────────────────────────── [実体験] "ドクターショッピング"というのは、「無責任な医者によって、 引き起こされる患者の他発的ジプシー行動(私的解釈)」。特に、 私の経験上、患部を直接診る時間も極端に少なく、おざなり検査 で、最後に、「ステロイド系外用剤」を処方して、お終いという 皮膚科医が多過ぎる。 私も、若い頃から「ステロイド系外用剤」のお世話になっている。 確かに、初期の効き目は凄く、発疹なども綺麗に消えてなくなり、 一見、治癒した様に感じられる。しかし、効き目は長くは続かず、 早晩、以前と同じ様な病変が出現する。そりゃそうだ、考えて見 りゃ、表面上の病変を、少しの間、隠していただけだもの。 それでも、皮膚科医は懲りずに、繰り返し、直接患部を診ること もなく、どんどん強い「ステロイド系外用剤」を処方してしまう。 効き目が強いということは、それと同時に「副作用も強い」って 事。当然、患者の身体に、何らかの悪影響を及ぼしてしまう。 (この辺の事情は、「抗生剤・抗菌剤」に類似している) 私の場合だと、繰り返し「ステロイド系外用剤」を使った部位で は、肌が薄茶色に変色したりしている。その他にも"尋常性白斑" が、身体の所々に見られる。 ─────────────────────────────────── *"尋常性白斑"とは、俗称でシロナマズと呼ばれている。その名 の通り、皮膚の色素がなくなり、白く変色してしまう。今の所、 「原因不明」という見解の様だ。 私は原因の一つとして、「ストレス」を挙げたいと思う。全て がこれに起因するとは思わないが、大きな比重を占めている気 がする。私の経験からも、以前いた職場の上司の病例からも。 それと、先頃亡くなったマイケル・ジャクソン。彼が、急に、 白くなったのは、人種的問題からではなく、この"尋常性白斑" が原因だったとする説も存在する。もしかすると、スーパース ターという莫大な「ストレス」が、その要因かも知れない。 それと、私が上げるもう一つの原因は、ここで敢えて言うまで もなく、「ステロイド系外用剤」である。この"尋常性白斑"の 治療にも使われることがある。それが症状を悪化させているの にも拘わらず…。 また、ほとんど効かないという評価が多いのにも拘わらず、 「ジベルばら色粃糠疹」にさえ、「ステロイド系外用剤」を、 安易に処方する皮膚科医の多いこと多い事。その大きな要因は、 目の前にいる患者の患部を直接診ることなく、実に事務的に、 物事を捉え、まるで右から左へ、移動させるがの如くに、金と 現在の錦の御旗である「ステロイド系外用剤」を交換してしまう からである。 この様な医者を擁護する気はないが、今回の件で、私は自分の 患部を何回も見た結果、「自分のでも気持ちが悪いのだから、 他人の患部を診るのは、尚更、気持ち悪いだろうなぁ」と。 けれど、皮膚科医を生業としている以上、そういうのを我慢し、 患者の患部をしっかり診ることによって、お金を頂いているの だということを、再認識して下さい。もし、それを放棄するの ならば、今すぐに、皮膚科医の看板を下ろすことを、奨めます。 ─────────────────────────────────── 中には・・・ 患者と真摯に向き合い、誠実な治療をされている皮膚科医も、いるでしょう。 けれど、残念なことに、かなりの%で、私の挙げた皮膚科医の割合が高い。 私が、皮膚病の原因の一つに、「ストレス」を挙げた様に、実はこの種の病、 表面上の原因もさることながら、「心の問題」が、より大きく関係している。 だから・・・ 治療をしていても、体調や精神的なことにより、改善が一進一退になる。 皮膚というところは、表面に出ているだけに、尚更、その比重が大きい。 そして、その患部の状態も、また、精神に、大きな影響を与えてしまう。 私は・・・ 今回の件で、痛感しました。本当は、「身体からの信号(今回は発疹)」は、 そのままにしておいて、自然治癒力に任せるのが、最良な方法である。 だが、人は、「肉体」のみであらず。「心」も、人を構成する重要な要素。 だからこそ・・・ 「身体からの信号」を、少しでも、早く消すために、薬剤を使ってしまう。 いくら、"対処療法"と言われようと、その時の「痒み」、その時の「発疹」 を、少しでも鎮めたい。それが、「心」に、安寧と安定をもたらしてくれる。 もしかすると・・・ その事により、治癒が長引くかも知れない。私の場合もそれで長引いたかも。 でも、とてもじゃないけれど、あの「痒み」に、「発疹」の状態に、無防備 で、耐えることなど出来なかった。今、これを書きながらでも、掻いてます。 私はこれまで・・・ "対処療法"を否定してきた発言が多かったと思います。確かに、「肉体」の 免疫力などを信じ、それに任せるのが最良の方法だと、今でも考えています。 ただ、一時だけでも、薬で「ストレス」から解放され、「心」を整えるのも、 治療法の一つであると、思わざろう得ません。病気が「心」を蝕むことも。 だから今回は、私が使用した薬剤を、参考のために、掲載します。 ─────────────────────────────────── 1.(抗ヒスタミン剤) レスタミンコーワ糖衣錠 ─────────────────────────────────── 【効能・効果】じん麻疹、湿疹、かぶれ、かゆみ、鼻炎 【用法・用量】大人(15歳以上) 1回量3錠、1日服用回数3回 【成分・分量(9錠中)】ジフェンヒドラミン塩酸塩80mg ─────────────────────────────────── *アレルギー反応を抑え、じん麻疹、湿疹、 かぶれ、かゆみ、鼻炎の症状を改善します。 ─────────────────────────────────── (添加物)乳糖、セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、 ステアリン酸Mg、炭酸Ca、タルク、白糖、 アラビアゴム、ゼラチン、リン酸水素Na、 酸化チタン、カルナウバロウ ─────────────────────────────────── 2.(抗アレルギー剤) レスタミンUコーワ錠 ─────────────────────────────────── 【効能・効果】じんま疹、湿疹、かぶれによるかゆみ、鼻炎 【用法・用量】大人(15歳以上) 1回量3錠、1日服用回数3回 【成分・分量(9錠中)】ジフェンヒドラミン塩酸塩90mg ─────────────────────────────────── *アレルギー反応を抑え、じん麻疹や湿疹、 かぶれによるかゆみ、鼻炎の症状を改善します。 ─────────────────────────────────── グリチルリチン酸二カリウム90mg ─────────────────────────────────── *じん麻疹や湿疹・かぶれによるかゆみなどを、 抑えます。 ─────────────────────────────────── リボフラビン(ビタミンB2) 6mg ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6) 15mg オロチン酸 90mg ─────────────────────────────────── *皮膚の代謝に関係の深いビタミン類で、 じん麻疹などの皮膚疾患の改善に役立ちます。 ─────────────────────────────────── (添加物)セルロース、カルメロースCa、部分α化デンプン、 乳糖、ポビドン、ステアリン酸Mg、 ヒプロメロース、マクロゴール、酸化チタン、 無水ケイ酸、三二酸化鉄、カルナウバロウ ─────────────────────────────────── 3.(非ステロイド系軟膏) メンソレータムADクリームn ─────────────────────────────────── 【効能・効果】かゆみ、皮膚炎、かぶれ、じん麻疹、虫さされ、湿疹、 ただれ、あせも、しもやけ 【用法・用量】1日数回、適量を患部に塗って下さい。 【成分(1g中)】クロタミトン 50mg(鎮痒剤) ─────────────────────────────────── *かゆみをすばやく、しっかり止めます。 ─────────────────────────────────── リドカイン 20mg(局所麻酔剤) ─────────────────────────────────── *かゆみを感じる神経に働き、かゆみを素早く止めます。 ─────────────────────────────────── ジフェンヒドラミン 10mg(抗ヒスタミン剤) ─────────────────────────────────── *かゆみのもとであるヒスタミンの作用を止めます。 ─────────────────────────────────── トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE誘導体)5mg ─────────────────────────────────── *血行を促進し、患部の治りを助けます。 ─────────────────────────────────── グリチルレチン酸 2mg(抗炎症剤) ─────────────────────────────────── *炎症をしずめ、かゆみのもとを抑えます。掻くことで、 起こした皮膚の炎症もしずめます。 ─────────────────────────────────── (添加物)l−メントール、尿素(保湿剤)、 dl−ピロドンカルボン酸Na、セタノール、 カルボキシビニルポリマー、流動パラフィン(油性 基剤)、パルミチン酸イソプロピル、 トリエタノールアミン、ステアリン酸グリセリン、 セトマクロゴール、塩化Mg(湿潤剤) ─────────────────────────────────── 4.(非ステロイド系軟膏) メンタームEXプラス ─────────────────────────────────── 【効能・効果】かゆみを伴う乾燥性皮膚 (老人・成人の乾皮症、小児の乾燥性皮膚) 【用法・用量】1日1〜数回回、適量を患部に塗布して下さい。 【成分・分量(100g中)】 ─────────────────────────────────── 尿素 10.0g ─────────────────────────────────── *角質の水分保持機能を高め、乾燥した肌をしっとり させます。 ─────────────────────────────────── リドカイン 2.0g ─────────────────────────────────── *皮膚のかゆみをしずめます。 ─────────────────────────────────── ジフェンヒドラミン塩酸塩 1.0g ─────────────────────────────────── *皮膚のかゆみをしずめます。 ─────────────────────────────────── トコフェロール酢酸エステル 0.3g ─────────────────────────────────── *皮膚の血行を促進します。 ─────────────────────────────────── d−カンフル 1.0g ─────────────────────────────────── *皮膚の血行を促進します。 ─────────────────────────────────── (添加物)ステアリルアルコール、セタノール、 セバチン酸ジエチル、 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 ポリオキシエチレンソルビタンステアレート、 プロピレングリコール、トリエタノールアミン、 カルボキシビニルポリマー、メチルパラベン、 プロピルパラベン ─────────────────────────────────── こんなところです・・・ 私の場合だったら、1>2、3<4の方が、より効果が感じられました。 ただし、人それぞれだし、例え、親子であっても、身体は異なります。 薬においても、同じ様な薬効であっても、成分、分量、添加物等で変わる。 実際は・・・ 使ってみなければ、分からないでしょう。もしかしたら、元の薬剤よりも、 ゾロ品(ジェネリック)の方が、貴方にとっては、効くことだってあります。 だから、何でもかんでも、単純に、コレが良い、アレがダメとは言えません。 それと同じで、「新しく出来た薬が良くて、古い薬がダメ」とも言えない。 けれど・・・ 薬に関しては、永遠の真理が存在します。「効く薬は副作用が強い」。 良く考えれば、何故、こう言えるか分かります。他の薬に比べて、より体に 作用を及ぼすから、効き目が強いとも言える。だから、そのしわ寄せが体に。 何れにしても・・・ 薬を、全面的に信頼し過ぎることは、やはり危険です。適度な距離感が必要。 それと、余りにも、長期に渡って、連用する事は、百害あって一利なしです。 前号でも申しましたが、「その薬、本当に、貴方にとって、必要なの?」
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