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約5ヶ月に渡って、色々なことを考えさせてくれた「ベルばら」という病。 その「ベルばら」君にも、そろそろ引導を渡す時が、やって来たようです。 http://www.unlimit517.co.jp/ana294.htm 貴重な体験、有り難う。心なしか、以前より肌の艶も良くなった感じがする。 「ベルばら」も・・・ 未だ、ハッキリとはしていないが、「ウィルス性疾患」の可能性が高い。 ところで、貴方は、「ウィルス」と「細菌」の違いが、ハッキリ判ります? 何故、そう思ったのかというと、同じ職場の奴が、ごっちゃにしていたから。 そいつは・・・ 「ウィルスに感染したら"抗生物質"が効くから大丈夫だよ」と宣いやがった。 コイツは、普段から、自分の記憶力や能力を、大いに自慢する手前勝手な奴。 先輩でもあるし、直接的に言うと臍を曲げるから「抗生物質は細菌ですねぇ」 と・・・ 非常に、柔らかく諭した。それで間違いを認め、「へぇ〜、そうだったか」 「勘違い、勘違い」を連発していた。負け惜しむ奴にはそれ以上突っ込まず。 私は大人の対応でその場を済ませた。それにしても、こういう人って実は? もしかして・・・ 多いのではないだろうかと、即座に私は推察した。それならば、メルマガで。 新型インフルエンザも現在流行しているし、非常に的を射た選択だと感じた。 このヒントを与えてくれた此奴には、心から感謝を致します、有り難う!! それでは・・・ 早速「本題」に入りましょう。ただし、余り詳細にやり過ぎない様にします。 要は、「ウィルス」と「細菌」の違いが、判れば、良いだけの事ですから。 掘り下げ過ぎると、どこが要点だったか、判らなくなってしまう可能性が。 それほど・・・ 奥が深い分野ですからねぇ。「ウィルス学」にしても「微生物学」にしても。 私だって、辛うじて「抗生物質はウィルスには効かない」と知っている程度。 私自身も、「ウィルス」と「細菌」を読み解いて行く中で、認識を新たに。 先ず・・・ 「ウィルス」は、"生物"でしょうか? それとも、"非生物"でしょうか?? えぇ〜〜、新型インフルエンザのウィルスにしたって、あれだけ、蔓延させ、 病気を発生させるのだから、間違いなく、"生物"でしょう。と思いますか? 結論から言うと・・・ 現在までの自然科学における定義では、「ウィルス」は"非生物"となります。 何故なら、「ウィルス」には、"細胞"というものが、存在しないからです。 現在の定義では「細胞を持ち、代謝、増殖出来るもの」が"生物"となります。 この定義から行くと・・・ 「細菌」は、まさしく"生物"そのもの。自分で増殖出来、もちろん代謝も。 それじゃ、"非生物"である「ウィルス」は、どうしてあんなに拡がるの? だって、自分で増殖出来ないのなら、拡がる訳ないじゃないの、何でなの? ただし・・・ 「ウィルス」は"遺伝子(遺伝情報)"は持っているのです。これらを持って、 「ウィルス」は、他の生物(宿主)の細胞の中に『何らかの方法』で入り込み、 その生物の力を借り、増殖。その後、元の細胞を破壊「ウィルス感染症」に。 『何らかの方法』というのが・・・ 「インフルエンザウィルス」の場合でしたら、『飛沫感染』『空気感染』。 『飛沫』というのは"しぶき"のこと。感染者の咳、唾液、鼻水によって、 "しぶき"が飛んでしまうでしょう。それに「ウィルス」がいて感染する事に。 『空気感染』は・・・ その名の通りなのですが、前記の『飛沫』って奴は、粒子が非常に小さい為、 感染者が、室内で、くしゃみなどをした場合、2〜3時間は漂うようです。 これらからも、"感染者がマスクを着用する"ことの方が、理に適っています。 また、"大きさ"の比較で言うと・・・ 「細菌」は、大体が、「ウィルス」の何十倍から何百倍以上の大きさです。 それ故に、「細菌」は、一般的な光学顕微鏡や、非常に、大きなものだと、 肉眼ですら見えます。「ウィルス」は、電子顕微鏡でしか確認出来ません。 "作り"は・・・ 「ウィルス」は、非常に単純で「タンパク質の殻」と「核酸」からなる粒子。 生物である「細菌」には、遺伝情報を持つ「核酸」として、DNAとRNA 2種類存在しますが、「ウィルス」は、どちらか1種類だけしかありません。 だから・・・ 「ウィルス」は自己増殖出来ず、宿主に依存し、混乱させて、増殖します。 そして、非常に厄介なのが、表層を形作っている「タンパク質の殻」です。 『インフルエンザワクチン』が、段々効かなくなるのは、これが原因です。 それは何故か・・・ 「インフルエンザウィルス」には、表層を形作る「タンパク質」として、 「HA(赤血球凝集素)」「NA(ノイラミニダーゼ)」2種類が突き出たため、 "トゲのあるいがぐり"のような特徴的な形をしています。HA?NA?? そう・・・ これが、新型だと「H1N1」と表記。つまり、H=HA、N=NAの略。 例えば、同じ「H1N1」A型インフルエンザと診断されても、今年と前年 の「インフルエンザウィルス」では微妙に「タンパク質」を変化させてます。 http://www.unlimit517.co.jp/ana74.htm 『インフルエンザワクチン』というのは・・・ 前年のデータを基にして、作りますよね。それじゃないと間に合いません。 でも、前年の"鋳型(抗体)"を、今年の"トゲのあるいがぐり(抗原)"に、 はめ込もうとしても、形が変わっていれば、上手く入り込めないですよね。 それほど・・・ 変化していないにしても、ピッタリとは、はめ込めないはずでしょうねぇ。 だから、段々と変化が大きくなればなるほど、『ワクチン』は効きません。 新型だって、今現在のデータじゃなくて、少し前のデータを元にしている。 しかも・・・ 今まで流行してきたインフルと違い、新型だけに、変化の予測が、困難です。 今の段階でも、新型の『ワクチン』に、過大の期待を寄せない方が良い。 作るのは、必要だとしても、「効かないケースもあり得る」と推測すべき。 実は・・・ マスコミで盛んに喧伝される特効薬「タミフル」の耐性も、同じ様な理由。 「タミフル」というのは、「NA(ノイラミニダーゼ)」の阻害剤である。 これを作らせないことによって、「インフルエンザ」を治そうとする薬剤。 だが、これとて・・・ タンパク質の「NA(ノイラミニダーゼ)」が、微妙に変化を繰り返すことで、 阻害を阻止出来たら、いくら投与しても、効かないという現実が表れてくる。 「薬を使えば、使うほど、耐性を獲得するのも早い」これは常識である。 それならば・・・ 全世界で一番の「タミフル消費国」=日本に、耐性事例が一番多くなるはず。 そんな事は、自明の理である。実際に、ここへ来て、耐性事例が増加傾向。 何度も言うようだが、特効薬は、本当に困った時に効いてこそ、特効薬。 この"耐性"というのが・・・ 「細菌」とも絡んでくる。「細菌」の特効薬と言えば「抗生物質」だからだ。 昨今、良く聞く「院内感染」と呼ばれるものが、"耐性"の顕著な例である。 http://www.unlimit517.co.jp/ana181.htm 「細菌」などの病原体が、"耐性"を獲得する方法として、次の3つがある。 ─────────────────────────────────── ●標的とされた病原体側の「分子を変異」させてしまう(一番多い)。 ─────────────────────────────────── *ウィルスは殆どこの方法。「タミフル」はまさにコレ! ─────────────────────────────────── ●薬剤を分解したり、化学的にくっついてしまう「酵素」を作る。 ●宿主等のエネルギーを使い「細胞外へ排出」して、薬物濃度を下げる。 ─────────────────────────────────── 病原体が・・・ 「ウィルス」であろうと、「細菌」であろうと、薬剤の使い過ぎは、ダメ。 「タミフル」だって、間もなく特効薬でなくなるだろうし、「抗生物質」に 至っては、効かなくなる度に、どんどん新しい世代の薬剤を作り続けている。 そんな状況が・・・ 新しく危険な「ウィルス」や、凶暴で残忍な「細菌」等を、作り出している。 それを、率先垂範しているのが、我が日本。誠に嘆かわしい。世界の脅威。 そして、使わなくても良い「薬剤」「ワクチン」で潤うのが医療業界である。 本当に・・・ 現代医療は、人類のために貢献しているのか? 些か疑問に思う今日この頃。
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