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実は良く練られた"中国シナリオ"の見事


 非常に喜ばしい事に、私の"友人"が、"労を労ってくれる友"がカムバック。
 http://www.unlimit517.co.jp/ana306.htm

 封印の部分が、尚更、簡素化され、切り取りの目印すら、省略された模様。

 だが・・・

 この目印は元々使いにくかったので、全く問題なし。カムバックだけで良し。

 けれど、暫く共にしていなかった「赤」を飲んでみると、少し渋い感じ。

 詳細は分からぬが、原料の葡萄が不作で、少々喉当たりが悪いのかも知れぬ。

 それに関連して・・・

 量がどうも潤沢ではないようだ。それは、店の冷蔵庫の補充状況から見える。

 それでも、何でも、友がカムバックしたことには変わりない。素直に嬉しい。

 これからも、「6日に一度の晩餐」を、心行くまで祝おうではないか友よ!

 これも"カムバック"か・・・

 2年を経た今は「中国製ギョーザ中毒事件」、最初は「殺人ギョウザ」。
 http://www.unlimit517.co.jp/ana254.htm

 2年前に書いた私の読み、まさにピッタリだったでしょう。今までの期間、

 "大中国様"は、国家の威信をかけ、この『シナリオ』を作成中だったって事。

 日本のため・・・

 というよりは、5月1日から開催される「上海万国博覧会」がその最大目的。

 過去最多の7千万人の来場を見込んでいるので、日本も、蔑ろには出来ない。

 大々的に、経済大国と開かれた情報公開の国を、アピールするに絶好の機会。

 ゆえに・・・

 "スケープゴート"(生け贄)にされたのは、呂月庭容疑者ではなく、小日本国。

 現在は、頼みの経済も衰えた小日本国だが、まだまだその底力は侮れない。

 ここで、『シナリオ』を開け放てば、日本のマスコミが飛び付く事、必至。

 広告費・・・

 掛けなくても、宣伝効果抜群でしょコレ。現に、その通りになっているよね。

 しかも、この『シナリオ』の秀逸な点は、2年前、日本のマスコミが頻繁に、

 喧伝していた「メタミドホスの施設内使用」「内部犯行」を、盛り込んだ事。

 こうする事により・・・

 日本のマスコミは、「自分達の主張は正しかった」と、記事を書きまくれる。

 まぁ取り上げない訳には行かないから、これは"大中国様"の見事な作戦勝ち。

 それじゃ、この秀逸な『シナリオ』を、時系列から、検証して行って見よう。

 先ずは・・・
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 【舞台】
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   ギョーザ製造元「天洋食品」(河北省石家莊市)
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 【登場人物(組織)】
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   容疑者:呂月庭(36)

   工場長:天洋食品の工場長

   調査人:河北省輸出入検査検疫局の面々

   公安省:杜航偉・刑事偵査局長

   貧しい村人:呂容疑者の父(66)母(61)

   憤る人々:当局を批判する書き込みを繰り返す中国ネット住民達
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 【シナリオ作成】
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   "大中国様"の主要ポストにいる面々と、"大作家様"達
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 【シナリオの内容】
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 『シナリオ1』
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  呂容疑者は、2007年10〜12月にかけて、計3回、ギョーザ製品に、
  殺虫剤「メタミドホス」を混入したと、供述する。
───────────────────────────────────
  *この有機リン化合物である「メタミドホス」。日本では、毒性が高いと
   判断されていて、殺虫剤にも農薬にも使用出来ない。

   私、最近、つくづく思うんですよ。「虫は殺せるが、人に害はない」。
   そんな事、ないでしょう。人はただ虫より、体が大きいから、直ぐには
   死なないけど、影響を受けている事は間違いないよ、徐々にね。

   おそらく、その影響は、子々孫々になって、顕著になるでしょう。
   今の内に、殺虫剤や農薬の使用は、極力減らすべきだと思うがな。

   今回の事件は、中国に政治的に利用されたが、もう少し大きな視点で、
   「殺虫剤や農薬の安易な使用に対する警告」と、捉えた方が良いかも。
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  [供述内容] 
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  ●2007年7月と8月、工場内の環境衛生班から、「殺虫剤」を、
   診療所から、「注射器」を、それぞれ盗んだ。

  ●2007年10月1日の建国記念日の休暇を利用し、
   冷凍保管庫の「ギョーザ製品」に、「殺虫剤」を注入した。

  ●発覚しなかったので、同じく休日の10月下旬と12月下旬に、
   同じ手口で、再び、「殺虫剤」を混入した。

  ●その後、「注射器」を、工場の下水道に、捨てた。
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  *この「注射器」は、事件発覚から約2年2ヶ月も経過した3月21日に、
   供述通り(シナリオ通り)、この下水道から、発見されている。おそらく、
   「本物」ではなく、「小道具」だと、思われる。
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 『シナリオ2』
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  呂容疑者は、主に社内での「待遇面の不満」から、犯行に至った。
  決して「日本企業を狙ったものではない」と弁明する杜・刑事偵査局長。
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  [不満内容]
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  ●10年以上経っても、臨時従業員の身分で、正規職員との待遇の差が、
   大きかった(例えば、給与で言うと、1/4程度との事)。

  ●そのため、どうしても、正規職員になりたかったが、なれなかった。

  ●同じ、職場で働いていた妻が、2005年に、出産休暇を取った際に、
   ボーナスが出ず、不満を更に募らせた。
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  *うまい具合に、日本でも実際に起こった「正社員」と「契約社員」の
   格差問題を挙げ、日本の労働者の同情を引くように、作り込んでいる。
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 【報道の変遷〜2008年事件発覚時と現在】
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  1.日本のメディアが、
   「施設内でメタミドホスが使われていた可能性」を報じていた時
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  [発覚時] 
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   河北省輸出入検査検疫局「安全上の問題は見つからなかった」
              「メタミドホスの使用は禁止している」

      天洋食品の工場長「生産管理上の問題はない」
              「我々が最大の被害者だ」
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   *当時、工場側は、ピカピカに磨き上げられた施設を、報道陣に取材
    させ、「メタミドホス」がない事を、アピールしていた。
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  [現在]
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    杜航偉・刑事偵査局長「その後の調査で見つかった。工場には、
               木や草地が多く、害虫駆除に使っていた」
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  2.日本のメディアが、
    工場の待遇に不満を持つ「内部の犯行」との見方を報じていた時
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  [発覚時]
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    天洋食品の工場長「待遇は良く、近年、労使紛争は発生していない」

    国家品質監督検査検疫総局の幹部
 「中日友好の発展を望まない少数分子が、極端な手段に出たのかも知れない」
───────────────────────────────────
    *この幹部は、真実を知っていて、情報を錯綜させようとする意図が、
     あったんだろうね、当時は。まだ、どうするか国の方針も決まって
     なかったのだろうしね。
───────────────────────────────────
  [現在]
───────────────────────────────────
    杜航偉・刑事偵査局長「臨時従業員と正規職員の待遇に
               極めて大きな差があった」
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 『シナリオ3』
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  [捜査の過程]〜公安省刑事偵査局
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  ●ギョーザに注入された有機リン系殺虫剤「メタミドホス」が強烈な臭気
   を発する事から、注射器に入れて、持ち込んだとしても、従業員同士が
   極めて接近して、作業する製造ラインでの注入は、困難と判断。

  ●製造ラインの従業員からの目撃証言もなかった。
  
  ●注入は、「冷凍保存庫内」で、行われたと判断する。

  ●日本で被害者が出たギョーザの製造年月日から、ギョーザが保存庫内に、
   置かれていた日にちを、特定した。

  ●だが、低温の保存庫内で、正常に作動していなかった事、その上、
   監視カメラも設置されていなかった事から、個人の特定までには至らず。

  ●そのため、その期間中に、保存庫に、単独で出入り出来る機会があった
   呂容疑者を含む計4人の従業員全員を、2008年秋に、拘束する。

  ●数ヶ月に渡って、聴取するものの、全員が否認。

  ●かなり厳しい取り調べも行ったが、呂容疑者は、頑強に関与を否認。
   供述を引き出せる物証もなく、釈放せざろう得なかった。

  ●その後も、4人の周辺捜査を継続。待遇への不満など「工場への恨み」
   という動機を持つ2人を、最重要容疑者として、絞り込む。

  ●最終的に、特定が出来ぬまま、捜査が長期化してしまった。
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  ■ところが、最近になって、呂容疑者が、妻や親戚に「俺がやった」と
   話したとの情報などを、入手した。
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  *数ヶ月にも渡って、否認し続けた男が、そんなに簡単に身内に話すか?
   この『シナリオ』、最後で、結論を急ぎ過ぎたきらいがある。それは、
   「上海万博」が、近付いた事と、密接な関連があるんだろう。
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  ■呂容疑者を、16日に、再度、拘束したところ、犯行を自供。
   供述通りに、発見された「注射器」が、"決定的証拠"となった。
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  *どう考えても、2年前に、工場内を、徹底的に調べていれば、この位の
   物証は、出て来たはずだよね。それが"決定的証拠"になってしまうとい
   う事は、これは単なる「小道具」で、呂容疑者自身も、作られた犯人で
   あるという逆な意味でも"決定的証拠"と、言えるのではないだろうか。
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 今回・・・

 「待遇面の不満」を補足するために、呂容疑者の貧しい父母が登場している。
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  ●父母が住む支沙口は、出稼ぎ農民の村。戸籍上の人口は千人を超すが、
   半数は、出稼ぎ労働者として、石家莊や北京へ移住する。

  ●出稼ぎしないと、ここでは生きて行けない。

  ●父母の家には、水道も電話もない。年収は2千元(2万8千円)。

  ●貧困地区の村の中でも、更に貧しい。

  ●0.2ヘクタールの畑にトウモロコシを育て、鶏9羽を飼って、生計を。
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  *おそらく、呂容疑者の判決が出た後、この父母の消息は不明になるはず。
   何故なら、呂容疑者は「父母と自分の生活の保証」と引き替えに、犯人
   となることを、承諾したはずだから。
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 だが・・・

 日本のマスコミがどんなに追っても、中国当局のカーテンが完全に遮断する。

 例え、「死刑判決」が出ても、中国当局が「執行」を知らせて来たとしても、

 実際に、「執行」するところを、見る事は出来ないし、確認も不可能である。
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 *あの麻薬密輸罪で、死刑執行される人達だって、分からないよ。死んだ事
  にして、戸籍が無くなったことを良い事に「幽霊スパイ」として使うかも。
  実際は、幽霊じゃないんだから、使い出があるかもよ。

  それか、「臓器ビジネス」に利用されるかも。日本人の内臓は高く売れる
  そうだから。そのためのブローカーに仕立てる手もあるか。
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 ゆえに・・・

 「殺人ギョウザ」事件の真相は、永久に、闇から闇へと葬り去られしまう。

 呂容疑者と父母も、突然、「神隠し」にあった如く、この世から消えて行く。

 けれど、中国当局にしか分からない場所で、生き長らえる事は確かであろう。

 2年前にも・・・

 書いた様に、この事件を「枝葉末節」で捉えても、永遠に答えは得られない。

 "大中国様"は、国益のためには、人間を殺さずに、消す事位、朝飯前である。

 小日本国は、この圧力に負けて、小沢を筆頭として、上海に駆り出されるね。

 よって・・・

 「上海万国博覧会」も、日本の強力なサポートによって、大成功に終わるか。

 "大中国様"に取って見れば、自国のネット民が、どんなに、自分達の批判を、

 展開させようが、「馬耳東風」って感じで、これからも「傍若無人」かな。

 これから、私は・・・

 「殺人ギョウザ」じゃなく、お気に入り「味の素冷凍ギョーザ」を食します。

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