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「禍福は糾える(あざなえる)縄の如し(ごとし)」 昨日はまさにこの通り。 正確に言えば、一昨日、給料の明細を頂いた時から、始まったのでしょう。 私はてっきり・・・ 「福」だと疑っていなかった。そこに記されている数字を、確認した時も、 「私の勘違いだろう。前より少ないはずがない」と、高を括っていました。 それが崩れたのが、自宅で前月の明細を見た時。早鐘が打ち鳴らされました。 250円というのは・・・ 250円日給が上がるのじゃなくて、職務給が400円から250円に降下。 つまり150円日給が下がるの意。会社の言い回しに遣られてしまいました。 月給にすると約5000円上がるのじゃなくて、約3000円下がるのです。 意気消沈・・・ しかし、この日は、予定が一杯詰まっていました。いつもの映画は一休み。 先ずは、一年に一回の恒例行事「健康診断」を、こなさなければなりません。 場所は白石区役所の向かい。私の母校である白石中学校からも、程近い所に。 ここで・・・ 「健康診断」を受けるのは、3回目ですが、行く度に、システムが変わる。 前回までは確か受付で「会社名を言い、その後に、書類にサインをする」。 しかし、今回は「順番待ちのレシートと書類を機械から取り、受付する」に。 しかも・・・ 書類は、受付前に記入するに変更。戸惑った私は、おたおたした挙動不審者。 まぁ、何とか受付も済まし、百円戻りロッカーに、邪魔物も仕舞い、身軽に。 最初のメニューである「検尿」の場所に、到達しました。その後は快調に。 チョッと・・・ 身長と体重を計測する所で質問をしました。「身長は、測らないのですか?」 「(微笑しながら)前年までのを参考にするのですよ」と、丁寧な返答です。 ハッキリ言うと「その歳で、身長が伸びる訳ないだろう。だからだよ」です。 その後・・・ 気になったと言えば、聴診器を当て、問診を受ける所ですね。やはり質問が。 「去年から、体重が6キロ落ちていますね。何か、特別なことでも?」 確かに、去年からは6キロ、一昨年から比べると12キロも、体重は減少。 その原因については・・・ このメルマガで以前に記しましたので、ここでは割愛させていただきます。 http://www.unlimit517.co.jp/ana295.htm 太ったら、太ったで、痩せたら、痩せたで、やはり、質問事項に加えられる。 けれど、これは無理な痩身術に頼った所為でもないし、私には極当然の結末。 診断終了後・・・ 腹が減って来ました。私は、毎度の行事として、「モスバーガー」に直行。 今年は、目を惹く新商品もないので「モスバーガー」&「エビかつバーガー」 それに、限定の「ラッシー」を所望。スポーツ新聞を読めなかったのが残念。 しかし・・・ 「モスバーガー」を食していると、目の前に拡がる原風景がある。それも昔。 先ほど出没した白石中学の近く「本郷通り商店街のモスバーガー」である。 34年前にその地で私は「初モスバーガー」を食した。定かでないが友2人。 私の両親は・・・ 共働きだったので、土曜には昼食代を置いて出掛ける。それをモスに充てた。 食いにくかったが、トマトとハンバーグの絶妙な調和、それに刻み玉葱の妙。 それを今回、口に含んだ瞬間に、思い出してしまった。俺の懐かしい原体験。 だから・・・ 俺にとって、ハンバーガーと言えば、ピクルスの不味いMドナルドじゃなく、 トマトが美味いモスバーガーなのである。例え、高くても、食べたいなぁ。 それ故に1年に1回だが、原風景に近い場所にあるこの「モス」に立ち寄る。 至福の時の後・・・ 私は、地下鉄東西線にて西18丁目駅に。目的は近代美術館で「ローマ展」 正確には、「古代ローマ帝国の遺産〜栄光の都ローマと悲劇の街ボンベイ」 例によって「リピーター」価格1000円で入場。これが貧乏人には助かる。 平日だったので・・・ 来館者は少ないようだが、でもそこそこは存在。男性より、女性の方が多い。 まぁ、平日は女性の方が自由が利くからという理由もあるが、私が見る限り、 「男性より女性の方が勉強熱心な人が多い」と感じる。好奇心が旺盛である。 それにしても・・・ 紀元前1世紀なんていう大昔の像が、幾ら大理石だとはいえ、遺ったねぇ。 確かに、その多くは損傷も激しいが、中には、綺麗に遺っている像も存在。 悠久の歴史を感ず。人間でありながら神であったアウグストゥスの偉大さも。 それから・・・ デフォルメされているにしても、この頃の人の顔、気品があり、知的である。 ついつい像を見ているこちらが、惹き込まれてしまう。魅力があったなぁ。 今回は、なるべく実際の展示物の鑑賞に、時間を割く。説明は二の次で充分。 http://www.unlimit517.co.jp/ana291.htm これだけの物を・・・ 遺したのだから、ローマに劣らずボンベイだって、決して悲劇の街じゃない。 ヴェスヴィオ火山の噴火は悲劇だったかも知れないが、正負の法則でいうと、 正(繁栄)の部分が多過ぎたから、負(噴火)が起こった。それでも、遺る産物。 だから・・・ ボンベイは悲劇の街なんかじゃなくて、「偉大な街」だった事は間違いない。 この発掘に現在尽力しているのが「東大の発掘調査団」と知って、吃驚。 私の知らないところで、日本人も、偉大な文化遺産の発掘に骨を折っている。 少々長くなったが・・・ 次は今現在では「禍」の部分。私は近代美術館から南北線の平岸駅へ向かう。 目的は「期日前投票」と「国民健康保険に関する相談」。投票は無事終了。 厄介なのは2年に渡り、40万円近く滞納している「国民健康保険」の方だ。 今年の納付通知書を見ても・・・ 1年間で「242,190円」の支払。無理だ。私は色々と考えを巡らした。 国民年金もここ数年は未払い。後4年払えば、最低限の年金は受け取れる。 この2点を考慮に入れたところ、答えが「厚生年金保険」に加入すること。 そうすれば・・・ 会社が半額面倒を見てくれる。本当は、もう少し早く変更したかったのだが、 個人再生法における借金がある中では、現金の持ち合わせがあらねばならず、 切り換えたくても、切り換えられなかったのが現状である。その借金も終了。 ここが機会とばかりに・・・ 会社のSさんに聞き、7月から「厚生年金保険」に切り換えを済ませました。 けれど、「国民健康保険」から「厚生年金保険」の切り換えは、自動的には、 行われず、「現保険証」「新保険証」「印鑑」等を携え、脱退の手続が必要。 ところが・・・ 「国民健康保険」担当者のT氏は、それはそちらの事情でしょうという態度。 私が今は「月々5千円がやっと」と申すと、昨年の約束と違うと宣うT氏。 「借金の分別、厚生年金への切り換え」等、事情を説明しても暖簾に腕押し。 つまり・・・ T氏の本音は、「あんたの事情はどうでも良いから、40万円早く返せ」 T氏にとっては、厚生年金等関係ない、「国民健康保険」という部門に、 金を返してくれさえすりゃ、正直あんたがどうなっても、構わないという意。 遂に・・・ 堪忍袋の緒が切れた私は、「俺に餓死すれっていうのかい。健康保険は元々 国民の健康を維持するためにあるんじゃないのかい!!」と、矢継ぎ早に。 この剣幕に、さすがに、T氏は席を立ち、何やら持ち場に戻り、上司へ相談。 戻ってくると・・・ 「保険料の再計算が出るまで、少しお待ち下さい。それから脱退の手続を」 今までの経験から、公務員を必要以上に怒らせて、良い事がないことを、 自覚している私は、一転穏やかに「その時は又相談に乗って下さい」と謙る。 確かに・・・ 40万円の借金を、5千円ずつ返したって、80ヶ月も掛かるもんなぁ。 T氏の仰る事も尤もなのだが、無い袖は振れないんだわなぁ。食費や雑費等、 込みで自由になるお金が5万円程度しかない。更に、道市民税の滞納もある。 そちらにも・・・ 5千円としたって、5万円から1万円減。食費・雑費込みで、手元に4万円。 贅沢なんて、鼻っからする気はないが、せめて、「6日に1本の映画」や、 「月数千円の書籍代」位は、認めて下さいな。生きる糧がなくなってしまう。 先記した・・・ 道市民税も今年の分については、会社のSさんに頼み、給料天引きの分納に。 後は、滞納分についての支払。来月、この件についての相談もしなくっちゃ。 ここ数ヶ月は公務員とのバトルが続くね。漸く自立出来るかどうかの瀬戸際。 俺も・・・ ここが正念場と考え、やり抜かねば。ただ、押す所は押すが、引く所は引く。 こっちの我だけを通しても、良い事はないだろう。だが、自分の生活は守る。 これが「禍」になるか、「福」に転じるかは、神(仏)のみぞ知ることである。 故に・・・ 私は、「禍」になろうが「福」になろうが、自分のやる事をやり、後は、 どちらに転ぼうが、与り知らずである。でもなぁ、給料の件でもそうだけど、 一喜一憂してしまうよなぁ。でも、それが人間。だから、生きる意味がある。 今日は(ささやかな喜び)・・・ 10日で「トンカツの日」。生きる喜びを感じ、美味しく頂いて参ります。
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