|
||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
お探しのものが見つかりませんか? Googleで検索して見て下さい。
|
ここ数日は涼しいが、気が付けば、9日連続真夏日。猛暑だった昨年より上。 大通ビアガーデンも過去4番目の大賑わい。やっぱり、夏は来るのねぇ〜。 この人が・・・ 出てたのねぇ〜。この当時はレンタルV・Tに入り浸っていた。けれども、 http://asa10.eiga.com/2011/series2/cinema/171.html ジャケットを見た途端、レンタルする気が失せた。何かそんな記憶が残る。 もう少し、暗い物語かと思った。それと、泣くツボは、男女で違うのねぇ。 本居・・・ 暑さは、やはり人の身体に負担を掛ける。特に、8月8日から14日迄に、 「熱中症」で、病院搬送された人が、全国で7071人。今年最悪を記録。 年齢別では65歳以上が44%を占める。8府県では15人が亡くなった。 5月30日から8月14日迄の累計搬送者数3万5436人、死者61人。 そもそも・・・ 「熱中症」とは、暑さによって、身体の内外に、引き起こされる症状の総称。 軽症(I度)=熱失神、熱痙攣(筋肉つる、腓返り等)、中等度(II度)=熱疲労 (頭痛、吐き気等)、重度(III度)=熱射病(意識障害等)、死に至る可能性も。 ─────────────────────────────────── *我々(49歳)の年代には、「熱射病」よりも「日射病」の方が耳馴染み。 どこが違うのか?「熱射病」は高温多湿の作業環境で発症、「日射病」は 日光の直射で発症と、従来は分けていた。しかし、根本的なメカニズムは 同じものであるため、最近では「熱射病」に統一されつつある状況だ。 ─────────────────────────────────── 大別すると・・・ 日常の生活の中で起きる「非労作性熱中症」とスポーツや仕事等の活動中に 起きる「労作性熱中症」に分けられる。言わば、どんな状況でも起こり得る。 実際に、それ程の高温じゃない北海道でも、「熱中症」は度々起こっている。 起こりやすい条件・・・ ─────────────────────────────────── ●急激に気温が上がった場合(人の身体は相対気温で判断する傾向がある) ●温度が多少低くても、湿度が極端に高い場合(熱気が籠もっている) ●室内から、急に、戸外へ出た場合(室内作業から室外作業等) ●起こりやすい時間帯は10時、13〜14時頃 ●イベントなどで、周囲に異常な熱気が籠もっている場合(興奮も引き金に) ─────────────────────────────────── 更に、こんな人達は要注意・・・ ─────────────────────────────────── ◆5歳以下の幼児 ■65歳以上の高齢者(上記の統計にも表れている) ■肥満の人(汗っかきが多い。水分を補給しないと駄目。コーラは×) http://www.unlimit517.co.jp/ana9.htm ■脱水傾向にある人(下痢症状を呈しても水分補給必要) ─────────────────────────────────── *体温の上昇や発汗に伴い、体内から体重の3%の水分が失われると、 「熱中症」になるとされている。 ─────────────────────────────────── ■熱がある人(元々、平熱が高めの人も含まれる) ■睡眠不足(夜勤明けには朝の光でさえも頭がクラッと来る) ■興奮しやすい人(短気な人も含まれるかも) ◆遺伝的要因 ─────────────────────────────────── ◆5歳以下の幼児に関しては・・・ ─────────────────────────────────── こんなシミュレーションが行われている。 ─────────────────────────────────── 【名古屋工業大学と金沢医科大学の研究グループが 実施したコンピュータによるシミュレーション】 ─────────────────────────────────── ◆3歳児と成人について「発汗」「血流調節」等の『体温調整機能』を計算。 気温45度と40度で、何れも、「太陽光」を浴びた条件下で、 『水分が失われる時間』を調べた。 ─────────────────────────────────── ・3歳児の場合 → 45度で13分、40度では17分。 ・ 成人の場合 → 45度、40度の条件でも、1時間以上。 ─────────────────────────────────── *子供の場合、体重当たりの身体の表面積が大人よりも大きいため、 気温の影響を受けやすい。つまり、子供は、大人の感覚以上に、 極めて短時間で「熱中症」に陥ってしまう危険性が大である。 (名古屋工業大学大学院・平田晃正准教授談より抜粋) *実際の人間で実験する訳に行かないからね、これは。多少は違いが、 あるのだろうけれども、大人より子供の方が「熱中症」に罹りやすい という事は間違いないだろう。子供の周囲もそういう配慮が必要。 ─────────────────────────────────── よって・・・ ─────────────────────────────────── 自分らの欲得だけで、パチンコ屋の駐車場に、幼児を放置する行為は、 "未必の故意(或いは故意)"によって、充分に「殺人罪」相当である。 炎天下という条件だけじゃなく、そんな所に放置したら駄目だろう。 それにも関わらず、毎年そういう事例が後を絶たない。今年も既に。 子供は、無神経なお前らと違って、感覚が鋭敏なのだと認識せよ!! ─────────────────────────────────── ◆遺伝的要因に関しては・・・ ─────────────────────────────────── 【東京医科大学と徳島大学の研究グループ】 ─────────────────────────────────── ◆細胞の中で、脂肪をエネルギーに変換する補助酵素「CPTII」に着目。 ─────────────────────────────────── ・「CPTII」を作る遺伝子に、特定の変異があると、 「CPTII」の量が減少する。 ・平熱では問題ないが、40度以上の体温が数時間続くと、 「CPTII」の機能が失われたり、低下したりしやすくなる。 ─────────────────────────────────── ↓ ─────────────────────────────────── ●脂肪がエネルギーに変換されにくくなるため、特に、血管の細胞で、 エネルギーが不足し、意識障害や痙攣を起こし、悪化に繋がる可能性。 ─────────────────────────────────── [健康な男女79人]と[熱中症が重症化した患者11人] DNA比較 ─────────────────────────────────── 「CPTII」の遺伝子に変異が発見された割合 ─────────────────────────────────── ・健康な人 約14% ・熱中症の患者 約45% ─────────────────────────────────── *故に、「熱中症の重症化」=「CPTII」の遺伝子の変異が関与 しかし、そう断定するには、まだまだ、サンプル数(症例数)が少ない。 治療法を確立させるためにも、サンプル数を増やすことは必須条件。 *また、「CPTII」の遺伝子変異は、インフルエンザ脳症の重症患者 にも多く見られることを、徳島大学の木戸博教授(生化学)のチームが 明らかにしている。 ─────────────────────────────────── その木戸教授も次の様に語る・・・ ─────────────────────────────────── 「酵素の量を増やせれば、熱中症の治療に役立つ可能性がある。 症例数を増やし、研究を進めたい」 ─────────────────────────────────── もしかすると、先日・・・ 急性心筋梗塞で亡くなったサッカー元日本代表の松田直樹選手の死因にも、 「熱中症」が密接に絡んでいたのかも知れない。上記の遺伝的な要因さえも。 AEDの設置だけじゃなく、「熱中症」の対策も怠らない夏にしたいものだ。
|
|||||||||
Copyright (C) Unlimit Corporation. All Rights Reserved. |