毒舌!医療と生物をやさしく読み解く入門

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「便利」な時代に敢えて「不便」という選択肢


 千歳に来てから、余り小さい事に悩まなくなりました。何か心が健康です。

 考えている事はと言えば、「明日、何食べるかなぁ?」暢気な親父そのもの。

 思えば・・・

 疲れというのは、身体に影響を与えるばかりでなく、精神にも重篤な症状を。

 長期間に渡れば渡るほど、その影響は大きい。良く見ると、その印は存在す。

 私の場合、身体では「目下の隈」が色濃く。精神では「怒りっぽく」なった。

 当時は・・・

 それ程、気にしていなかったが、その環境から離れて見ると、影響の強さを。

 それが証拠に、「目下の隈」は殆ど消えたし、「怒りっぽさ」も数値が下降。

 他人への許容範囲が拡がった。思うが儘にならない事は、スルー出来る様に。

 自分が・・・

 考えている以上に、「疲れ」による影響は深刻。その深刻さは心の裏に潜む。

 だから、何となく大丈夫だと思って、過ごしてしまう。心の裏に影響が集積。

 それでも、趣味などを通じ、「ガス抜き」を行っていれば、爆発を防げるが。

 クヨクヨ悩んでいる内は・・・

 未だ「自力で立ち直れる範囲」であるが、裏を通り抜け、「鬱」に陥ると、

 蟻地獄に嵌り、「自力での生還」が困難になる。精神的な無感動期が訪れる。

 喜怒哀楽すら、蚊帳の外。必要以上に外見は取り繕う為、他人は気付かない。

 最悪の場合・・・

 こういう事態に陥る事も。此も今思い起こすと、「疲れ」が原因だと痛感す。
 http://www.unlimit517.co.jp/gnews29.htm

 この頃、酷い時は「月200時間」以上の残業をしていた。疲労蓄積の毎日。

 お陰様で、当時付き合っていた彼女とも別れる要因になった。人生をも書換。

 人から・・・

 思考力を失わせるのに、最良の方法は「長時間の強制労働」。知らず知らず、

 貴方はこの罠に嵌っていないだろうか? 日本人が陥りやすい罠だと今思う。

 休み過ぎも良くないが、働き過ぎも良くない。適度な「負荷」が、一番良い。

 日本人は・・・

 それらが上手くコントロール出来ずに、どちらか極端になるケースが多いね。

 だからと言って、欧米人の生活様式をそのまま取り入れても、上手く行かず。

 それなら、日本人の生活様式は何処へ向かったか?「コンビニ」へ向かった。

 働き過ぎのしわ寄せが・・・

 日常生活を「便利」にする方向に行った。何時でも何処でも、金さえあれば、

 食べるのにも、生活を営むにも、不自由しない。言い換えれば、時間や場所
 http://yusaku.from.tv/as2.html#35

 等考えなくても良くなった。就業時間さえ。「コンビニ」は様式と思考変革。

 私も・・・

 充分にその恩恵を受けている事は認める。けれど、此からの世の中が全て、

 「便利」な方向に行く事には賛成しかねる。「便利」=考えなくても良い意

 だと私は思っているからだ。どこかに「不便」があるから、人は考え始める。

 そこに・・・

 金が絡むと、それさえあれば、「便利」を買える。よって、手間暇掛けて、

 「工夫」をして、「便利」にしようとはしない。「工夫」=考える力を養う

 お金さえ払えば、手軽に「痩せられます」「若返ります」「健康になる」?

 当然・・・

 「便利な生活」に慣れてしまえば、上記の商売に?印は付かない。当たり前。

 故に、上記の商売が広く大仰に蔓延る。「疲れ」と「便利」が、日本人から、

 思考力を取り除くので尚更。通販番組が早朝と深夜に多い訳は、思考力低下。

 正に・・・

 知らず知らずの内に、私も貴方も罠に嵌っている。私も、つい数年前までは、

 「楽して痩せたい志向」を有していた。実際に「飲むだけで脂肪が落ちる」

 何て代物を1年間も定期購入していた。痩せた気になっていたが、事実無し。

 実際に痩せたのは・・・

 今の仕事で、巡回という業務に於いて、「歩く」行為が日常に加わってから。

 その上、貧乏になり、所有車を手放さざろう得なくなる。「不便」に転じた。

 近くのスーパーまで、当然「歩く」。公共機関の場所まで「歩く」。歩行者。

 ふと・・・

 この前、1日にどれ位「歩く」のか気になった。計算して見ると、仕事では、

 日勤時「約4km」夜勤時「約9km」、休日は、買い物等で「約2km」

 トータルすると、仕事+日常で、1ヶ月間に、「約150km」ほど歩く。

 細かい変動は・・・

 あったが、約4年間で、「20kg痩せた」のは、「歩く」という行為でだ。

 私が思うに、「リバウンド」は「楽して痩せてしまった」結果。楽をすれば、

 当然、戻るのも早いという自然な結末。他の「便利商売」も揺り戻しは同様。

 「疲れ」も・・・

 そうだが、「便利」も極端に行き過ぎるのは良くない。自己責任というのは、

 決して、自分を縛る事じゃなく、自分をコントロールする事だと、私は思う。

 だからこそ、意識的に、「疲れを溜めない事」と、敢えて、「不便」をする。

 これが・・・

 現代日本社会を生き抜くキーワードだと確信する。どちらも思考力回復が鍵。

 懸念されるのは、生まれた時から「コンビニ」がある世代。「不便」という

 概念が理解出来るのかが心配。もしかすると「キレる」の要因は「便利」?

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