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私の前に現れたのは偶然だが必然 昨年は「ウルトラマンの50周年」。今年は「ウルトラセブンの50周年」。 こんな催し物が企画されています。私もパトロンの一人に加えて頂きました。 https://camp-fire.jp/projects/view/22047 奥が深いんだよな・・・ 人の「記憶」って。1987年に「ノーベル医学生理学賞」を受賞した人物、 『利根川進』氏。当時は「免疫に関する研究」具体的には、生物は遺伝子を 組み換える事によって、多種多様な抗体を作り出している事を明らかにした。 現在は・・・ 「脳に関する研究」をしている模様。「脳」と言えば、「記憶」は関連深い。 この「記憶」には「短期記憶」と「長期記憶」がある。「記憶」の保管には、 大脳辺縁系にある「海馬」と脳の表層部分にある「大脳新皮質」が、関わる。 「短期記憶」が・・・ 「長期記憶」になる時「海馬」から「大脳新皮質」へ記憶が送られるらしい。 但し、「記憶」の内、長期保存されるのは一部だけ。「記憶」は単に物事を 記録しているのではなくて、「感情」との結び付きもある様だとされている。 出来事の中には・・・ 「嬉しい」「嫌だ」「怖い」等「感情」と結び付く要素があると氏は指摘す。 従って、「嫌な出来事」が沢山起って、対処出来なくなると「うつ病」発症。 研究では、「嫌だ」と記憶する細胞と「楽しい」と記憶する細胞は別の領域。 それぞれの細胞は・・・ 互いの細胞を抑制している。利根川氏は研究成果を「病気の治療」に繋げる 可能性も探る。その一つが「初期のアルツハイマー病」。研究を進める内に、 「物忘れ」が多いのは「記憶」を失ったのではなく、思い出し難い可能性有。 ─────────────────────────────────── *例えば、「昔語り」が好きな老人に、其の話前にも聞いたよとか、また、 其の話かよとか、否定的な言葉を浴びせ続けていると、其の内に、話せな くなり、自分の殻に閉じ籠もり、「記憶の引き出し」を失ってしまう。 ─────────────────────────────────── 此れが、原因で、私の亡き叔母は、当時の「呆け」現在の「認知症」に。 実に、細かい処まで記憶力が行き届く叔母だったのに。息子が追い詰めた。 ─────────────────────────────────── マウスの実験では・・・ 「物忘れ」を改善する事に成功。「副作用」の少ない技術の開発は必要だが、 同じ原理を人間にも使える可能性有と氏は語る。「記憶」は社会との関わり でも重要。集団の中では相手を覚え、区別する必要有。これが「社会性記憶」 「社会性記憶」を・・・ 蓄積する仕組の研究は、「自閉症」の研究と将来の治療にも繋がる可能性有。 ─────────────────────────────────── *此れには、「脳」の研究だけじゃなく、「感情」面の研究も必要であると。 此れが無いと、下記の後輩君の様に「社会性記憶」や「長期記憶」に結び 付かない。「記憶」というのは複雑だね。其れだけに奥が深い。此れで良 いには限りがないだろう。「自閉症」の原因が一つで無い様に。研究熱望。 ─────────────────────────────────── ASDである後輩君はこの「社会性記憶」が曖昧である。故に、何年経ても、 最初の儘である。詰まり「親しくならない」。他人に対する興味が殆ど無い。 立ち位置が・・・ 何時も同じ。「共感性」も無い。だから、話は直ぐに途切れる。相槌も苦手。 「思い出」の物差しが、彼には存在しない。「喜怒哀楽」という感情も薄い。 よって、利根川氏が言われる「感情」を伴う「長期記憶」が殆ど存在しない。 幼い頃の話は・・・ するのだがどの話も「曖昧」で「具体性が無い」。自分の記憶というよりは、 その辺に転がっている「誰でもよい記憶」。本人じゃなければというのは無。 友達も殆どいなかった模様。「引き篭もり」に近い。話しても的外れが多い。 だから・・・ 相手から「話す気力」を奪ってしまう。しかも、聞き様に拠っては「嫌味」。 「叱られた事」も直ぐに忘れるらしい。故に「同じ過ち」を何度も繰り返す。 自分でそれを「悪い」と思う感情も無い。感情が無いと話が弾まない現実有。 54年生きて来て・・・ 初めて出会ったタイプが後輩君。「発達障害」というのは、知ってはいたが、 本質は何も分かっていなかったんでしょうね。自分の常識が殆ど通用しない。 目から鱗が落ちました。知ったか振りでしたね。事実に直面して、狼狽える。 其れだけに・・・ 利根川氏の記事を読んだ時、思う処がありました。「長期記憶」には感情が、 伴う。「コレだ!」と叫びました。そして、直ぐに、後輩君に、語りました。 まぁ、予想通り、殆ど「リアクション」はありませんでした。ヤッパリねぇ。 もう・・・ 忘れているでしょう。只、後輩君は、少し興味のある「数字」を覚えている。 例えば、少し前の野球選手の「打率」とか「勝敗」とか。けれども、此れは、 其の野球選手に興味があるのではなくて「打率」とか「勝敗」の数字に執着。 ─────────────────────────────────── *だから、小学生位の時、世界各国の「首都」を覚えるのが得意だったと。 そう言えば、昔、「駅名」だとか「時刻表」だとかを暗記しているのを、 自慢する番組なんてあったよね。私も苦手ではないけど、人間臭いエピソ ードの方が好きだなぁ〜。こういう特技を生かせる人が「発達障害」でも、 社会的に成功したと言われる人になるんでしょうねぇ〜。人それぞれです。 ─────────────────────────────────── 詰まり・・・ 感情じゃなくて「数字の羅列」の方に関心がある。私も、こういう数字等は、 覚えましたが、其の数字じゃなくて、興味は「野球選手」の方。だからこそ、 その選手の「エピソード」等も知っている。彼は人間臭いドラマには興味無。 拠って・・・ 其れ以上、話は弾みませんでした。無機質な「数字」が彼の頭を占めている。 私が彼に最初に感じたのは「ロボット」様。其の直感は見事に的中。今でも、 「親しくならない」のは「ロボット」だからだと。でも「ロボット」は進化。 例えば、利根川氏は・・・ 「脳」「感情」に関する人間の研究が進み、その原理をプログラム化すれば、 「AI(人工知能)」に感情を持たせる事も出来ると考える。だが、その一方、 「AI」が進歩すると「相手が言った事が気に入らなくて、攻撃的になる」。 そういった・・・ 事も場合によっては起り得ると考えてもいる。そして、「記憶」については、 解明出来たのが「10%位」。「記憶」はもっと複雑で、色々な心の現象に、 結び付いていると語り、研究は、未だ未だ、始まったばかりと強調している。 若しかすると・・・ 感情の分野では、後輩君が「AI」に抜かれる可能性は大。しかし、彼丈が、 「無感情」なのではない。世の中に余裕が無くなり、他人に愛想をふりまく、 人は確実に減っている。世の中全体に「不機嫌」状態。まぁ、其れも感情か。 疲れるが・・・ 後輩君との会話は続けている。其れでも「奥が深い」。諦めようかとも思う。 只、彼が私の前に現れたのは、偶然だが必然。此の機会に、「発達障害」を、 少しずつ、分かって行こうと考える。行き過ぎ、私が「嫌い」という感情望。
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