毒舌!医療と生物をやさしく読み解く入門

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悲しみや苦しみを募らせる時期


 千歳も少雪でしたが20cm程、雪が降りました。最低気温はー10度下も。

 只、雪が積ると辺りは「白色」で明るくなります。だが、体力は必要になる。

 子供ながらに・・・

 「家族の世話」や「介護(ケア)」は厳しいだろう。だって、大の大人でもさ、

 凄い苦労をするんだよ。それがさ、年端も行かない子供だったら、尚更だよ。

 こういった事を担う18歳未満の子供を「ヤングケアラー」と、呼んでいる。

 でも・・・

 ケアの負担が常態化し、長期に及ぶと、「心身の不調」「学業への影響」等、

 深刻な問題を抱える事もある様だが、実態は十分に把握されていないために、

 「見えない介護者」とも言われている。日本ケアラー連盟が初の実態調査を。

 同連盟は・・・

 病気や障害のある親や高齢の祖父母、幼い兄弟等がいて、「家族の世話」や

 「介護」「家事」等、本来であれば、大人が担う様な責任を引き受けている

 子供を「ヤングケアラー」と定義している。けれど、一般的な認知度は低い。

 実際問題・・・

 子供達が時間に追われて、周りから孤立したり、学校との両立が困難になる

 例もあるが、「ヤングケアラー」を主眼にした国や自治体の支援制度は十分

 整っているとは言えない様。先ずは「ヤングケアラー」の現状と課題の把握。

 其の為に・・・

 日本ケアラー連盟では、2015、16年に小中学校の教員を対象に行った

 初の『実態調査』アリ。協力を得た小中学校の教員を対象に15年に新潟県

 南魚沼市26校(271回答)。16年神奈川県藤沢市55校(1098回答)。
 
 それぞれの実態調査の結果は・・・
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 ●「これ迄に家族の介護や世話をしているのではないかと感じた子がいたか」
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   南魚沼市 25% 藤沢市 49% → いた
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   *子供の学年では、小学4年以上で増える傾向が見られた。
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 ●「特に気になった子供の家庭環境等について」問う
───────────────────────────────────
   南魚沼市 65人回答 藤沢市 508人回答
───────────────────────────────────
   *両市とも「一人親の家庭」の割合高い。

   *介護や世話をする相手(複数回答)「兄妹」「母」「父」「祖母」の順
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 ●「ケア」「世話」の内容(10項目を提示。複数回答)
───────────────────────────────────
  *目立ったのは「家事」「兄弟の世話」
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  「家事」54人「買い物等」20人「病院に付き添い、通訳等」6人

  「食事や着替えの介助、移動介助」16人「医療的な世話」1人

  「感情面のサポート」(精神状態の見守り)13人「兄妹の世話」53人

  「身体介助(入浴介助や体拭き等)」3人「其の他」7人「分からぬ」6人
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 ■学校生活への影響(12項目を提示。複数回答)
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  *目立ったのは「欠席」が両市とも最多。「遅刻」「宿題をしてこぬ」
   
   「学力が振るわない」の割合が高かった。
───────────────────────────────────
  「遅刻」40人「早退」8人「欠席」56人「忘れ物」26人「

  「宿題をしてこぬ」28人「学力が振るわない」42人「衛生面」17人

  「栄養面」15人「部活等の課外活動出来ぬ」12人「其の他」9人

  「友達やクラスメイトとの関係思わしくない」16人「影響無し」10人
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 藤沢市では・・・

 「子供がケアしている相手の状況等も質問」母は「精神疾患」兄妹「幼年」

 自由記述では「保護者と連絡が取れない」「プライバシー介入への難しさ」

 「サポート手段が分からない」等の声が上がり、現場が対応に苦慮する現状。

 実態調査を受け・・・

 「地域は違っても共通点が多い」と分析。他の自治体でも支援策を考える伝。

 介護者支援の先進地の英国では「ヤングケアラー」を『見えない介護者』と。

 子供は自分が介護者であると自覚し難く、困難を、声に出せない側面を持つ。

 把握しづらい要因として・・・

 家庭の事情を知られたくない。話せないと考える家庭が少なくない。こんな

 子供の多くは誰かに相談したり、話した経験が無い事が多いと。将来的にも、

 就職、進学など、其の先の人生に影響する可能性もある。学校は早期発見可。

 しかし・・・

 教員は多忙で、スクールソーシャルワーカーも非常勤で勤務時間が少ない中、

 学校丈で問題を解決するのは難しい。故に行政や地域の福祉団体、医療機関

 等が連携して、早い段階で必要な支援に繋げる事ことが必要。助け舟早急に

 確かに・・・

 此の問題を、学校や先生に背負わせるのは無理。家族で、介護される側以外

 の人達での話し合いも必要。苦労が一番分かるのは矢張り、家族なんだから。

 其の家族の相談窓口としての「行政」「福祉団体」「医療機関」であるべき。

 此の師走・・・

 人々の気が急く時期に、悩んでいる子供達は益々口を閉ざしてしまうのでは。

 「クリスマス」「正月」等、子供が本来、楽しむイベントが続くこの時期は、

 反面で、悲しみや苦しみを募らせる時期でもある。状況は待った無しである。


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