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「丸投げ」は止める。それからだ。 少しずつ、太陽が早く昇る様になり、日が長くなるに従い、分かる事がある。 「暗さ」「寒さ」というのは如何に人に「疲れ」「ストレス」を与えるかを。 現場の事を考えると・・・ 辛いよなぁ〜。人は見掛けに因らないから、どんな人が「徘徊」に転じるか、 分からないものなぁ〜。「安全策」を取ってと思うのも、仕方が無い部分有。 外野席が其れを「人権侵害」と言ったって、実際の現場は思うより大変だよ。 どんな話かって・・・ 2017年度に、「精神科」で手足をベッドに括り付ける等「身体拘束」を 受けた入院患者が全国で1万2528人に及んだそう。其の内6割は高齢者。 厚労省の年次調査で判明。統計の問題もあるけど、こちらは大丈夫なのかな。 まぁ一応、信用して・・・ 其れで実は2017年度から「調査方法が変更」されているみたい。これ迄、 分からなかった「年代別」や「疾患別」等の内訳も初めて、出る様になった。 https://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/data.html 今までより少しは「現実」に近付けるかな。其れ丈多くの問題を含んでいる。 条件別には・・・ ─────────────────────────────────── ●入院期間別 ─────────────────────────────────── *「拘束」が必要なケースは暴れる等激しい症状で入院して来た患者に多い。 ─────────────────────────────────── ↓しかし ─────────────────────────────────── *入院期間が1年以上の長期患者が51%を占める。 ─────────────────────────────────── ●都道府県別 ─────────────────────────────────── *北海道1297人(最多・病床数多し) *埼玉県1238人 *東京都 982人 *和歌山県 15人(最少) ─────────────────────────────────── ●「隔離」1万2817人 ─────────────────────────────────── *北海道449人(全国8位) ─────────────────────────────────── ●「精神保健福祉法」で「拘束」や「隔離」が認められるのは? ─────────────────────────────────── *本人や他人を傷付ける恐れアリ *指定医が「他に方法が無い」と判断した場合に限られる。 ─────────────────────────────────── ●患者団体や専門家からは? 問題点は?? ─────────────────────────────────── *実際には、安易に行われ、長時間の「拘束」で死亡例も出ている。 *「人権侵害」の恐れがある。 *10年間で「拘束」は1.8倍、「隔離」は1.6倍に増えている。 *増加の要因は分析出来ていない(厚労省)。 *不要な「拘束」等をしないように引き続き求めて行く(厚労省)。 *「拘束」には手指の動きを制限するミトン型手袋の着用など含む。 ─────────────────────────────────── **点滴などを抜かないようにするという目的アリ。 ─────────────────────────────────── ●疾患別 ─────────────────────────────────── *「拘束」=「統合失調症」「妄想性障害」44%(最多) *「認知症」27% *「隔離」=「統合失調症」65% ─────────────────────────────────── ●精神科病院の「身体拘束」は・・・ ─────────────────────────────────── *数年間にも及ぶ例がある。 *長期間の「拘束」で体を動かせない為に ─────────────────────────────────── ↓ ─────────────────────────────────── 「エコノミークラス症候群」等で死亡した患者が ─────────────────────────────────── ↓ ─────────────────────────────────── 少なくとも10人、「訴訟」も起きている。 ─────────────────────────────────── ●「精神科医療の身体拘束を考える会」まとめ ─────────────────────────────────── *「拘束後」死亡した患者は2013〜18年の間に10人 *病院を「提訴」したケースは6件 *各地にある11ヵ所の病院を対象に2015年に実施した調査 ─────────────────────────────────── **「拘束」の平均期間=約3ヵ月 **最も長いケースでは約3年。長期化している実態が垣間見られる。 **入院すると「先ず拘束」という病院も見られる。 **「拘束」は患者が更に精神的に不安になる悪循環も招く。 **「拘束過程」を録画するなど、妥当性を検証出来るシステム必要。 ─────────────────────────────────── 病院側だって・・・ 本来は「拘束」も「隔離」もしたくない筈。慢性的な人員不足問題も重なり、 人の目が行き届かないのが現状。其の上で、病院内での「徘徊」だけならば、 まだしも、病院外での「徘徊」が出た場合、迷惑を掛ける範囲等が広過ぎる。 実は・・・ 私自身、そういう患者?の対応をした事がある。確かに「助け合いの世の中」 http://www.unlimit517.co.jp/gnews263.htm(他にもあった・・・)。 だけれども、こういう人達が街中に溢れたら、困るだろう。病院だってさぁ、 対処出来ないよ。だから、此れからは「理想」と「現実」を擦り合わせる事。 病院側に・・・ 全てを「丸投げ」しても無理。徒でさえ、「条件が悪い仕事」なのに、尚更、 やる人がいなくなっちゃうよ。病院側は、患者を「外」に出したくないから、 「拘束」や「隔離」をしているんでしょ。本来は許されないが気持も分かる。 何でもかんでも・・・ 「人権問題」にするなよ。「病院じゃ、預かれないので、御家族でどうぞ」。 もし、こう言われたらどの位の家族が了承出来るの?自分達の手に余るから、 病院に頼んでいるんじゃないの??大変だという事は家族の人達が一番分る。 訴訟沙汰に行く前に・・・ お互いに歩み寄るべきではないのか。預けっぱなしで死んだら訴訟沙汰じゃ、 病院は遣る瀬無いよ。この調査の裏には「深刻な問題」が内在しているよね。 私は病院の肩は持たない。家族の肩も持たぬ。お互いに責任を擦り付けるな。 責任を・・・ 「丸投げ」にして済む問題ではない。患者を病院に預ける時は詳細について、 話し合い、その後「誓約書」を取るべきである。そうしなければ、預らない。 今後、家族側が其の手間を省いたら病院は立ち行かない。共同で事に当たる。 そして・・・ 最低でも「一週間に一回」は病院を訪ねる。家族ももう少し患者と向き合う。 病院と家族がタッグを組んで、患者を看取る。一方を、責めてばかりいては、 先に進まない。兎に角、早急に、病院への「丸投げ」は止める。それからだ。
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