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相手の懐に入ると出口が見える 「充実している」。其れを決めるのは他人ではない。あくまでも主体は自分。 他人からどう見られていても、今、私はそう感じる。休肝日1日が成功かな。 何故、そうなるのか・・・ 芸能人にも多いもんなぁ〜。「ゲーム好き」。テレビ番組も結構やっている。 私も昔は「麻雀ゲーム」などをプレイしていたが、極端に嵌まった事は無い。 そういう意味では「日常生活」とのバランスは取れていたのだろうと考える。 だが・・・ 「ゲームをしたい衝動」が抑えられず、「日常生活」より「ゲーム」を優先 させる日が長く続くと、「学業」や「仕事」に重大な支障が出る。そういう 状態を一種の「依存症」と捉えられる様になった。この症状に悩む人も増加。 今年5月には・・・ 世界保健機関(WHO)でも「ゲーム障害」を新たに疾病と認定。この疾病に、 苦しんでいる人の数等の実態ははっきりしないが、先進的に「回復支援」に 取り組む施設には相談が絶えないとの事。「ゲーム障害」の現状と問題とは。 ─────────────────────────────────── 2011年から・・・ ─────────────────────────────────── 国立病院機構・久里浜医療センター(神奈川県横須賀市) https://kurihama.hosp.go.jp/hospital/section/internet.html ─────────────────────────────────── 「インターネット依存専門外来」を開設。 ─────────────────────────────────── ●2018年度の新規患者計176人 ─────────────────────────────────── ↓ ─────────────────────────────────── ●約7割が10代の男性 ─────────────────────────────────── ↓ ─────────────────────────────────── ●個人やチームで対戦するオンラインゲームを止められない人が最も多い ─────────────────────────────────── ↓同病院の「回復支援プログラム」 ─────────────────────────────────── ■診察 ■臨床心理士のカウンセリング ■週に1回ゲームやスマートフォンから離れて、日中を仲間と過ごすデイケア ─────────────────────────────────── *上記3つの■を組み合わせて、回復を目指す。 ─────────────────────────────────── ◆東京都内に在住の20代男性 → 2015年2月同センターを受診 ─────────────────────────────────── ↓ ─────────────────────────────────── ■医師らと話し、デイケアに参加 ─────────────────────────────────── ↓ ─────────────────────────────────── ■バトミントンで体を動かし、参加者の昼食の輪に加わる ─────────────────────────────────── ↓ ─────────────────────────────────── ■気持ちがほっと和らぐ ─────────────────────────────────── ◆依存が始まったのは1人暮らしをしていた大学2年の春 ◆退屈な授業と目標の無い毎日から逃れたくて、オンラインゲームのチームに ◆1日14時間ゲーム。時間が惜しく、食事は1回ラーメンとおにぎり2個 ◆ゲーム中にネット電話で「すごいね」「やるじゃん」と称え合う時間が快感 ◆痩せ細り、外出はほとんどしなくなる → 3年から休学 ─────────────────────────────────── ↓結局は ─────────────────────────────────── *止める理由を見つける事が出来なかった。 ─────────────────────────────────── 治療に踏み出せた理由とは・・・ ─────────────────────────────────── ●心配した実家の母が一度だけ会いに来た。 ●「好きな事をやっていい。だけど、卒業だけはして」という言葉が後押し ●母から聞いた「久里浜医療センター」を自分で予約 ●初診の2ヶ月後に大学へ復学、その後、大学院に進む。 ●今は学業とボランティア活動で毎日が充実し、ゲームは不必要に。 ─────────────────────────────────── ↓ゲームを止められずに苦しんでいる人に ─────────────────────────────────── *どんな生き方をしたいかを考え、勇気を出して、助けを求める ─────────────────────────────────── 依存の原因は・・・ 本人より、寧ろ、家庭や学校などの環境にある場合が多いとの事。相談等に 来るのは「高学歴な親」も多い。知らず知らずに、子供に良かれと思い込み、 受験へ「過大なプレッシャー」を掛け、塾や稽古事を幾つも掛け持ちさせる。 こうした・・・ 親の価値観に支配された生活の中で、子供は「孤立感」や「自己否定感」を 募らせ、せめて、ゲームをする事で辛い状況を必死に生き延びる。この中に、 「不登校」「引き篭もり」という例も含まれている。現実から逃避したいと。 回復を目指すには・・・ 先ず、親の話をじっくり聞く。その中で「子供が何故、ゲーム依存になった のか?」に思い至れば、親自身の言動が変わり、子供も変わるよう。詰まり、 「親子の信頼関係」を再構築させる事が『ゲーム依存からの回復』に最重要。 理由も分からぬまま・・・ 子供から「ゲーム」だけを取り上げるのは、非常に危険である。逃場を失う。 そうすれば、現状に「絶望」してもおかしくない。「信頼関係断絶」である。 先ず、親子でも「話し合い」が最初。又、親の立場をゴリ押しはしない様に。 一つの手として・・・ 「ゲーム」を一緒にプレイするのも有効(友好)な可能性アリ。心に寄り沿う。 そうすると今まで見えなかった「景色」が浮かんで来る。「ゲーム」だって、 予想以上に面白いかも知れない。距離を自然に狭める。こういう時は友人で。 慌てない・・・ こういう状況に陥るまで、「どの位の時間」が掛かっている。そう考えると、 相当の時間を掛けないと元には戻らないと思った方が良い。子供と謂えども、 心持ちは単純ではない。大人以上に複雑な部分も含む。相手を認める事から。 親が其れこそ・・・ 「親身」にならなければ、解決には至らない。施設を頼るにしてもそれ肝要。 「ゲーム」は駄目というステレオタイプでは埒が明かない。互いに寄り添う。 そして、多くを頼らない。「適度な距離」が最終的には必要になる。徐々に。
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