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「PCR検査の手順」とは?


 「新型コロナ」のパンデミックが起こって、初めて、日本はIT後進国判明。

 「マイナンバーカード」も普及していないし、情報を未だにFAXで送受信。

 そんな中で・・・

 日本国は「死者数」は抑えている。「感染者数」は正直、分からない感じと。

 何故なら、判定する「PCR検査」の数が少ない。専門家にも色々な意見が

 あるけど、世間やマスコミ、諸外国に言われるまでもなく、絶対数は少ない。
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 *PCR=Polymerase Chain Reaction(ポリメラーゼ連鎖反応)
      http://www.unlimit517.co.jp/url/file/612-1.html
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 けれど・・・

 「PCRの検査体制」が構築されていなかった日本では今様な次第に増やす

 やり方しか無かったかも知れない。それで何とか「大規模な医療崩壊」等も、

 防ぐ事が出来た様。今後は「無症状者」も含めて、増やし、経済活動を営む。

 此処で「PCR検査の手順(一例)」とは・・・
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 1.約50cm四方のプラスチック製クーラーボックス。中には「新型コロ
   ナウィルス」感染の疑いがある人から採取した検体入り容器数10本。
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 臨床検査技師は・・・
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 2.受け取ったボックスをその場でアルコール消毒 → 細菌検査室
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 3.検体は「鼻」や「喉」の粘膜から採取、容器中の溶液に溶け出している。
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 4.溶液を容器から試験管1本1本に慎重に移す。
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 5.試験管を「遠心分離器」にかけ、ウィルスの設計図、遺伝子を抽出。
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 *臨床検査技師はゴーグル、医療用N95マスク、全身防護服の完全防備。
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 6.ウィルスが拡散しないよう内部の圧力を下げた約2平方メートルの
   透明な箱に手を入れ、抽出した遺伝子入りの試験管を慎重に並べる。
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 *「遺伝子抽出」は最も手間が掛かり、「汚染」も起き易い工程。
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 7.「抽出した遺伝子溶液」と調合したての試薬を電動ピペットで検査プレ
   −トの穴に落として行く。穴は96個。1個の直径は2mm。
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 *垂らす穴を間違えたり、飛び散ったりすれば、別の人の検体と混ざり、
  「誤判定」に繋がる。息を止め、窮屈な防護服の腕を慎重に動かす必要有。
  汗も検体に混じる可能性がある為、注意が必要。
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 検体の搬入からおよそ4時間後・・・
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 8.漸く出来上がった「プレート」を専用装置「サーマルサイクラー」に
   入れる。加熱と冷却を約30回繰り返して、ウィルスの遺伝子を何度も
   複製し、増やして行く。
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 *微量の検体からでもウィルスを検出出来るのが「PCRの特徴」
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 9.「ウィルスの遺伝子」は増える際に試薬に反応して光を発し、光が一定
   量あれば「陽性」、光らなければ「陰性」。
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 *試薬の投入一つとっても、検体にまんべんなくかける技術はミリ単位級。
  普段から「感染力の高いウィルス」の検査に携わる臨床検査技師力が必要。
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 結.1時間後、パソコンの画面に検査結果が出される。プレートの穴を模し
   た横長のマスが「陽性=緑色」「陰性=赤色」
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「再陽性」の問題・・・
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 ●ウィルスが消滅後に再び感染した。
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 *「再感染」を否定する専門家多い。今の処「再感染」するかは不明。
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 ●少なくなっていたウィルスが増えた(再燃)。
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 *「急性感染症」は治ったら、それで終わりというのが一般的な考え方。
  「新型コロナ」について「再燃」を支持する証拠は無い。検証が必要。
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 ●検査の不確実さ
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 *感染している人を「PCR検査」で正しく「陽性」と判定出来る可能性
  (感度)は70%程度。感染者が10人いれば、3人は本来「陽性」なのに
  「陰性」と判定される「偽陰性」
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 *感染から時間が経つと、ウィルスは「喉の奥」から減り、「肺」に。
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 *「採取したサンプル」にウィルスが含まれるかどうかはバラつき有。
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 *検体は基本的には「鼻」や「喉」の奥の粘液を採取。ウィルスの存在する
  部分を的確に取れるかは「採取者の技量」による。
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 *検査ではある量より少ないウィルスは検出出来ず「陰性」=『検出限界』
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 *最初の「陽性」判定から「再陽性」まで平均30日。ウィルス量が減って
  いるため、感染させる力は高くないとされている。
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 そういう事情もあり・・・
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 厚労省は6月2日より「PCR検査」の検体に「唾液」を使うことを認めた。
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 *公的医療保険の適用対象
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「唾液」を使う利点は・・・
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 ■医療従事者の「感染リスク」が少ない。
 
 ■「唾液」は患者が容器に自分で入れる事が出来る為、
  医療従事者は「ガウン」と「フェースシールド」がなくても検査出来る。
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 *全国的に「感染防護服」は不足。「ガウン」と「フェースシールド」も。
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 *「唾液」を使った「PCR検査」は北大病院の豊嶋血液内科教授
  の先行研究で注目された。厚労省の研究事業で88検体を調べた処、
  発症から9日目までは鼻の奥の粘液を検査した際とほぼ同様の結果。
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              ↓
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     症状が出てから「9日以内」の人を対象に
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 今後は・・・

 医療従事者の負担も考え「唾液PCR検査」の適用範囲など拡充を望みたい。

 検体採取の方法、場所も「ドライブスルー型」や「小BOX型」など色々と

 工夫が可能である。医療従事者や検体提供者の利便性も考慮に入れて欲しい。

 そして・・・

 此れを機会に「感染症対策のシステム」を構築すべき。そして、緊急時には

 直ぐに陣頭指揮を取れる「日本版疾病対策センター」を作り、センター長が

 大臣を兼ね、直接的に指示を出せるようにする。超水際で迅速な対応が可能。

 その他の政府(首相)は・・・

 国民の生活を守るための「施策」に奔走し、迅速な「手当て(お金含め)」を

 実行して欲しい。その為に「マイナンバーカード」を普及させ、健康保険や

 振込口座などとの「紐付け」を素早く行う。役所仕事にもIT技術を活かす。

 詰まり・・・

 「IT後進国」から脱却する事も「感染症対策」には必要という事。国民に

 こういう「緊急時」、余り負担を掛けては行けない。一刻も早く、経済活動

 を再開させ、「with〜(疾病名)」で暮らしていける体制を素早く整える。

 要するに・・・

 「餅は餅屋」に任せるという事。「感染症対策」には「感染症の専門家」に。

 「IT技術対策」には「ITの専門家」に。決して、丸投げするという事で

 無く、民間も公共機関も含め、「挙国一致」で行う。取り纏めるのが政府と。

 今回・・・

 「水際対策」が上手く行った『台湾』を見ていると、まさしく、そう思える。

 だから、今回、入手困難になった「マスク」「消毒用品」「医療用具」等は

 政府の「買い上げ」にして、国民に広く行き渡る様にする。禍転じて福とす。

 第二波、第三波の到来も含め・・・

 「パンデミック」が再来する事も否定出来ない。其の為に、今から準備する。

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