毒舌!医療と生物をやさしく読み解く入門

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やさしく読み解く入門」


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ヒステリックな"嫌煙"に、疑問。
タバコは、本当に『悪の権化』か?



 私は常々、非常に疑問に思っていた。それは、喫煙者に対する異常なまでの
"排除運動"である。ここまで来ると、ある意味「人種差別」に近いのでは…。


【"悪い"という根拠が希薄】

 表題のように書くと、「何を言ってるんだ!お前」と突っ込まれそうである。
確かに、医師を始めとして、マスコミも、一般人も、『タバコは健康に悪い』
ということを、大勢が、声高に、連呼している。

 誰かが、「タバコを肯定」するような発言をするやいなや、袋だたきに遭い
そうな状況が、出来る。これは、少し異常な状態である。こういう状態のお陰
で、喫煙者は、様々な環境において、居場所をなくしている。

 私は、以前、このメルマガでも書いたように、5年前に、禁煙をしました。
その時、書きましたように、さしたる理由はなく、もちろん「健康のため」で
も、ありませんでした。

 だから・・・

 喫煙者、嫌煙者、どちらの気持ちも分かります。どちら側と言うことでも、
ありません。ただ、現状のような一方(嫌煙側)が、他方(喫煙側)を、無理やり
排除するというやり方は、良く思っていません。

 最近、多くの交通機関や施設などで、「禁煙」が当たり前の状況になってき
ました。「禁煙」でないところは、健康的ではない、古い、時代に逆行してい
るなどの非難を受け、「禁煙」にせざろう得ない趨勢になっています。

 ところで、「タバコが悪い」の証拠になっているのは、何なのでしょう?嫌
煙側は、結局、これらを盾にとり、喫煙側の牙城を崩しているものと思われま
す。それらは、本当に「医学的、科学的に根拠」のあることなのでしょうか?

 私が考えるに・・・

 この「嫌煙運動」が盛り上がったのは、"ある人物の1981年に発表され
た報告"によるものと思われます。この報告により、タバコを吸わない人々は、
「他人の吸ったタバコの煙による被害をイヤダ」と強く思ったのでしょう。

 その"報告"とは・・・

 1981年、元国立がんセンターの平山雄(たけし)氏によって、英国医学ジ
ャーナルに、発表された。当然、嫌煙の方向で進んでいた欧米を中心に、国際
的な注目を集めた。

 具体的には・・・

 「"副流煙(受動喫煙)"による被害」のことです。"副流煙"とは、「タバコの
先から出ている煙」のこと。当然、周辺にいる人も、意識することなく、吸わ
されます。これが、"受動喫煙"です。タバコを吸い込む煙は、"主流煙"です。

 平山氏は、"副流煙(受動喫煙)"によって、「肺ガンは5倍」「喉頭ガンは
50倍」「喫煙者の妻のガン死亡率は2倍」などという"衝撃的なデータ"を、
世に問うた。

 この尻馬に乗ったのが、厚生省(現・厚労省)である。この発表を受け、直ぐ
に、「受動喫煙防止対策の手引き(名称変化アリ)」なるモノを作り、マスコミ
や一般市民に、喧伝した。

 "副流煙(受動喫煙)"という言葉が、一般大衆に浸透し始めたのが、この頃から
だと思う。この言葉の浸透から、「タバコを吸わない私が、喫煙者と一緒に、
ガンの犠牲になりたくない」と、考え始める人が多くなったのではないか。

 しかし・・・

 後の検証で、この論文とデータには、かなりの問題があることが、判明した。

 例えば・・・
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1."副流煙"の設定が、おかしい。
───────────────────────────────────
  実験のほとんどは、動物などの気管を切除して、"強制的に濃縮した副流
  煙"を、浴びせるという自然状態に反したモノであった。何故なら、大気
  中の"副流煙"というのは、数千倍から、数万倍に希釈(薄められている)さ
  れているからです。

  つまり、実験で行われたような濃い"副流煙"を吸うことは、あり得ない。
───────────────────────────────────
2.国際的な注目を、集めた。
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  実は、"逆の意味"で注目を集めた。それだけ、反論が多かったということ。
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3.詳細な条件が、分からない。
───────────────────────────────────
「喫煙者の妻のガン死亡率は2倍」というデータに関しては、妻の詳細な
  条件が、明示されておらず、タバコとの因果関係は、全く分からない。
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4.タバコとの因果関係は、低い。
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  女性の肺ガンは、腺ガンが多いため、タバコとの因果関係は低い。
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5.喫煙率は、最高なのに?
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  日本男性の喫煙率は、先進国中最高なのに、肺ガン率は、最低であった。
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 これ以外にも、たくさんの不備や疑問点などが、指摘されている。

 平山氏が、長年取り組んでいたのは「疫学」である。「疫学(Epidemiology)」
の基本的な説明は、"疾病・事故・健康状態について、地域・職域などの多数
集団を対象とし、その原因や発生条件を、統計的に、明らかにする学問"の事
である。

 つまり・・・

 「疫学」というのは、"統計学"であり、ガンのように、長期に渡り、様々な
要因が絡んでくる疾病に対しては、因果関係を究明するのが、難しいというこ
とである。

 だから・・・

 平山氏のように、「疫学」ということに基づけば、多くの研究成果を、総合
的に評価して、一定のルールに従って、因果関係の程度を推定せざろう得ない
という状況になってしまう。

 あくまでも、「タバコ=悪い原因」という平山氏の予想に、過ぎない。


  「その他にも、"タバコを悪者にしたい"という説はたくさんある」


【数々の謂われなき"悪人説"】
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● 喫煙者の貴方は、こんな事を言われたことはないですか?
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   「そんなに、タバコばかり吸っていると、"肺が黒く"なるぞ!」

 これに対して・・・

 著書『バカの壁』で有名な解剖学者で、医学博士の養老孟司氏は、
───────────────────────────────────
  少なくとも、僕が解剖で見たのは、全部"黒"。そもそも、肺というの
  は、固形物が入っても、排泄出来ないから、溜めるんだよ。だから、
  粉塵でも何でも溜まって、ある年齢になると黒くなる。

                           と、語っている。
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 空気中のゴミやほこりの一部は、どうしても、肺まで、吸い込まれてしまう。
 肺まで入ると、出口がない。気管までなら、繊毛が生えていて、腺もあり、
 ゴミは、タンと共に、外に出すことが、出来る。ゆえに、それ以上、中に入
 ったゴミは、外に出せなくなるので、しょうがなく、肺に溜まってしまう。
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● "肺ガン"の原因=全て"タバコ"?
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  過去35年間で、「肺ガンの死亡者数が約10倍」

  こういう文章を見ると、「あ〜ぁ、肺ガンが増えているんだ」
             「やっぱり、タバコのせいかなぁ〜」

                       と考えてしまいがちです。

  けれど・・・

  この数字には、"老人人口の増加"や医療機器の発達による"各種ガンの発見
  率の上昇"などを、全く考慮に入れていない。厚労省の人口に関するデータ
  などに照らし合わせても、「肺ガンの増加はごく僅か」であり、肺ガンに
  よる死亡率も、欧米に比べ、一貫して、低いままである。

  喫煙者人口が、劇的に減少している欧米などの先進国でも、肺ガンによる
  死亡率は、日本よりも、大幅に高い数値を保ったままである。最も喫煙率
  の高い日本で、肺ガンの発生率が一番低い。しかも、平均寿命は世界一。

  こういう結果が出ていては、「タバコと肺ガンの因果関係」を問うことの
  方が、難しいのではないでしょうか?
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  次のような嫌煙者にとっては、信じがたいデータもあります。
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  ◎ タバコが、子宮体ガン、乳ガンの発生率を、低くする。

  ◎ タバコが、アルツハイマー病に罹る確率を、1/3にする。

  ◎ タバコが、ラットなどの実験で、迷路学習能力を上昇させる。
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★ アメリカ陰謀説
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  "肺ガン"の原因=全て"タバコ"という事に一番したかったのは、アメリカ
  とイギリスだと推測しています。それは、肺ガンの原因が、本当は「大気
  汚染」であるということが、分かっているから。

  それを、誤魔化すために「タバコ犯人説」を取りたいのです。貴方も、ご
  存じの通り、アメリカは、世界的なCO2の削減案を盛り込んだ京都議定
  書に、サインしませんでした。

  つまり、この場合は、国民の健康より、自動車業界の利益を優先したので
  す。これでは、大気汚染を良い方向に、持って行くことは、出来ません。
  それで、国民の目を欺くために、「タバコを悪者」に仕立てたのです。

  そのため、タバコは、"スケープゴート(生け贄)"にされただけなのです。
  また、イギリス、特に、ロンドンは、昔から、大気汚染がひどい所です。
  米英で、このシナリオを作った可能性も、充分に、考えられます。

  だから、タバコに全く害がないとは言いませんが、医学的、科学的に明確
  な根拠がなくても、実しやかに「後付けされた最もらしい事」を並べ立て、
  "嫌煙運動"を煽っているのではないかと、ある意味、確信しています。
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● タバコは、"発ガン物質の塊"である?
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  タバコ = 約1千万分の5グラム前後 = 発ガン物質

        それと同時に、「発ガン抑制物質」もたくさん含まれる。

  だが・・・

  焼き肉や焼き魚の焦げ、お茶、コーヒー、みそ、醤油、ソース、ワイン
  など多くの食物には、タバコよりもっと多い、多様で大量の「発ガン物質」
  が含まれている。

  これらの食物の「効用」はよく語られるが、「発ガン性」について、マス
  コミなどで、ほとんど伝えられることはない。

  例えば・・・

  普段我々が、何気なく、飲んだり、使ったりしている"水道水"には、1グ
  ラム当たり約百万分の5グラムの発ガン物質「トリハロメタン」が含まれ
  ている。これで、"安全基準"は、満たしているとのことです。

  もし・・・

  水道水を、1日に、1リットル飲む = タバコの約1万倍
                     「発ガン物質」を摂取する。
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 タバコを全て肯定は、しません。しかし、これらの客観的な事実を見ても、
 タバコだけが不当に「悪者扱い」されている気がしてなりません。

 今回は、昨今の"嫌煙運動"のあまりに、一方的なエスカレートぶりを見るに
堪えかね、突き動かされるように、書きました。もう少し、嫌煙側も、「エチ
ケットをきちんと守り、他人に迷惑を掛けなければ良いよ」という寛容な態度
を、喫煙者に対して、取れないものでしょうか?

 それと・・・

 火曜日の夜8時からやっている「医療関連番組」の中で、何かというと、
"タバコを止めなさい"という紋切り型の医師。あなたこそ「医師を辞めなさい」
と、私は言いたい。それ以外に、"原因"はないのですか?
  
 
  「"俺は、絶対、タバコを止めない"という友人の声が耳に聞こえる」

 
    **まさに"ファシズム"・・・ http://tinyurl.com/ar5ur


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