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日本医療は少し前進するのか? この瞬間にも、「薬の副作用」に苦しんでいる患者がいる。家族がいる。医 師は、薬に関して、安易な処方箋は、書いていないのか?製薬会社の義務は? 【医薬品の"副作用報告の現状"】 現在、"薬事法"では・・・ ─────────────────────────────────── 医薬品製造業者ら → 副作用の疑いがある病気や、障害の発生を知った時 ↓ 厚労省が監督する『医薬品医療機器総合機構』 に、報告することを、義務付けている。 重い副作用が発生し、注意喚起のために、「添付文書が改訂された場合」 ↓ 厚労省が、月1回出す"医薬品・医療機器等安全性情報"に、概要を掲載 ─────────────────────────────────── 1月31日から・・・ 上記の独立法人『医薬品医療機器総合機構』は、製薬会社から、「副作用報 告があった全ての症例」について、ホームページでの情報提供を開始した。 これまで、同機構では、「添付文書にない新たな副作用報告」だけを、ホー ムページ上で、公開していた。 掲載内容は・・・ ─────────────────────────────────── ● 報告年度 ● 性別 ● 年齢 ● 転帰(死亡・回復など) ● 原疾患等(病名、治療方法、持病、喫煙の有無など) ● 被疑薬(副作用の疑われる薬) ● 有害事象(おそらく副作用によって、被った現象・症状) ● 併用被疑薬(併用していた薬で、副作用が疑われるもの) ● 経路(内用薬、外用薬、注射薬、歯科薬に、分けられている) ─────────────────────────────────── ★ 検索条件設定 ─────────────────────────────────── 1.検索したい「医薬品の一般名・販売名」 2.検索したい「医薬品の経路」(上記の4つから選択) 3.検索したい「副作用名」(有害事象名のこと) 4.報告年度から検索(新しいものからと古いものからの2種類) ─────────────────────────────────── * 以上、4つの方法の内、最低1つが分かれば、検索可能。 ─────────────────────────────────── 今回、掲載されている情報は・・・ 2004年4月に報告があった ─────────────────────────────────── 732医薬品 2,477症例 ─────────────────────────────────── この内・・・ ─────────────────────────────────── 死亡例 63件 ─────────────────────────────────── *一番多かったのは、肺がん治療薬・イレッサ(一般名ゲフィチ ニブ)の12件などで、他にも、抗がん剤関係が多かった。 ─────────────────────────────────── 今後、順次、情報を追加していくとのことである。 更に・・・ 『患者向け医薬品ガイド』の掲載も、始めた。 この趣旨は、患者やその家族に、「医療用医薬品の正しい理解」と「重大な 副作用の早期発見」などに役立ててもらうというものだ。そのために、「服 用時の注意事項」なども、分かりやすくまとめられている。 先ず、最初として・・・ 「糖尿病薬」 10薬剤 54品目 を掲載。 随時、「抗リウマチ薬」「ぜんそく治療薬」など、注意喚起が必要な医薬品 について作成し、掲載する予定。 ─────────────────────────────────── 是非、調べてみたい、興味を持ったという貴方へ ─────────────────────────────────── ▽医薬品医療機器情報提供ホームページ http://www.info.pmda.go.jp/ ─────────────────────────────────── *このホームページを公開した当日の午後は、アクセスが殺到したそうだ。 アクセスが1日平均約63万件(2004年度)を大きく上回り、機構側も 予想外だったとのこと。 現在(2/2)は、アクセスが、スムーズになっている。しかし、若干、検索 する時のスピードが、遅いのが、気になる。 【少し"気になる"事項】 製薬会社のホームページのほとんどがそうなのだが、「医師向けの情報」 「医療関係者向けの情報」「患者向けの情報」と、分かれていることだ。 穿った見方をすると・・・ もしかすると、患者にとって「本当に必要な情報」が、隠されているのでは ないかという疑念すら、湧いてくる。おそらく、医療知識のレベルなどによっ て、振り分けていると思うが、提供側(製薬会社など)が、区別すべきではない。 一番、困っているのは・・・ やはり「患者」であり、その「家族」である。一番、情報が必要なのも、助 かりたいのも、この人達なのだ。だから、少なくとも、この人達に、提供側が、 "情報の垣根"を、作ってはいけない。 この人達には、出来るだけ「自由に医療情報を読める環境」に、して欲しい。 それが、「医師向けの情報」「医療関係者向けの情報」だとしてもだ。患者側 で、取捨選択し、分からないところや不明な部分を、専門家に、聞けば良い。 正直に言って・・・ 必死な分だけ、「患者」や「家族」の方が、"情報制限されていない"担当の 医師より、使用されている薬剤の副作用などを含む情報を、より知っているケ ースも、多いのである。 何度も、このメルマガで書いてきたように、治療は、あくまでも、「患者と 医師の共同作業」である。それならば、「情報」も共有して、しかるべきなの ではないか。それでこそ、患者も、"病気と闘う"ことが、出来るのである。 医師の方も、以前よりは、レベルが上がったと思うが、未だに「決まり切っ た薬剤」しか処方出来ない体たらくな不勉強人間も、多い。いつまでも、製薬 会社のMRに頼り切りでは、「薬に無知な医師」を量産してしまいます。 クラブのお姉ちゃんの方向ではなく、真摯な態度で、日々、治療法や薬剤を 勉強し、「患者」の方向を、きちんと見つめるようにして下さい。その方向を 見ずして、"日本医療の発展"は、あり得ません。 ところで・・・ ─────────────────────────────────── 以前、このメルマガで取り上げた以下の状況は、 少しでも、良い方向に、改善されているのか? ─────────────────────────────────── ▽副作用を隠す http://www.unlimit517.co.jp/medi51.htm ▽副作用に無知な医者 http://www.unlimit517.co.jp/medi112.htm ▽副作用とインフォームド・コンセント http://www.unlimit517.co.jp/medi116.htm ─────────────────────────────────── 「"情報開示"は、日本医療を推進するためにも、不可欠な事項である。 情報は、提供する側が、区別すべきものではない。 治療に関しての"情報選択権"は、あくまでも、"患者側"にある」 **何か気になる・・・ http://tinyurl.com/8bxpf
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