進化する振込め詐欺

短期間で進化する"オレオレ詐欺"の現状とその対策

『オレオレ詐欺＝架空請求詐欺（同類です）』

【オレオレ詐欺の現状】

　　毎日の様に「オレオレ詐欺」の被害がマスコミから情報で伝えられますが、今年半年間
　の被害額が去年１年間を抜き、５７億円にも達しました。

　　手口もどんどん進化し、警察官、弁護士、医師役など息子や孫役１人から数名使い、又、
　本人に確認を取れない様に事前、直後の工作で被害が増え続けています。

　　マスコミ、金融機関、警察もPRしていますが効果は上がっていません。振込に来た方の
　様子がおかしく、時間を気にしている人に郵便局員が気付き、話を聴いた上で警察に連絡、
　局員と警察官が「確認出来るまで振り込まないように」と説得したが「時間がない。遅れる
　と大変な目に遭う」などと決めてしまうと止める手立てはありません。

【オレオレ詐欺の手口】

　　手口は、闇金、出会い系サイトと同じで名簿業者から氏名、生年月日、住所、実家住所、
　携帯番号等の名簿を用意し、電話帳も駆使し、顧客情報を集め、対象者の自宅を管轄する
　警察を調べ、実家にその警察の交通係を名乗り、交渉開始。

　　事前にプリペード携帯や銀行口座を闇金への返済が滞っている人に複数の会社や銀行で
　作らせ、印鑑、キャッシュカードを揃えておき、一度、専門業者に買い取らせ、ワンクッ
　ション置いて、第三者にして、再度購入の手口で捜査のかく乱を作業するなどでその手口
　は全国共通です。

　　最近は交渉開始に合わせ、別の担当が携帯会社に連絡し、子供の携帯を停止にしたり、
　子供に適当な理由をつけ、電源を切っておくようになどの工作を行なうなどグループで行
　動しています。

【オレオレ詐欺の対処法】

　　対処法としてはダマされないように・・・、確認を取るように・・・等言われています
　が進化する手口によって、後手に回っているのが現状です。

　　そこで一言"警察は金銭が絡む民事には一切関与しない"。当然、「事故で示談金が・・
　・」など言いませんし、弁護士が介入しても電話などでは交渉しませんし、事故後、即処
　理をすることなどあり得ません。

　　病院なども介在する事は絶対にしませんし、緊急や重大な怪我で手術や治療を後回しにし
　て、「支払いを先」などとは言いません。

　　とにかく『即金、送れ！！』はあり得ないのです。

　　１～２日経って、確認してからでも遅くなく、むしろ、「早いくらいだ」という認識が必
　要です。

　　「オレオレ詐欺の連絡先」は携帯番号が多いですが、最近では固定電話も増えて来ていま
　す。