犯罪意識の低下

ここまで来たか・・・若年層の犯罪意識の低下

【"大麻"は犯罪じゃない！？】

　先週、北海道小樽市の私立高校内で生徒６人が大麻所持及び吸引で逮捕され
たが、その生徒の弁明に唖然とした。

「大麻を持っていただけで、なぜ逮捕されるの？意味わかんなーい！！」
「大麻吸っただけなのに逮捕されると思わなかった。」
「大麻って違法なの？」

　どの言葉にも反省どころか、逮捕する方が悪く自分たちは何も悪くないと言
っている。

　大麻、覚醒剤、シンナー、坑精神薬・・・・もちろん、すべて違法である。

　ましてや、今回発見時、教室の隅にあった、タバコの箱に入っていた。

　タバコも未成年者は、禁止されていて、違法な事は自明の理である。

　北海道内では毎年数件の未成年者の薬物での逮捕があるが、皆このような弁
明にもならない、言い訳をしているのだろうか？

　全国でも薬物汚染が低年齢化しているが、言い訳は同じらしい。

【罪意識なく、ゲーム感覚】

　万引きは、窃盗罪で空き巣などと同じなのに、ゲーム感覚だったり「罪の意
識が無く」同様の言い訳が多いと聞く。

　テレビ、その他のメディア(特にドラマ)では、良くも悪くも学園物などで生
徒が薬物に手を出したり、サスペンス物や刑事ドラマでも薬物に対し特段の注
意も無く、当たり前のように放送している。

　人に流されやすく、家庭や学校での「なあなあ」な環境の中で、事の良し悪
しを教えず、また「個性」と称し、子供に無関心な馬鹿親や教師としてのレベ
ルが全く無いような者に育てられた結果が、上記の薬物事件や傷害などの犯罪
も生んでいる。

【犯罪抑止のために必要なことは？】

　犯罪の発生抑止するには、若年層を取り巻く周辺の環境が悪過ぎる。

　　　　　　　　　　「では何をしたらいいか？」

　いつも、このメルマガで書いている通り、周りの目を気にさせる教育や個人
に『考えさせる事』を習慣づける必要がある。

　更に犯罪や交通法規、道徳心を親も一緒に考え、又、学校でも教育すべき。

　予断だが、北海道で高校生の薬物(大麻、覚醒剤)の発覚、逮捕は大都市で
ある札幌より、苫小牧、余市、小樽と港町が目立つ。

　一部で「ロシア船の入港がある地区に近いから、ロシアルートだろう」と言
う人もいるが、果たしてどうなのか？

　確かにロシアルートも真実味があるが、都会育ちよりそういう物に興味があ
るから・・・というのも考えられる。また、都心で販売するより、地方の方が
売人が捕まりにくいので流しているとも思える。

　薬物については最近全国的にも「X」「エクスタシー」(合成麻薬)、堕胎薬
(国内未承認)など海外からの薬物が、かなりの数が出回っているので、今後は
注意深くその動向を把握すると共に情報収集を心掛けたいと思います。

　　　　「薬物には必ずと言っていいほど、副作用があります」

　　◎薬物は‘一時の快楽、一生の後悔,‘一時の天国、後の地獄,