グレーゾーンの民間交渉人〜貴方に忍び寄る悪の手

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「グレーゾーンの民間交渉人
〜貴方に忍び寄る悪の手」

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水際で「旅客機テロ計画」を阻止した英の底力。
日本ならどうなっていた1



 英のブレア首相は、この時、中米で、休暇中だった。それにも関わらず、水
際で「大規模なテロ計画」を阻止したことは、賞賛に値する。日本だったら?


【"液体爆弾"の怖さとは?】

 ロンドン警視庁は、10日、英国から、米国へ向かう複数(7〜10)の旅客
機を爆破させるテロ計画を、阻止したと、発表した。「空中同時爆破」を狙っ
たとされ、主犯格を含む容疑者21人が、逮捕された。

 標的にされた航空会社は、「ユナイテッド」「アメリカン」「コンチネンタ
ル」の3社。路線は、全て、米行きで、「ニューヨーク」「ワシントン」
「シカゴ」「ボストン」「ロサンゼルス」便など。

 11日に、予行演習した上で、16日に、「テロを決行」する予定だった。

 このテロに使用されようとしたのが・・・

 『液体爆弾』→ これは、如何なるものなのであろうか?

 以前に、『液体爆弾』が使われた航空機爆破テロ事件が、存在する。

 それは、貴方の記憶にもあると思う・・・

 1987(昭和62)年の「大韓航空機爆破事件」である。当時、北朝鮮の工
作員として、犯行を認めたのが、金賢姫(キムヒョンヒ)死刑囚である。彼女は、
恩赦のため、韓国で、まだ、生き延びている。

 この時、使った『液体爆弾』は、プラスチック爆弾を仕込んだラジカセと、
液体爆薬を入れた酒瓶というものだった。それらを、荷物棚に置き、爆発を引
き起こした。

 今回の『液体爆弾』については、"色々な説"が出て来ている・・・
───────────────────────────────────
1.「ニトログリセリン」説
───────────────────────────────────
  携帯音楽プレーヤーなどに隠し入れた起爆装置を、機内のトイレで外し、
  ヘアクリームの容器などに入れて、持ち込んだ「ニトログリセリン」に、
  セットする。
───────────────────────────────────
  *狭心症患者の発作治療薬として、携帯している「ニトログリセリン」
   でもあるので、今後は、「病気治療のために必要」という証明書の提出
   を求められることも、あり得る。
───────────────────────────────────
2.「スポーツ飲料(または他の飲料)に混合」説
───────────────────────────────────
  まだ、開けていない「スポーツ飲料」のボトルに、細工して、下部に、
  爆発物を仕込み、機内で、使い捨てカメラのフラッシュ(電圧が非常に高
  い)で、爆発させようとした。

  ・ピクリン酸

   ピクリン酸は、水やアルコールに溶けやすく、赤みがかった黄色であり、
   ウィスキーと言って、ごまかしやすい利点もある。ウィスキー瓶程度で
   も、機体をバラバラに出来る。

  ・過酸化水素水や化粧品のクレンジング液のアセトンなど、薬局などで、
   簡単に、入手可能なものもある。

   問題は、液体の「混合率」と「起爆方法」にある。

   例えば・・・

   「2液混合爆弾」として、上澄みを、スポーツ飲料など「比重の軽い物」
   として、下部に、「比重の重い」爆薬にすれば、仮に、安全性を確かめ
   るために、「飲め」といわれて場合でも、上澄みだけを飲めるので、
   見破られない。
───────────────────────────────────
●日本の「検査体制」
───────────────────────────────────
 乗客が、機内に持ち込むペットボトル内の危険物を検知する「液体物検査装
 置」が、成田空港などに、配置されている(中部空港など2〜3ヵ所だけ)。

 この装置は、機械の上に、置くだけで、約1〜3秒で、ガソリン、エタノー
 ル、シンナーなど、持ち込みが許されない可燃性の液体と、ジュース、コー
 ラ、日本酒など、問題のない飲料を、判別する。

 ただし・・・

 この装置は、「アセトン」を検知することが、分かっているが、その他の
 危険物については、検知の可能性があるとしか判明していない。理由は、
 民間企業では、実際の『液体爆弾』のサンプルに、触れる事が出来ないため。

 その他にも・・・

 日立製作所では、警察庁科学警察研究所(科研)の指導も受け、コンピュータ
 断層撮影装置(CT)を利用した「爆発物探知装置」や、スーツケースなどを、
 拭き取った微量の試料から、「爆弾原料を探知する装置」を製造している。
───────────────────────────────────

 "爆弾の探知"にとって、重要なことは、「爆弾を構成する物質の組み合わせ」
「構成化の情報」である。だが、これらの事は、捜査当局(官)にとっても、
"超機密事項"なのである。

 "爆弾の探知"の技術開発は、常に、新型爆弾とのいたちごっこ。だが、その
中で、大勢の命を守る阻止能力を、上回らせるためには、今以上に、官民の協
力による開発が、必要になってくる。それも、早急に、である。

 今回・・・

 英は、見事に、食い止めたが、これが、日本だったら…。背筋が寒い。

 しばらくの間は、空港で、面倒くさい検査や手荷物に不自由があるかもしれ
ない。でも、くれぐれも、それらに、文句を言うことが、ないように。便利な
生活に慣れ過ぎると、「安全の大切さ」も、分からなくなってくる。

 そのために、たまには、「不便な生活」も、必要である。


     **こいつら誰?・・・→ http://tinyurl.com/hqj7u

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