いじめられた経験者だから、つらさは良く分かる。ただ、あの"やり方"は…

いじめられた経験者だから、つらさは良く分かる。
ただ、あの"やり方"は…

　実は、小学校３年生の時、わずか６ヶ月しかいなかった転校先の学校で、「
いじめられた」経験を、私は持つ。期間は短かったが、私の心には今でも…。

【"生きている時"に主張しろ！】

　本当に、いじめられている人間が、文部科学省の大臣宛に、「遺書」を送る
だろうか？最近の事例が、報道される度に、そう思っている。自殺未遂経験を
持つ私としては、「余裕があり過ぎる」、何かそう感じてしまうのである。

　＊全てではありませんが…　http://www.unlimit517.co.jp/gnews29.htm

　本当に、追い詰められた人間なら、「遺書」など書く余裕など持たずに、
そのまま死んでしまうだろう。「遺書」を書くということは、どこかに、自分
の気持ちを、文章にしようという余裕が、存在します。

　その余裕が、自分の渾身を込めて書いた「遺書」を無視されることにより、
自分を殺してしまう「自殺」まで至ってしまう。また、いじめる側は、自分の
気持ちなど考えることなく、罰せられることなく、のうのうと生きている。

　どう考えても・・・

　一番悪いのは、「いじめる側」である。「いじめられる側」の態度を責める
のは、まさしく"本末転倒"のことである。子供だから、至らないところは、そ
れこそ、たくさんあるだろう。それが「いじめる理由」には、全くならない。

　けれど・・・

　それだけに、死んでから「遺書」で、「いじめる側」に対して、主張したり、
当てつけをしたりしても、相手にとっては、何の効き目もない。正直、いじめ
ていた虫が、"一匹死んだような感覚"しかないであろう。

　その後も・・・

　「いじめを認めない学校」が、これらの生徒を、処分したという話も聞かな
いし、第一、自分達が、認めていないのだから、処分を出来る訳もない。何故
なら、処分をするということは、認めることだからだ。

　こんな理不尽な状況の中で・・・

　本当に、「いじめられている生徒」が、追い詰められ、前記のような形で、
「遺書」を、文科大臣に託しているのだとしたら、それは充分に分かることだ。
周りに、信用のおける大人がいないのならば、政治家やマスコミを、動かすし
かないと、現代っ子であれば、考えても、不思議はない。

　私も、死んでから、自らの悩みや苦しみを、主張するのではなく、生きてい
る内に、主張すべきだと、考える１人である。ある意味、いじめが原因で死ぬ
ということは、にっくきヤツらのために、死ぬのと同じなのだから。

　そんなヤツらのために、貴方の貴重な命を、差し出す必要など、あるはずは
なかろう。自分を虫けらのように思っている連中だぞ。自分は、しっかりと、
生きて、そいつらを、糾弾してやるのが、一番のリベンジである。

　ただ、おそらく"リベンジ(復讐)"にも値しない連中だろうから、その後は、
そいつらのことなど、すっかり忘れ、貴方の人生を、しっかり見直し、一歩一
歩、自分の夢に向かって、行くのが、肝要である。

　きついことをいうようだが・・・

　本当に「自殺したい」のなら、誰にも知れずに、黙って死んでくれ。もし、
当てつけの「自殺」だったならば、死ぬ前に、その覚悟を持って、主張をした
ため、親を通じて、学校やいじめる相手側に、しっかりと、自分の悩みや苦し
みを、訴えて下さい。

　「沈黙」は、必ずしも、金ではありません。普段は、優しく、繊細な子供だ
からこそ、キッチリと、相手側に、主張をすることが、有効なのです。相手は、
黙っているからこそ、"いじめ甲斐"があると、思っているはずです。

　私は、生きている内に、大臣やマスコミに、「遺書」を出すことを、悪いこ
とだとは思わない。だが、今の「いじめを苦にしての自殺」を、あざ笑うが如
くの便乗犯であれば、それを、絶対に、許しておくわけには、行かない。

　そいつらは、正直に言って、「いじめる側」の人間と同様、卑怯で卑劣で、
人間の風上にも置けない不逞連中である。あなた方が、今の大人に絶望してい
ることは、分かるが、だったら、自分達で、世の中を、変えて行くことだ。

　　＊＊人を弄ぶ(もてあそぶ)・・・→　http://tinyurl.com/yma555