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ゴルフ場での「スキミング」は氷山の一角。
貴方の極近くにある恐怖 内部のゴルフ場支配人が絡んで発覚した「大規模なスキミング犯罪」。貴方 は聞いてはいても「スキミング」という言葉や犯罪の手口を、果たして正しく 理解しているだろうか? 【"スキミング"とは一体なにか?】 簡単に説明すると・・・ カードの「磁気部分」に書き込まれた本人の個人情報を、「スキマー」と呼 ばれる装置で不正に読み取って、盗み、複製を作るカード偽造方法。 元々、英語から来ているが → Skimming(Skim+ming) このSkimの意味は「(本など)を飛ばし読みする、ざっと読む」というとこ ろから、最近は頻繁に使われている。 10年以上前から、クレジットカードやテレホンカード、その他磁気データ のスキミングや偽造が増え、クレジットやNTTなどは、少しずつ対策を講じ て来たが、今回の件で明らかになったように、被害そのものは減っていない。 テレホンカードも、セキュリティなどを考え、「IC化」したが、実際は期 限や使いにくさ、使える電話の少なさなどで公衆電話の利用者が敬遠し、撤退。 従来のカードに戻る事となった。 クレジットについては「被害が明らか(自分の仕業ではない)になった場合」 保険を活用することで解決としているが、被害が減ったとは思えない。 また、事故ということが明らかになっても「カードの発行拒否」や「限度額 の引き下げ」など利用者側には、その後にデメリットが発生するケースも考え られる。 【実際の手口とその対応策】 現在、金融機関でのスキミング被害は、 ● ATM、CD機の前で盗み見る「ショルダーハッキング」 ● ATM、CD機付近での「小型カメラを利用してのハッキング」 (手で持ったり、機器の上部に設置したり) ● 電話で銀行員を装い聞き出す「電話身元確認」 ● ATM、CD機と金融機関の電話回線を盗聴「ラインタッピング」 他にもあるが、大部分がこの4つの手口である。「スキミング」自体はある 意味"ハイテク"かもしれないが、その情報を得るために使用する方法は"ロー テク"と言える。 手口の内「ラインタッピング」以外は、利用者が気をつければ、被害を防ぐ 事が出来る。ただし、巧妙な手口でやっている(周辺に仲間がいる場合も)ので 安易に個人情報を人に漏らさない事である。また、おかしな動きのする人間が いたら、直ぐに係員などを呼ぶべきである(間違っていたら、素直に謝る)。 「ラインタッピング」については、金融機関側は、被害が確認されていないと しているが、「責任回避」の為、認めていないとしているだけだと思われる。 だが、ゴルフ場の事件と同様、もし、内部の人間が絡んでいたとしたら、この 限りではない。 [対策(金融機関側)] ○ キャッシュカードのID化 ○ 生体認証確認システムの導入 ○ 引き出し限度額の引き下げ(利用者の面倒は、犯罪者にも面倒になる) ○ 暗証番号をATMなどで変更出来るようにする(実際にインターネット や携帯バンキングではそれが可能になっている)。 ○ ATMやCDなどにおいて「暗証番号」が本人にしか見えないように"目 隠し"などの方策を講じる。 ID化は、確かに現段階では有効だが、完全に"IDカード"に移行するには、 10年から20年かかると言われている。 既に"IDカード"を導入しているクレジット、プリペードカードで、スキミ ング被害が、既に出始めているので、導入だけを優先させると「対策が後手」 に回ってしまう。 実は、この"IDカード"、ポケットに入るようなハンディな読み取り機など に近づければ、実に簡単に読み取ってしまうのでそういう面から見ても導入に は充分に考慮の余地がある。 "生体認証確認"も有効だが、一つ考えてもらいたいのが、本人確認の面では 良いが、夫の給料が入る通帳の出し入れなど管理は、妻が行うのが、一般的で あり、このシステムだと夫本人以外は出し入れ出来ない。 また、本人が怪我などで長期入院していたり、海外出張などでいなかったり する等の「本人不在ケース」が多く考えられるので、それらが少し問題となっ てくる。 引き出し限度額の引き下げが、この中で一番有効だが、キャッシュカードに 頼り、財布に現金入れない人には不便が出ると思う(自分のお金を好きに出せ ないイライラを持つ人もいるはず・・・)。これも、自分の財産を守るためと 「我慢モード」で! [対策(個人)] ○ カードごとに暗証番号を変える。番号を変える場合「生年月日」「電話番 号」など類推しやすい数字は避ける。なるべく「定期的」に暗証番号を変 えるようにする。 ○ 暗証番号を入力する際、覗かれていないか、周囲を注意する。 ○ 用途に応じた口座の使い分けをする(貯蓄用口座には、カードを作らず、 普段使う口座、旅行用口座などと分けて、カードを作り、普段は1枚だけ 所持する)。 ○ 利用明細を捨てず、きちんとファイルしておく事(明細からの情報でカー ドを偽造するのは不可能ではない。金融機関の保証を受ける為にも、自分 以外の者の引き出し額を把握する為にも必要)。 ○ 異常な引き出しがないかを確かめるため、こまめに「通帳記帳」をする。 ○ キャッシュカードを作らずに、面倒だが「印鑑」と「通帳」でお金を下ろ すようにする。 カードごとの暗証番号は覚えきれないし、間違いが多ければロックされるの で、面倒になる。しかし、ある程度のセキュリティを守るためには、利用者が 「面倒」を享受しなければならない。 「口座を分け、肌身離さず持ち歩くしか方法は無い」 【"恐怖の手口"を一部公開】 昔のキャッシュカードの磁気データには、「個人データ」や「暗証番号」が きっちり書き込まれており、読み取れば簡単に引き出しをされていた(だから、 古いキャッシュカードを使っている人は新しいものに切り替えた方がよい)。 現在は、個人データーの一部を判別できないよう加工、暗証番号の部分を 0000と番号を入れない(しかし、0000とすることにより、番号なしと 同じで、書き込む事も出来る場合がある)。 口座番号、店舗番号、基本的個人情報と暗証番号をカードに書き込めば、比 較的簡単に偽造できてしまう。 金融機関の保証などを付けてもらい、金融機関側だけでなく、個人が扱いや 保管など気をつけ、ATMなど利用の時は、画面にかぶさる様な姿勢やハンカ チなどで隠すなど、自己防衛しないと明日は、我が身である。 「暗証番号が、"最後の砦"であると肝に銘じるべし」
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