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明日が見えない世の中で"出来損ない"
から小児を守るには・・・ 「奈良女児殺害事件」後も、一向に終息しない小児を標的にした残虐な事件。 実は、一昔前なら「出会わなかった同士が会ってしまっている」結果なのか…。 【出会ってしまった…】 札幌でも、北大工学部に通う・浜野という22歳の男が「猥褻誘拐」と「女 性暴行」の容疑で、2月23日に逮捕された。 彼は、インターネットのオンラインゲームで知り合い、チャットで誘い出し た小学六年生(12歳)の女子児童に対し、猥褻目的を持って、車で連れ回し、 その上、自宅にまで連れ込み、口止めを強制するが、結局は「誘拐」「乱暴」 の罪で捕まる。 これはまさしく、一昔前ならば「出会わなかった」典型的な例であると思う。 ネット社会は「世界」「世代」「世の常識」の"3世"を一気に飛び越えてしま ったのである。 その内に取り上げようと思うが、今日も、ニュースにあったネットを隠れ蓑 にした「集団自殺」などもその顕著なケースであると思う。「出会ったしまっ た」から、この人達は事件を起こしたというと言い過ぎだろうか? 持って生まれた素質はこれらの人間も、我々も、そんなに変わらないと思う が、「ネット環境」と「世の中の事情」がそうさせてしまったのか。ただ、こ れは"当事者"が、間違っても言うべき事ではない。 「当事者は、ただ"反省"あるのみ(でも、自殺者は死んじゃったからなぁ(^^;)」 それはそうと、 『皆さんは「ロリコン」と「小児性愛者」の違いが分かりますか?』 【"言葉"は正確に理解を!】 実は、私もこの2つの言葉を"一緒くた"に考えていた部分があった。ただ、 頻発する"いたいけな若年齢層"がターゲットになっている誘拐・殺人事件を前 にして、正しく理解する必要性を感じた。 まず、「ロリコン」から・・・ これは「ロリータ・コンプレックス Lolita Complex」の略。マニアの世界 では、「可愛らしい少女を扱った趣味、作品ジャンル」の事をこう呼ぶらしい。 「ロリータ」という言葉自体は、小説や映画から来ている。 しかし、日本では上記の事件などの犯人などに対しても、マスコミを中心に 「ロリコン趣味」などと報道されている。あくまでも「ロリータ・コンプレッ クス」というのは趣味の領域であって、"実際に手を下すもの"とは一線を画す べきであると思う。 「それでは、小林 や 浜野 を何と呼ぶのか?」 精神病ではないが、精神障害の一つ「性的嗜好障害」の範疇に入る。その中 に、2人の様に現実社会において、誘拐した上で、女児や児童に性的な虐待を 加えたり、悪戯をしたり、性行為を求めたりするような症状を「小児性愛 Pedphilia(ペドフィリア)」そういう特徴的な性癖を持つ者達を「小児性愛者 Pedophile(ペドファイル)」と呼ぶ。 これらは、「ロリコン」の範疇にある傾向や趣味嗜好を逸脱した"性倒錯"の 一種である。そういう意味からも「ロリコン」と「小児性愛者」はきちんと区 別して、覚えておいた方が良いと思う。 だが、「精神障害」の一つだからと言って、これ以上犠牲者が増えて言い訳 ではない。何とかして、こういう"出来損ない"達から、小児たちを守らなけれ ば行けない。しかし、この分野が先進国で一番遅れているのが日本である。 【やっと"法整備"それでも・・・】 これら、小児を国家として守ろうとする法律が制定されたのが、何とついこ の前の事なのである。今から6年前の1999年「児童買春、児童ポルノに係 る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律」が漸く出来た。 この法律は、昨年[2004]より具体的に重く(それでもまだ軽いが…)科せ られた。しかし、欧米各国では、「児童の人権保護」の見地から、"社会に対す る重大な脅威"であるという強い認識が行き渡っている。 だから、次に挙げる5点については特に厳しい目が向けられている(法律だ けでは、守られない事が分かっているからだろう)。 1."小児性愛"を助長するような「児童ポルノ」(ビデオ、DVD、インター ネット、本、CDなど各メディアにおいて)への厳しい対応 2."精神医学等"専門知識が必要な「小児性愛犯罪者矯正プログラム」の研究 ・開発(現在の受刑者に対する矯正プログラムは、十把一絡げで、ほとん どその犯罪に対する効果は期待出来ない) 3.「小児性愛犯罪者の居住情報」の学校・地域などへの開示(現段階では、 "小児性愛者"の性癖を矯正するのは極めて難しい。しかし、強姦や強制猥 褻の再犯率が50%程度と高い事もあり、情報開示の必要性を痛感する) 4.幼稚園、小学校の段階から、どんな状況においても「知らない人にはつい て行かない」というごく常識的な教育(家庭で)を、クドイほど施す。 5.学校の先生も、「学校内」の事ばかりではなく、学校の門や塀の周辺の 「不審人物」にも気を付ける(大変だと思うが、目と鼻の先で危険に遭って いるケースがあまりにも多いため)。地域的な防犯。 欧米に比較して、日本ではこれらの対策が足りないし、政治家も本当の重要 性を理解していない。私は当然、「矯正プログラム」を一刻も早く実行するこ とと同時に、確かに、加害者にも人権はあるが「居住情報の開示」を進めて行 かなければならないと考える。 ただ、「矯正プログラム」が今後充実し、再犯率が減少して来たとするなら、 「加害者に関する情報開示」は考え直さなければならないかもしれない。それ は嬉しい悲鳴でもあるが…。 今、切実に思う事は、 「一人でも、小児性愛者(他の性犯罪者含む)の毒牙から、小児を守る事である」 【我が子を守るために!】 http://tinyurl.com/3w4yb *「加害者の"情報開示"問題」については、改めて取り上げたいと思います。
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