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何故、人は「自殺」という道を
選んでしまうのか? そういう行動をしたということで言えば、私は「自殺未遂者」である。今か ら、11年前"仕事"を理由に、「自殺」という道を選ぼうとしていた・・・。 【現在は、"生きにくい"世の中なのか?】 次の数字が何を意味するものか、分かるだろうか? 『34,427』「7,702」 まぁ、表題に「自殺」と挙げているから、その関連だとは予想出来ると思う。 『』=平成15年(2003)の自殺者数。「」=同じ年の交通事故死者数。自 殺者数が、約4.5倍も上回っている。 交通事故は、あくまでも「事故」。自殺は、英語でSuiside(Sui= 自ら Side=殺す)、つまり、自ら、意図を持って、自らを殺す行為。これ は、他の動物には見られない"人間特有"の行為です。 この数字の内訳は、24,963人が男性、9,464人が女性です。何と、 全体の72.5%が男性で占められている。しかも、25年前から、女性は横 ばいか若干上向きくらいなのに、男性は「2倍」にも跳ね上がっている。 特に、平成10年(1998)からこの傾向が顕著に表われ、前年と比べ、男 性の自殺率が10%ほど上昇している。もう一つ、この年に、言わば"定年世 代"である60歳代の自殺率も急激にアップした。現在では、この世代が最多 で、30%以上もの比率を占めている。 平成10年=1998年というのは、前年末から「三洋証券」「北海道拓殖 銀行」「山一証券」という潰れるはずがないとされていた大企業が、次々と倒 産した翌年である。これらの影響から・・・ 「"失業率"が、一気にアップしてしまった」 "失業"を、自分の責任と感じ、家族(会社の場合もあり)を守らなければなら なかった主に、50代以上の男達は、次々と自分の命を絶ったのである。これ らを見ると「自殺」というのは、社会背景に密接に結び付くと言える。 また、40〜50代のリストラ(本当は、ペイオフ=首切り)のお陰で、必然 的に、30代に仕事の重責が移り、そのストレスのため、2003年は、前年 の17%も自殺者が増えてしまった。 「"不況"の時に、自殺は増えるのである」 ただ、世代間の傾向があり、高年齢層は、上記のように「覚悟の自殺=本当 に死ぬための」がほとんどで、方法も、成功率の高い「首吊り」「飛び降り」 「入水(じゅすい)」などが多い。 一方、若い世代はどちらかというと「アピール自殺=自己の存在を」の傾向 が高く、どちらかというと、死ぬ確率の低い「薬物」「ガス」「リストカット (手首切り)」などを選ぶことが多い。 最近、多いネットを利用して、自殺志望者を集め、"集団自殺"する形を分析 すると、「一人では死ねない(だから、未遂者が多い)」「目的を同じくする集 団に埋没することにより、妙な安心感を得る」「結局は、死んでしまうが、最 近流行の"集団自殺"を選択することにより、アピール度がよりアップする」…。 すなわち、"集団自殺"にも、若い世代の行動様式が色濃く表われているので はないだろうか。いくら「個性の時代」だとか世間では言われていても、集団 に埋没する方が、気が楽だと考える人も多いのである。 【私の思い留まった理由】 見出しで挙げたように、私も11年前、自分の命を絶とうと思っていた。今 考えると、誠に自分勝手な考えなのだが、当時は、「自分さえいなくなれば」 などという事を、正当化していたふしがある。 私の場合、その朝、突然思い立った。それは、2月の厳冬期、そして月曜日 であった。放心状態のまま、駅に向かい、JRの特急に乗った。行き先は、何 故か「初任地」が思い浮かんだ。 見覚えのある土地に着き、そこの出来たばかりのホテルから、両親に遺書を 送った。間違いなく、死ぬ気でいたのだと思う。その覚悟を決めた意味で、手 紙を送った。でも、本当にそうだったのか・・・。 もしかすると、若い世代の傾向と同じで、「アピール自殺=自分に気付いて 欲しい」という気持ちもあったのではないかと、今は思っている。当時は、そ んな事を考える余裕など、少しもなかった。 "集団自殺"などはない時代だったので、最後は一人にならなければ「死ねな い」。だが、私は"自殺"という前では弱い男だったんだろう、「一人になる」 という寂しさにも耐えられなかった。 結局は、北海道内にいる知人や後輩に連絡を取りながら、飲んだり、食った りして、2週間ほどを過ごしていた。彼らは、その時、事情を知らなかった。 後で知らせたら、「何をやっているんだ!」とたしなめられてしまった。 「私の中途半端な自殺騒ぎは、こうして終わった」 何が、"留まった理由"かは未だに分からない。ただ、人との繋がりを切らな かった(切れなかった)のが、大きな理由の一つだと思っている。自分で掴めな い自分の心を「癒されたこと」によって、最悪の状態を回避出来たのである。 だが、今は亡き両親、たった一人の姉には、精神的にも、肉体的にも、大変 な迷惑を掛けてしまった。その後で、「親・姉孝行」をしようと思ったが、そ う思った時には、親はいないのである。今後は、姉に孝行しようと思う。 【自殺のキーワード】 自殺には、次のようなキーワードもある。 ●「4,5月が、ピーク」 就職、進学などして、"新しい環境の生活ペース"に、漸く慣れてきた頃であ る。余計なことを考えずに、懸命にやっていたことが、「本当に自分に合って いるのか」と疑問に感じる時。近くに気楽に話せる友人・同僚などがいれば良 いが、誰もいない環境では、思い詰めてしまうこともあり得る。 ●「月曜日は、土曜日の1.5倍」 ちょっと前に「サザエさん症候群」というのが、話題になったことがあった。 それを裏付けるようなデータである。休みというのが、ストレス発散の日じゃ なく、逆に、ストレスをため込む日となっている。 ●「冬季うつ病」 秋から冬にかけて、太陽光線の照射時間が少なくなると、「うつ病」の症状 を示す病気。春や夏などで、そんな素振りもないのだが、突然、この時期に出 現する。私も、毎年12〜2月に掛けては、この傾向がある(自殺しようと思 ったのも"2月")。 [詳細は]→ http://www.medical-tribune.co.jp/kenkou/199311121.html 世界では、年間約100万が、自分の命を絶っています。貴方がもし、どん な形にしても死んだら、その責任は家族が取らされます。莫大なお金を取られ ることもあるでしょう。 「"私の保険金"で払えばいい」 なんて簡単に言わないで下さい。最低でも、自殺による保険会社の免責期間 (払ってくれない)は、"1年"以上もあるのですよ!その間、相手は、賠償請求 をずっと待ってくれるのですか。そんな甘いところはない!! そして、 一番つらいのは、貴方が「自殺したという風評」により、家族が、自殺後に そこに住むことは、まず無理でしょう。正直、貴方一人が死ぬのは構いません が、その後の"家族の人生を台無し"にすることになるのです。 『貴方の「自殺」という行為は…。生き恥より、遙かに、死に恥の方が醜い』 **残された家族は・・・http://tinyurl.com/3kzoq
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