「仮想現実」が「本当現実」に掏り替わる恐怖の瞬間

「仮想現実」が「本当現実」に掏り替わる恐怖の瞬間

　最近、父の遺品である「カセットテープ」をＭＰ３に落とし、聞いています。

　それをPCのiTunesで整理しています。古いテープの為、全曲は落とせず残念。

　音は人を表す・・・

　金は人を現す。本性が現れてしまうんだね。自分で稼ぐなら、分かるが集り。

　それも、偶々成り得た「公的な地位」を利用。恐らく、個人的な魅力は無し。

　業者はその人物には全く興味無。只、欲しいのは「公的な地位」の後ろの物。

　これまで・・・

　散々こんな事、あったよねぇ～。未だ、やってるんだ。懲りない人たちだね。

　この人達は「公僕」っていう意識は無いんだろうな。あるのは金欲と権力欲。

　私利私欲だよ。結局、お互いの私利私欲が一致してしまい、ズブズブの関係。

　それは・・・

　北海道第二の街Ａ市で起こった。場所は市役所。部署は土木部。きな臭い感。

　収賄側は土木建設課長のＦ容疑者。贈賄側はＴ建設(現在はＴＥ建設)となる。

　Ｆ容疑者が現職に就いたのは２０１１年４月。約２年半で懲戒免職の憂き目。

　この関係が・・・

　明々白々なのは、Ｆ氏が就任する前に、Ｔ建設がＡ市発注の入札工事未受注。

　それなのに、Ｆ氏が就任後には同社が参加した共同企業体(ＪＶ)が６回落札。

　分かり過ぎる構図。今までもこんなケース沢山あったのに、無用心だよなぁ。

　両者とも・・・

　「金」と「公共事業」の欲望が強過ぎて、まるで『白昼夢』を見ていたのか。

　Ｔ建設のＫ容疑者は、分かっているだけで、Ｆ容疑者が管理する銀行口座に、
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　＊処が後の調べで、この口座「Ｋの親族名義」である事が判明。姑息な手段。
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　１００万円を振り込んでいる。その他にもＦの任期中に数回５０万円を振込。

　詰まり・・・

　Ｆ容疑者は少なくとも「数百万円」は受け取った。それ以外にも、繁華街で、

　複数回に渡り、建設業者(Ｔ建設だけじゃないかも)と飲食する姿が目撃され、
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　＊後の調べで、Ｔ建設をＪＶに参加させる為の「仕切り役業者」がいる事も
　　判明している(Ｆ容疑者の命令だろうが)。これらの業者も取り調べの対象。
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　この事から、道警はＦ容疑者が受注業者から飲食接待などの可能性も高いと。

　私が思うに・・・

　こんな"ほいと"の様な男だから、受注業者だけじゃなく、只飲み、只酒もと。
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　＊"ほいと"とは北海道の方言で「乞食」「盗人」の事を指す言葉である。
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　もしかして、怒っている業者も多いかも。その業者が差したのかもしれない。

　このＦ容疑者、実は、私と同い歳の５１歳。妻や子供もいるんだろう？馬鹿。

　これで今まで・・・

　曲がりなりにも勤め上げてきた仕事も、それから、退職金もパーじゃないか。

　賄賂くらいじゃ、埋め合わせ出来ないだろう。結局、損しちゃったじゃない。

　その上、妻からも三行半必至。「何百万」で、人生棒に振っちゃったよねぇ。

　こういう人達は・・・

　後先を考える想像力が、著しく乏しいんだろうな。殆ど「無」に等しいかも。

　だから、刹那に、「金」「公共事業」にしがみ付いてしまう。欲望調節不可。

　この人達に、「少欲知足(少ない欲で足る事を知る)」何て言ったって、無駄。

　本当は・・・

　こんな有り触れた事件、取り上げる積りは無かった。でも、未だにやってる。

　そう思うと、何だか情けなくてね。時代錯誤も甚だしいよ全く。そう言えば、

　少し前に、「５万円分のお仕立券」で首になった役人いたよ。買えよ自分で。

　どうせやるんなら・・・

　退職金を大幅に上回らないと、損しちゃうし、後先を考えると、意味無いよ。

　意味無いどころか、「人生捨てちゃうよ何十年も」。そう考えたら、普通は、

　止めるよね。コストパフォーマンスが低過ぎるんじゃない。それ位計算せい。

　この建設会社のＫ容疑者・・・

　４１歳で社長。同族会社か何かだろうね。２代目とかで、焦っていたんじゃ。

　そこをＦ容疑者に巧い具合に付け込まれたという処かな。お互いにズブズブ

　何だから、Ｆ容疑者が懲戒免職になったら、雇ってやれば、Ｋ容疑者さんよ。

　でも・・・

　もう使い道ないか。Ｆ容疑者よぉ、Ｋ容疑者がお前さんに寄ったのは肩書き。

　お前さんは本当はどうでも良い。「公共事業」さえ、受注出来れば誰でもね。

　この世の中、「肩書き」を「自分の実力」と考え違いする輩が多いんだよね。

　実社会よりも・・・

　ネット社会はもっと多い。ＳＮＳ等で一寸持ち上げられると、自己を忘却す。

　何か自分が凄い人間になった様に錯覚する。それが横柄なメールやブログに。

　ネット歴約２０年にもなると、そういう輩を腐るほど、ネットの向うに見た。

　万が一・・・

　指摘なんかしようものなら、取り巻きを誘って、「虐め」という手段に出る。

　しつこいメールを大人数で大量に、コメント欄には、悪口の山を築き、攻撃。

　ネットの「虐め」も陰湿だよ。こんな行為だけでも、勘違い野郎だと実感す。

　それにネットでも・・・

　前出の想像力の無い行為が存在する。つい、最近の事だ。『バイト・テロ』。

　要するに、コンビニやファーストフードなどの飲食店で食べ物を粗末に扱う。

　そんな行為を動画に収め、ネットにアップする。どう考えても、問題になる。

　下手をすると・・・

　大々的に迷惑を掛けた店側に「多額の賠償」を請求される可能性は充分アリ。

　その後の就職だって、困難になるかもよ。まさしく、「人生を棒に振る」事。

　こんな犯罪行為でも『有名になれば良い』って。そんな輩も増えているよう。

　何れにしても・・・

　まともな人間の集団ではないことは確か。だが、賛同する人間の割合も増加。

　嫌な時代だなぁ～って、心の底から思う今日この頃。欲が肥大し続ける限り、

　こういう輩が絶える事無しか。『白昼夢』＝バーチャル・リアリティかもよ。

　それが・・・

　逮捕されて「リアル・リアリティ」に戻される。その時点で悔やんでも遅い。