グレーゾーンの民間交渉人〜貴方に忍び寄る悪の手

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「グレーゾーンの民間交渉人
〜貴方に忍び寄る悪の手」

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本当に「無罪」であると思っているのか。
宮崎勤・死刑判決への反応2



 問題とされた「ビデオコレクション」は、同い年の私と大差のないことを、
先週、申し上げました。私が注目したのは、逮捕後の態度です。裁判でも…。

   先週のコラム → http://www.unlimit517.co.jp/gnews77.htm


【3分裂した"精神鑑定"】

 ■1989(平成元)年7月23日■

 小学校1年生の女の子(当時6歳)に、「写真を撮らせてくれない?」と近づ
 き、その場で数枚を撮影した後、自分の車に乗せ、八王子の山林に連れ込み、
 全裸の写真を撮ろうとしていたところを、尾行してきた女の子の父親に見つ
 かり、通報で駆けつけた八王子署員に、"強制わいせつ罪"で逮捕される。

 宮崎勤は、逮捕後、簡易鑑定を含めると、3度の"精神鑑定"を受けている。
───────────────────────────────────
 第1回目は・・・1989(平成元)年8月24日
───────────────────────────────────
 鑑定留置(被告人をどの場所で検診するかを決定する手続)が必要か否かの
「簡易精神鑑定」。担当は、東京地検・嘱託医の徳井達司。彼は、1980年
 に起きた"予備校生金属バット殺人事件"の被告人・一柳展也の精神鑑定にも
 携わった。

 [診断の結果]

 精神分裂病(現・統合失調症)の可能性は、全く否定出来ないが、現在の段階
 では「人格障害」の範囲と思われる。
───────────────────────────────────
 第2回目は・・・1990(平成2)年12月20日〜
         1992(平成4)年 4月 2日(468日間)
───────────────────────────────────
 保崎秀夫(慶大医学部教授)、浅井昌弘(慶大医学部助教授)、仲村禎夫(慶大
 医学部講師)、馬場禮子(東京都立大人文学部助教授)、皆川邦直(東京都精神
 医学総合研究所副参事)、作田勉(慶大医学部助手)→現在、TVでも良く見
 る。しかし、この男の犯罪に関する"プロファイリング"は、ほとんど当てに
 ならない。以上の6名

 [診断の結果]

 現在の精神状態は、「拘禁(継続的に拘束されること)の影響」が強く現れて
 おり、無表情、無愛想で、簡単なことも分からず、退行したように見える面
 と、事態をかなり把握しているように見える面とが、混在している。

 現時点では、精神分裂病(現・統合失調症)は、否定されよう。従って、被告
 人の現在の精神状態は、物事の善し悪しを判断し、その判断に従って、行動
 する能力に多少の問題があるとしても、著しく障害されている程度には、至
 っていない。
───────────────────────────────────
 第3回目は・・・1993(平成5)年 1月22日〜
         1994(平成6)年12月 1日(678日)
───────────────────────────────────
 内沼幸雄(帝京大文学部教授)、関根義夫(東大医学部助教授)、中安信夫(東
 大医学部助教授)。以上の3名。

 [診断の結果]

 ●内沼幸雄・関根義夫の意見

 犯行時、手の奇形をめぐる人格発達の重篤な障害の下に、敏感関係妄想に続
 く人格反応性の妄想発展を背景にし、祖父の死亡をきっかけに、離人症及び
 ヒステリー性解離症状(多重人格)を主体とする反応性精神病を、呈していた
 と解される。

 ヒステリー性の解離状態(一時的に意識の統合が失われる)は、責任能力の減
 免を認める事由には、一切ならないというのが、鑑定人の見解である。

 ●中安信夫の意見

 現在の精神状態は、(1)犯行時からの精神分裂病、(2)収集癖、(3)犯行時
 に生じた拘禁反応の三者によって、構成されたものである。

 犯行時において、是非善悪をする能力は、ほとんど保たれていたが、行為に
 対する制御能力に欠けるところがあった。司法精神的に言えば、これは「心
 神耗弱」に相当するものであるが、免責される部分は少ないと考えられる。
───────────────────────────────────


【結果は全て"責任能力アリ"】

 のべ1147日、3年以上にも渡る、

 上記、精神鑑定は、「人格障害」「多重人格」「精神分裂病」と3分裂した
が、"責任能力"に関しては、全て"アリ"としている。

 "責任能力"について・・・
───────────────────────────────────
 「心神喪失」とは、精神障害のために、自分の行為の善悪が判断出来ないか、
          自分の行動をコントロール出来ない状態。

 「心神耗弱」とは、このような判断やコントロールが、出来ない訳じゃない
          が、著しく低下している状態。

 「刑法39条」では、次のようになっている。

  1.「心神喪失者」の行為は、これを罰せず(無罪)

  2.「心神耗弱者」の行為は、その刑を軽減す(減刑)

 だが・・・

 精神鑑定人は、上記のように、診断を行い、精神状態の判断を行うが、その
 結論を採用するかどうかは、裁判官の心証(心に受ける印象)次第であり、心
 神喪失や心神耗弱の判断も、最終的には、「裁判官が行う」。         
───────────────────────────────────

 今回の最高裁の判決でも・・・
───────────────────────────────────
 犯行を重ねるほどに、計画性を強めており、殺人の主な動機は、女性性器を
 思うままに見たり、触りたいという性的欲求や、死体などを撮影して、自分
 だけの珍しいビデオテープを持ちたいという収集欲に基づく、誠に、自己中
 心的、非道なもので、酌量の余地はない。

 つまり・・・
 
 裁判長は、「心神喪失」と「心神耗弱」のどちらも、"自分の心証"において、
       認めなかった、ということである。
───────────────────────────────────

 この判決に対して、宮崎勤被告の主任国選弁護士である鈴木淳二氏は、次の
ように、憤りながら、コメントしている。
───────────────────────────────────
 被告が、事件当時から、現在まで持続する慢性的精神疾患にかかっている事
 実は、証拠に照らして、明らかだった。

 判決は、この事実に目をつぶり、極めて、形式的に、上告棄却の結論を下し
 たもので、到底容認出来ない。今後は、再審請求を視野に入れて、活動して
 行く。
───────────────────────────────────

 マスコミにも、宮崎被告の攻撃性が、何故生まれたかを解明せず、"わいせ
つ目的"のみに焦点を当て、断罪した最高裁の判決に、疑問の声がたくさん上
がっている。

 私も、こういう犯罪者の人間像のより深い解明が、昨今、頻発する異様な殺
人事件などの対策に繋がるということは、否定しません。しかし、今の体制で、
そこまで、「犯罪者の心を読み解くこと」が出来るとは、思えません。

 それは・・・

 裁判所と、精神鑑定人側が、それぞれ"ぶつ切り状態"で、連動していないか
らです。このままでは、マスコミや弁護士側が、要求するような裁判は、難し
いでしょう。

 もし、そこまで望むのならば・・・

 裁判所と、精神鑑定人側を結ぶ「第3の施設」が、必要になってくると思わ
れます。例えば、FBIのように、犯罪者に対して、"実践的なプロファイリ
ング"が出来る機関の設置です。

 上にも少し書きましたが、現状は、マスコミによく登場するような精神科医
(とくに大学教授)の犯罪に対するコメント(敢えて、プロファイリングとは呼
びたくない)は、まったく、目の前で行われていることとは、解離している印
象があります。簡単に言えば、「かけ離れている」ということです。


【本当に"無罪"だと…】

 "死刑判決"が出た1月17日午後、東京拘置所に、宮崎勤被告を訪ねている
人物がいる。

 その人は・・・

 臨床心理士の長谷川博一(東海女子大教授)氏である。長谷川氏は、大阪教育
大附属池田小事件の宅間守・元死刑囚と面会を重ね、謝罪の言葉を引き出した
ことで、知られている。

 約15分間の面会で、彼は次のような会話を、宮崎被告と交わしている。
───────────────────────────────────
 長谷川「死刑だった」

 宮崎 「何かの間違いだ。残忍だと思われたんじゃないか」

 長谷川「事件は、優しいことなの?」
 (前日の面会で"優しい人だということを世の中に伝えて"と依頼される)

 宮崎 「解剖はいいこと。大学(短大)の時、啓示が出た」

 長谷川「今後、どうするの?」

 宮崎 「何もしない」

 長谷川「死刑になるよ」

 宮崎 「その内、無罪になるよ」
───────────────────────────────────
 
 彼は、書簡をやり取りしていた他の人間に、へんなプライドを覗かせた発言
もしている。奈良市で起こった小一女児殺人事件のことを、「次元が違う」と、
自分の事件より、"格下"であると評したりもしている。

 また、2回目の精神鑑定後には、犯行直前になると「"ネズミ人間"が現れ、
怖くて、何も分からなくなり、気が付いたら、マネキンのようなもの(遺体の
こと)が、落ちていた。落ちるものなら、何でもいいから、おじいさんの捧げ
物に用いた」などと、発言していた。

 これは・・・

 広島市の女児殺害犯であるペルー人が、逮捕直後に発言していた「悪魔」に
近いものがある。どうも、上のプライド的発言といい、"ネズミ人間"といい、
私には、人を小馬鹿にして、遊んでいる風にしか、感じられない。

 確かに、「心の闇」の追求や、性犯罪者に対する更生プログラムなどは、や
らなければならない。しかし、一方で、しっかりとこういう人間を見極めない
と、子供達の遊ぶ場所が、どんどん減らされて行く。

 実際・・・

 最初の事件が起きた埼玉県入間市の現場近くでは、18年近く経った現在も、
「4時までには帰ります」「2人以上で帰ります」などの看板が、小学校の至
る所で、目立っている。公園で1人で遊ぶ子供の姿も、ほとんどないとの事だ。

 いくら、子供に「自衛力」をつけると行っても、やはり限界がある。根本的
なところで、『性犯罪』を取り締まらなければ、子供達の未来は暗い。

 アメリカや韓国みたいに、「性犯罪者」を徹底的にマークするのか?私の知
り合いの警官から聞いた話だと、ここ札幌市内にも、刑法39条によって、
"無罪"とされた「性犯罪者」が、うようよしているとの事である。

 確かに、上記2国のネットで確認出来る「性犯罪者」情報では、至る所に、
黒いドット(点)、つまり、犯人の住んでいるところが記されていた。

 私は、様々な点から、裁判所と精神鑑定人側を結ぶ「第3の施設」の設置を、
早急に、懇願したい。

 最後に、弁護士に一言。名を売るために、弁護を引き受けるのは、止めてく
れ。そして、裁判において、最優先に考えることは、「真相を究明する」とい
う姿勢であって欲しい。アメリカの悪しき点は、追う必要なし。


   「麻原彰晃こと松本智津夫は、どうみても、"演技"だろう」


    **今も続いている・・・→ http://tinyurl.com/qg8om

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