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〜"クローン"ワールドが これから人間社会に与える影響 貴方は、可愛がっていた猫を蘇らせてくれるとしたら「500万円」支払う だろうか?現実にアメリカでそれを実現させた会社があった・・・。 【何と"くせ"まで同じ】 これを実現させたのは、米サンフランシスコにある「ジェネティック・セー ビング・アンド・クローン(種の保存とそっくりなもの?)」というベンチャー 企業だ。 この会社は「クローン技術で生み出した"ペットの商品化"」を推進している。 昨年12月に同社は、世界で初めて、ペット用のクローン猫を1匹販売した。 "クローニング料(クリーニングではない)"というらしい 「価格は5万ドル(日本円にしてな〜んと約520万円!!)」 元になったDNAは、テキサス州在住で40代女性の愛猫ニッキー(享年17 歳。2003年死亡)のものである。 このDNAを受け継いだクローン猫「リトル・ニッキー」は生後9週間でそ の女性の元に届けられた。 驚きはさすがは「クローン猫」である。DNAを採取した元の猫と口中のほ くろの位置も同じ。飼い主の女性ですら、元の猫と見た目では判別出来ないと の事だ。 しかも、元の猫が有していた「お風呂に張った水で遊ぶ」"くせ"までも受け 継いでいたのであった。当然、女性は死んだと思っていた愛猫が生き返ったか の如く喜んだが、事は単純ではなかった。 今回のクローン作成とその販売によって、急速に発展する「クローニング技 術」に関する激しい議論が、倫理・科学の両面で再燃してしまったのだ。 【"クローン"における賛否両論】 実際に商業目的としては、既に優良牛のクローンが1頭およそ2万ドルで作 成されている。また、研究目的としては、マウス、ウサギ、山羊、豚、馬、羊 (ちょっと前、ドリー君が話題に)、更にインドネシアに棲息する絶滅寸前の野 牛「バンテン」(今回の地震の影響は?)などでクローニングが成功している。 分かりやすく理解するために、 ここで"クローン"における賛否両論(倫理+科学)を箇条書きしたいと思う。 [クローン賛成] 1.上記のような絶滅寸前の動物をクローニングにより蘇らせる事が出来る (既に絶滅してしまった種も復活させられる可能性あり)。 2.愛犬、愛猫など本当に家族同然だったペットを蘇らせる事が出来る。 3.治療目的のために「ヒトの胚」をクローニングする事は、現在は難病であ るアルツハイマー症やパーキンソン症といった脳疾患治療や様々な種類の ガン治療など高度医療技術を更に高める事が出来る。 4.「不妊治療」などをしなくても、自分の子供を得られるようになる。 5.今以上に、食としての「家畜の質」を高めたり、「家畜の数」を調整した り出来るようになる。 ・・・etc。 [クローン反対] 1.「生命の尊厳」が失われる。 2.「生命に対する畏敬の念」が失われる。 3.「特殊な才能や能力」を持ったものがたくさん作られる危険性("生殖目的" とした場合)。 → "生殖目的"における反発が一番強い 4.裏組織の「資金源」になる可能性が高い。 5.クローン生物は、オリジナルより寿命が短い。 ・・・etc。 簡単に論じてはいけないと思うが、 「賛成意見=科学的」「反対意見=倫理的」という図式になりはしないか。 【うまく技術を活用するには?】 何れにしても「人類の幸福」を考えると、この技術をうまく活用して行くの がベターと思われる。当然、全部を自由にやらせるわけにはいかないし、法律 的なきちんとした縛りや法を犯したものに対する厳罰は必要不可欠である。 その上で、早急に手を付けなければならないのは、たくさんの人々を苦しめ ている難病などの「治療目的」にクローニングを技術を大いに生かす方向で考 える事だ。 世界各国で、クローニング技術によって得られた「ヒトの胚」を有効活用す ることで、現在の「医療技術や治療方法」が格段に前進する事が目に見えてい るからである。 本当に困っている人々を絶望の淵から引き上げる事は、「科学的」にも「倫 理的」にも妥当で必要な事だし、クローニング技術を不正に使っているとは言 えないのではなかろうか。 「その危機(病気)をクローニング技術によって、克服する日を待っている」 今回、取り上げた「クローンペット」に関しては、まだ早急過ぎるし、まだ まだ生命力などを含めて、問題は山積していると思う。
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