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「家計の圧迫」は大変な問題。 〜でも、安易にお金と引き替えに "ジェネリック"を選択しても良いのか? 先週は、私と一緒に飲んだT氏。朝の5時まで「波多陽区」のカラオケを次 々歌いまくり、店の人に、カラオケでは、初めて聞いたと言われていた…(^^) 【"抗がん剤"のある選択】 私は「胃がん・大腸がんの2つのガン」があり、2年前に手術しました。 16年も、病院がフィールドの営業をしてきて、そのような患者さんを遠巻 きに見て来ました。 そして、そのような患者さんのおかげで、売上を伸ばして、営業成績を上げ ていたんだと思います。 「それがいざ自分がその当事者になってみると・・・」 2ヶ月に1度、外来診療で診てもらいまして、薬を処方してもらいます。 56日分もらうのですが、「えれー高い」んです。 大昔からある「抗がん剤ユーエフティー」ですが・・・。 薬価が、昔に比べたら下がったとはいえ、家計を圧迫します。 次回の外来診療の時に思い切って、言ってみようと思います。 「ジェネリックに変えて、処方してー」って。 でも、 「ウチは大学ですからゾロ(ジェネリック)は出せません・・残念ーーーっん」 て言うのかな。 *"抗がん剤ユーエフティー"とは… http://tinyurl.com/3lp7t 【拓コメント】 T氏のセルフレポートの「家計を圧迫します」という言葉に、患者当人の本 音と苦しみが入り交じっているように感じる。確かに、そう切実に感じている のだと思う。 ただ、このメルマガで「ジェネリック(ゾロ品)」をさんざん罵倒して来た私 からするとちょっと助言したい事がある。 例を挙げると、知り合いの医者などに聞いた話だと、自分自身が病気に罹っ た場合、ほぼ100%近くは「ジェネリック」を処方してもらわないとの事だ。 それは、現役医療関係者であるT氏も、おそらく分かっている通り「安全性」 に一番の問題があるからだ。 「ジェネリック」は、一見、正規品をうまくコピーしているように見えるが、 コストの面だとか施設、衛生面の絡みで完全にコピーは出来ていない(化学的 に言うと、微妙に亀の甲が異なったりしている)。 ヨーロッパなどの「ジェネリック」は、ほとんど正規品の子会社が作ってい るため(日本でも最近は、増えて来ている)、上記の部分はあまり問題はないの だが、日本のように独立した「ジェネリック医薬品会社」だと上記の問題が出 て来てしまう。 一番の問題が「ジェネリック医薬品会社」には、長期に連用した時のデータ がないという事だ(身の程を分かっているから、出すのが恐いと思われる)。 だから、短期的に使用する分にはさして問題は露出しないと考えるが、長期 に連用した場合(特に、今回の抗がん剤など)は、問題が出て来るか出て来ない かは、ジェネリックメーカーも、きちんと把握していないし、患者も実際は飲 み続けなければ「どんな風になるのか?」分からないんだ。 ある意味「生きるモルモット状態」だ。 ちょっと金額的には高いかもしれないが「安全のための保険」と考えたら、 どうだろうか?確かに、「ジェネリック」は、目先から言うとかなりの薬剤費 が抑えられるだろう。 しかし、それを服用していて、身体の調子が良い時は「薬剤を変えない」と いうのが鉄則だ。 したがって、 「おとうちゃんは、多少お金が掛かっても"安全"に生きるべきだ!」 [追伸] 最近、フジテレビで放映していた「年金や医療に関する番組」で、医師免許 を持ち、医療ジャーナリストをやっている女性が、薬剤のコストを下げるため だけに「ジェネリックにしよう!」と声高に叫んでいた。 それに習って、事情をよく知らない芸能人達が全員で「唱和」を何回か繰り 返していた。視聴者は、おそらく「お金も安くなる」し、これがすごく良いこ とだろうと誤解してしまう。 「こんな事を、許して良いのだろうか・・・」
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